著作権保護期間の延長問題を考える国民会議の第1回公開シンポジウムに参加してきました。 福井弁護士の保護期間延長反対の講演、パネルディスカッションでの富田さんのお話、最後のレッシグ教授からのメッセージには感動しました。 保護期間延長賛成はの意見には、根拠が乏しく、全く共感を感じませんでした。 このようなシンポジウムが公開の場で開催されたことは、とても良いことだと思います。 今回のシンポジウムは第1回ということなので、今後も開催されると思います。 国民会議の活動に、期待しています。 シンポジウムへの不満と次回以降への要望 しかし、今回のシンポジウムに不満が無いわけではありません。 質疑の際にどなたかが言っていましたが、持てる者と持てない者の対立に矮小化されてしまった観があります。 著作権というのは一部の職業的著作者のためだけの権利ではありません。これまでにも書いていますが、誰もが著作権者であっ
図書館で借し出している本を汚すことは、疑いようのない悪いことです。公共の施設にスプレーで落書きをするのと同じ性質の行為であり、罰せられて当然のいたずらです。それは大前提として、図書館で借りた本を読んでいて、たまに特定の箇所にアンダーラインが引いてあるのを見つけると、嬉しいような、集中力が高まるような、少しポジティブな気持ちがしてくるのは確かなことです。 昨日図書館で借りた本を読んでいたら、ある箇所に線が引いてあるのを見つけました。悪いことなりに最大限慎み深くしているかのように、ごく薄い鉛筆の線。それはこの本が他の人にも読まれてきたというあたたかい痕跡であり、線を引かれた箇所がこの本の理解にとって重要であると、少なくともその人が考えていたということを知ることで、それは僕に思いがけず文脈を相対化する機会を与え、異なる視点で本の内容を理解することができるようになったともいえます。 「耳をすませば
各地の公立図書館で、雑誌などから写真や記事を切り取ったり、専門書に蛍光ペンで線を引いたりするなど、図書を傷つける行為が増加している。 越後さんには忘れられない“事件”がある。3年ほど前、館内で若い女性が最新号のファッション雑誌からヘアスタイルの写真をカッターで切り抜いていた。驚いて注意すると、女性は悪びれる様子もなく「どうしていけないんですか」と言い放ったという。 信じられないです。 本を傷つける行為は刑法の器物損壊罪にあたる恐れがある。 この記述は間違いです。 「恐れがある」なんてものじゃありません。 明白に器物損壊罪です。 監視カメラをつけて、現場を録画して、片っ端から告訴して逮捕しちゃいましょう。 と激しく憤ってしまったのですが、我ながらなぜこれほど憤るのか自己分析してみましたところ、 図書館利用者というのは知的好奇心旺盛な人のはずであり、知的好奇心が旺盛な人は倫理観や道徳観もそこそ
ざっとみて思ったのは大学トップから図書館にリンクしてるところが少ない。 でも女子大とか小規模なとこでも(下に挙げてないけれど)紀要の電子化をやってるところが1つじゃなかった。これはえらいと思った。 あと豊田工業大学の研究室のやつと日本福祉大学の関連記事スクラップはいい。 今日、ScopusのHTMLフィードをためしにやってみたのだが、 あれってつまりは・・・リポジトリサイトにおけばいいんじゃないかといったのだが、 誰も見ないよと却下された。 ・・・・・・休眠中って感じだからな〜 ま、とにかく図書館サイトから・・・図書館じゃなくてもいいかもしれないけど、 研究者と論文とつなげといたら便利な気がした。 でもあれ、英文で流れるから、目にとまるかな・・・。 愛知大学図書館デジタルアーカイブで学生新聞を公開 岐阜聖徳学園大学羽島キャンパス図書館:岐阜県総合目録なんてあるんですね。専門図書館にもリンク
「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」に行ってきた.シンポジウムの概要は報道されるだろうから詳述しない.議論を通じて感じたのは実は賛成・反対ともに50年か70年かという点に関して確固たる根拠がある訳ではなく,要はコンテンツの利活用促進と保護強化とで,どちらに重心を置くかという議論なのだろう. 噛み合っていない議論には不満もあったが,こういった平場に延長賛成派の方がご参加いただけただけでも画期的ではないか.三田誠広氏が文藝家協会として作家の死後50年未満であっても絶版した本を青空文庫に収録できるよう,パブリックドメイン化を希望する権利者について仲介するという提案をされたことが興味深かった.青空文庫から著作権の切れていない作品がリリースされるようになれば,かなりエポックメイキングな出来事という気がする.*1 議論を聞いていて不満だったのは,延長賛成派は報酬請求権による遺族の生活保障の議論
東京神田の駿河台にあるアテネフランセで開催された国際エイズ月間・日仏交流企画シンポジウム「これからの多様な性&家族&ライフスタイル」に行ってきました。登壇者は以下の通り。 赤杉康伸、石坂わたる:『パートナーシップ制度と日本』 東京メトロポリタンゲイフォーラム(TMGF) http://www.geocities.jp/tmgf2001jp/default.htm 及川健二:『虹色の社会〜フランス同性愛事情〜』 『沸騰するフランス 暴動・極右・学生デモ・ジダンの頭突き』 『ゲイ@パリ 現代フランス同性愛事情』 大河原雅子:『私のマニフェスト』 大河原雅子・公式サイト - Just Use it! http://www.ookawaramasako.com/ 宮台真司:『成熟社会をどう生きるか』 MIYADAI.com http://www.miyadai.com/ 上川あや:『沈黙から発言へ
http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20061209#p1印象に残った部分。デンマークとオランダでは同性愛者の人権に寛容な社会を重視するゆえに、同性愛や自由を認めないイスラム系移民は排斥すべきという「人権派右翼」が台頭。 自由や多様な権利を擁護するために移民排斥を叫ぶという現象が発生。この現象は他人事ではない。左派の人たちの主張を見てるとときどき、他人の人権を認めないやつの人権を認める必要は無いなどというものがあって(そしてそれを前提に右派の人をバカにしたり罵倒したりしている)、私も左派にはいるのだろうが、ひいてしまうことがある。人権て、そんな誰かが認めるとか認めないとかいう性質のものなのだろうか。「ネットウヨク」などとひとくくりにして人間性までバカにしたりする左派の態度がますます右派に流れる人を増やしているという指摘がどこかにあったが、もっともだと思う。自分から見て「正
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く