整備された三徳山三仏寺参道の迂回路で鎖を頼りに岩場を登る参拝客=鳥取県三朝町で2017年4月18日正午、小野まなみ撮影 昨年10月21日に起きた鳥取県中部を震源とする地震で被災した同県三朝(みささ)町の三徳山三仏寺(みとくさんさんぶつじ)が18日、約半年ぶりに入山を再開した。断崖絶壁にあり、観賞するのが「日本一危険な国宝」と呼ばれる投入堂(なげいれどう)への参道が被災で通れなくなっていたが、インターネットで資金を集め、迂回(うかい)路を設けた。 同町では震度5強を観測。三仏寺では、参道中腹にある国指定重要文化財「文殊堂」が建つ巨岩に長さ15メートル、深さ2メートルを超える亀裂が入った。このため山頂近くの投入堂へ行けなくなった。