五輪期間中は観戦やボランティアを――。首都大学東京(八王子市)は30日、2020年の東京五輪(7月24日~8月9日)の間は原則、授業や試験をしないと発表した。通常は期末試験中だが、学生を五輪に参加しやすくするのが狙いだ。 同大によると、通常は年度当初に行うガイダンスを3月末に始めることで、授業の開始を数日早めるほか、祝日にも授業をすることで、期末試験を大会までに終わらせる。学生には会場での観戦やボランティアへの参加を勧める。パラリンピック(8月25日~9月6日)は夏休みにあたるという。 同大は都が設立した公立大学法人が設置しており、今年3月に定めた中期計画で東京五輪・パラリンピックの成功に貢献することが求められている。(川見能人)