キリスト教の信仰を続け国外追放されたキリシタン大名の高山右近に、ローマ法王庁から、敬けんな信仰を貫いた人を示す福者という称号が贈られることになり、7日に大阪で、列福式という式典が行われました。 ローマ法王庁は、日本のカトリック団体から要望を受け、敬けんな信仰を貫いた人を示す、最高の位の聖人に次ぐ福者という称号を贈ることを決め、7日に大阪城ホールで列福式という式典が行われました。 フランシスコ法王の代理として出席した、アンジェロ・アマート枢機卿が「マニラで殉教した高山右近を福者の列に加える」という法王の書簡を読み上げ、集まった1万人以上のカトリック信者が、聖歌を歌ったり祈りをささげたりして祝福しました。 日本で列福式が行われるのは、9年前長崎市で、江戸時代の殉教者188人に、同じく福者の称号が贈られたのに続いて2回目だということです。 高山右近の子孫として招待された石川県志賀町の高山豊次さん