孫を抱くコンドルを中心に(右上から時計回りに)岩崎久弥茅町本邸▽岩崎家玉川廟▽綱町三井倶楽部▽三菱一号館美術館▽島津忠重邸(清泉女子大本館)▽旧古河邸(大谷美術館)▽諸戸清六邸(六華苑)▽岩崎弥之助高輪別邸(開東閣)▽東京復活大聖堂(ニコライ堂) 日本近代建築の父とも呼ばれるジョサイア・コンドル(1852~1920)の現存する9建築の関係者が初めて一堂に会して17日、清泉女子大(東京都品川区)でコンドル・サミットが開かれた。 サミットはコンドル建築を本館として使う清泉女子大が、創立70周年とコンドル没後100年となる昨年に企画したが、新型コロナウイルス禍で1年延期。今回も直前に都内に緊急事態宣言が出たため観客なし、一部リモートなどの対策をとって実施した。 コンドルは1877年に英国から明治のお雇い外国人として来日し、鹿鳴館など生涯100件ほどの建築を作り、工部大学校(現・東大工学部)教授と