戦後70年で、戦争体験があらためて様々に語られています。 特に現在は年齢的に、実際に戦地に行った人が90代になりつつあることもあり、当時少年だった世代の「疎開」「空襲」「飢え」体験が多く語られます。しかしその時「疎開した」側と共に「疎開を受け入れた側」の体験もあるはず。そちら、地方・田舎側の戦争体験はまた違うのではないか?という問題提起が面白く、まとめさせてもらいました。
ここから本文です。 (6~7月) 「岡山空襲と国富家文書 ~戦災をくぐり抜けた城下町の記録~」 開催概要 期間 平成27年6月9日(火)~7月3日(金) 場所 岡山市立中央図書館2階 視聴覚ホール前 展示コーナー 開催趣旨 岡山城下町の惣年寄(そうどしより)を勤めた豪商、国富家の文書(岡山市立中央図書館蔵「国富文庫」474点)は、藩政期の岡山城下町の市政や民情を知るのに欠かせない資料です。 本展では、国富文庫の中で、京橋架け替えにかかわる一群の文書等、そのエッセンスを展示公開するとともに、それが昭和20年6月29日の岡山空襲を奇跡的にくぐり抜け、戦時下の警戒の中で最初の整理が行われ、岡山市民の貴重な財産となったいきさつを紹介します。 藩政期の市政の記録、国富文庫 塩涌屋(しわくや)国富家は、岡山城下町で生魚商および金融業で栄え、江戸時代後期には巨額の資金で藩財政を支えるなど、岡山藩で群を抜
戦時中、災禍に遭った県内の図書館の様子を学ぶ講演会「戦時下における宮城県内図書館蔵書の疎開」が6日、仙台市青葉区のエル・パーク仙台であった。 元県図書館資料奉仕部長の早坂信子さん(69)が講師を務めた。当時の県図書館は現在の県庁近くにあり、1945年7月10日の仙台空襲で被災した。早坂さんは約13万冊の蔵書が焼失する一方、約8500冊を疎開させたと解説。疎開の際はガソリンや男手が足りず、女性が中心となり馬車などで移動したという。 早坂さんは「全ての蔵書を避難させることは不可能だった。現存する1冊1冊には、誰かに守られた歴史と意味がある」と語った。 約70人が参加。企画した「仙台にもっと図書館をつくる会」の川端英子代表(79)は「先人が守ってきた意味を理解し、図書館の環境がよりよくなるよう尽力していきたい」と話した。
【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領の退任後に開設される大統領図書館が、中西部イリノイ州シカゴに建設されることに決まった。資金集めや建設を担う「バラク・オバマ財団」が発表した。出生地であるハワイ、大学時代を過ごしたニューヨークも手を挙げたが、政治活動の上でゆかりの深いシカゴ南部をオバマ氏が選んだ。 大統領図書館「オバマ大統領センター」は、シカゴ南部のシカゴ大学に隣接する公園に建設され、20年にも開館する予定だ。 シカゴ南部は青年時代のオバマ氏が貧困地区での社会活動に取り組んだ政治活動の原点といえる土地で、05年1月にイリノイ州選出の上院議員に就任するまでは、シカゴ大ロースクール(法科大学院)で教鞭をとっていた。ミシェル夫人の出身地でもある。 オバマ氏は今月12日、財団がウェブサイトで発表したビデオ映像に出演し、「シカゴは、私が若い頃の理想を地域での公共サービスに応用することができた土地だ
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ハンセン病関連の資料や文献を収集し続けた元患者で、昨年10月に小細胞肺がんのため85歳で亡くなった山下道輔さん。その在りし日の姿を、友人で写真家の黒崎彰さんが捉えた写真展「道輔さん 多磨全生園・元ハンセン病図書館員山下道輔氏の記録2002~2014」が、東村山市青葉町の国立ハンセン病資料館で開かれている。 山下さんは、多磨全生園内にあったハンセン病図書館が08年に廃止されるまで、約40年にわたって資料の収集活動を続けてきた。集められた本の多くは現在、同資料館に引き継がれ、活用されている。 写真展に展示されているのは、黒崎さんが山下さんの日常を活写した35点。資料の山に向かったり、不自由な手で文字を書いたりする姿。そして、ゆったりと風呂に入ったり、笑顔で酒を酌み交わしたり、くつろいだ姿。亡くなるまでの12年間、一緒に旅行に出かけるなど親交を深めてきた黒崎さんならではの作品は、山下さんの素顔を
昨年11月の交通事故で、81歳で急逝した前兵庫県知事の貝原俊民さんが、県政時代を振り返った報告書を県議会図書室(神戸市中央区下山手通5)に残していたことが28日、分かった。政策理念以外に協議の裏側を伝えるため、閲覧を広く認めず、県職員や議員らに限定。賛同した当時の県幹部らも執筆に加わり、4期15年にわたる貝原県政を網羅する記録となっている。(有島弘記) 2008年3月に完成した「ひょうご県政の知恵」。記憶が薄まる前に書き残しておこうと、01年の引退から6年ほどたったころ、当時の副知事や教育長ら11人に福祉や環境など得意分野の執筆を呼び掛けた。 構成は計12編で、このうち貝原さんは「第11編 地方分権推進」を担当。序論と四つの章の構成でA4判157ページ。知事に就いた1986年を、経済成長による「モノの豊かさ」から「こころの豊かさ」を求める時代に入ったとし、県政基調を「こころ豊かな兵庫」と定
2015年3月9日、東京女子大学が「丸山眞男文庫バーチャル書庫」を公開しました。政治学者・丸山眞男が生前、自宅に所蔵していた約18,000冊の蔵書について、書棚に並べられていた時の状況をウェブ上に再現したものとのことです。この蔵書は、1998年に同大学に寄贈され、2005年から同大学図書館において丸山文庫として公開されています。 東京女子大学、丸山眞男文庫バーチャル書庫 http://maruyamabunko.twcu.ac.jp/shoko/index.html 丸山眞男文庫バーチャル書庫を公開(東京女子大学, 2015/3/9)(PDF) http://office.twcu.ac.jp/facilities/maruyama/pr_maruyamavircual.pdf
書籍や映像、音楽から東日本大震災の被災地のデータまでデジタル化して保存・活用する「デジタルアーカイブ」を国レベルで構築するよう求める声が広がっている。海外の巨大なアーカイブに対抗して日本の情報発信を強化することなどを狙い、超党派の国会議員による法整備の動きも始まった。 インターネット上に世界中の書籍を網羅した図書館を構築しようとするグーグル。欧州連合(EU)加盟国の研究機関などが参加して3千万点を超えるデータを有する「ヨーロピアナ」。世界中で巨大なデジタルアーカイブが構築中だ。 日本も、国立国会図書館が所蔵資料をデジタル化し、官民のアーカイブとの連携を進めてはいる。ただ、国会図書館がデジタル化して利用できる資料は、1月時点で246万点あまり。そのうちインターネットで公開しているのは48万点しかない。遅れの原因としては、①資料の保存・管理の専門家(アーキビスト)や、デジタル化事業予算が不足し
関東などの大学の若手研究者8人が「『満州の記憶』研究会」を立ち上げ、旧満州(中国東北部)に日本軍や満州移民などとして関わった人々の体験を聞き、記憶や史料を整理する活動をしている。旧満州の歴史が、現在の日本社会や日中関係を考える上で重要だと認識。戦後70年となり、記憶や史料が散逸しないよう残したいとする。今後、満州移民の歴史伝承に取り組む長野県飯田下伊那地方の団体とも交流したい考えだ。 研究会は2013年7月に発足。一橋大(東京都)大学院博士課程の菅野智博さん(27)と学習院大(同)国際研究教育機構研究員の湯川真樹江さん(32)が、中国残留邦人や引き揚げ者への聞き取りを重ねており、高齢化で次第に話を聞けなくなることに危機感を募らせていた。 これまでに満蒙(まんもう)開拓や南満州鉄道(満鉄)、満州国軍、電気会社の満州電業、戦後山口県下関市で再建した大連神社などの関係者ら15人余りから聞き取
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