学校法人・東洋英和女学院(東京都港区)の深井智朗(ともあき)院長(54)の著書などに不正行為の疑いが指摘されていた問題で、同学院は10日、学内の調査委員会が捏造(ねつぞう)や盗用があったと認定した、と発表した。学院は同日の臨時理事会で、深井氏を懲戒解雇とすることを決めた。
学校法人・東洋英和女学院(東京都港区)の深井智朗(ともあき)院長(54)の著書などに不正行為の疑いが指摘されていた問題で、同学院は10日、学内の調査委員会が捏造(ねつぞう)や盗用があったと認定した、と発表した。学院は同日の臨時理事会で、深井氏を懲戒解雇とすることを決めた。
著書と論文に捏造(ねつぞう)や盗用があったと認定され、学校法人・東洋英和女学院から懲戒解雇処分を受けた深井智朗(ともあき)・前院長は10日、コメントを発表した。全文は以下の通り。 この度は、学校法人東洋英和女学院の関係者の皆様、拙著の読者の皆様に対し、拙著に関する問題で、さまざまな混乱をもたらし、多大なるご迷惑をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。 今回の調査結果については、真摯(しんし)に受けとめ、速やかに必要な訂正や修正を行いたいと思います。 また既に、平成31年3月11日付辞任届・退職届を学院に対して提出しております。学院の教育と研究に関するすべての立場から退いておりますので、誠に恐縮ではございますが、何らかの形で私宛にお問い合わせ頂きましても、これ以上お答えできることはございません。また、自宅等への取材は、厳に差し控えて下さいますようお願い申し上げます。
著作と論文の捏造(ねつぞう)・盗用が認定され、学校法人東洋英和女学院を懲戒解雇処分となった深井智朗・前院長の著書には、20世紀前半のドイツの「神学者カール・レーフラー」が登場する。レーフラー氏は存在するのか――。学内調査で不正があったかどうかの判断で焦点になった点だ。深井氏の説明は二転三転し、「カール・レーフラー」以外に何人ものレーフラー氏が登場することになった。朝日新聞記者もドイツ語を駆使してその存在を追跡した。分かった事実とは――。 深井氏は2012年の著書『ヴァイマールの聖なる政治的精神』(岩波書店)で、4ページにわたり神学者「カール・レーフラー(Carl Loevler)」の論文「今日の神学にとってのニーチェ」に基づいた論考を展開した。 この記述に疑義を呈したのが、北海学園大の小柳敦史准教授だ。小柳氏は昨年9月に出た日本基督教学会の学会誌「日本の神学」57号で、カール・レーフラー氏
平成29年(2018年)度の調査結果では、送り仮名の付け方など漢字の使い方について、学校で教わる表記の仕方と、官公庁などが示す文書や法令の表記の仕方が、異なる場合があるということを知っていたかとの質問に関して「知らなかった:66.9%」という結果だったと紹介されている。 公用文では「正に」と表記し、その表記が良いと思っている人は「26.6%」で、「まさに」と表記した方が良いと思っている人は「67%」だった。 横書きで文章を書くとき、句読点はどれを使うか、よく使っていると思う組み合わせの質問では、「。」(マル)と「、」(テン)が81.3%で最も高く、以下、「。」(マル)と「,」(カンマ/コンマ)が9.5%「.」(ピリオド)と「、」(テン)が2.7%、「.」(ピリオド)と「,」(カンマ/コンマ)が2.3%だった。 なお、報告書をはじめとする文化庁のサイトでは「。」(マル)と「,」(カンマ)が使
日本基督教学会は、9月11~12日の第66回学術大会開催に合わせて発行した学会誌『日本の神学』57号(2018年版)で、「質問と応答・会員から会員へ」と題し、同学会員である小柳敦史氏(北海学園大学准教授)による深井智朗氏(東洋英和女学院院長)=写真=への公開質問状と、深井氏による回答(暫定報告)を掲載した。 同誌によると、小柳氏から学会三役(片柳榮一理事長、土井健司専務理事、芦名定道学会誌編集委員長=いずれも当時)宛に連絡があったのは2018年2月。協議の結果、公正を期するため、小柳氏と深井氏による学会誌上での公開された質疑応答という形となった。5月、深井氏より「十分な調査の上で回答したい」旨の回答を得たが、本号で「学会員全体で共有するのが望ましい」との判断から、深井氏の同意の上で、小柳氏の質問状、深井氏よりの回答、芦名委員長による経緯の説明を「暫定報告」として掲載するに至った。 芦名氏に
衆院は9日の本会議で、新天皇の即位にあたっての賀詞(祝意を示す言葉)を全会一致で可決しました。日本共産党の志位和夫委員長は同日の記者会見で、賀詞への態度や天皇の制度についての基本的な考え方について記者団の質問に次のように答えました。 ――本会議で天皇即位に対する賀詞が可決されました。共産党も出席し、賛成しましたが、こういう対応の真意と議論の経緯等をうかがいます。 志位 天皇の制度というのは憲法上の制度です。この制度に基づいて新しい方が天皇に即位したのですから、祝意を示すことは当然だと考えています。私も談話で祝意を述べました。国会としても祝意を示すことは当然だと考えます。 ただ、(賀詞の)文言のなかで、「令和の御代」という言葉が使われています。「御代」には「天皇の治世」という意味もありますから、日本国憲法の国民主権の原則になじまないという態度を、(賀詞)起草委員会でわが党として表明しました。
市立と別地区の図書館の2ヶ所で、3ヶ月の間に15〜6回はクレームをつけてるのを確認してる。図書館ヘビーユーザーとして、心が痛い。 しかも、そのクレームが落ち度にうまいことつけこんでばかりで、一回きりなら接客の問題だ!と思われるかもしれないんだが。これを何回もやってるのよな。 以下に例を挙げると、 「次の休みの日はいつ?」 「○日〜○日です、時間は何時から何時です」 「ぼくはね、時間は聞いてないの。聞いてくれたことだけ答えてくれればいいの。わかる?」 「申し訳ありませんでした」 「ね?必要のないことは言う必要ないの」 「申し訳ありませんでした」 「僕が聞いたのは休みの日だけでしょ?」 以下ネチネチ。 「パソコンの画面から、予約キャンセルができないんだけど、どうしたらいい?」 「はい、まずユーザー画面を出していただいて……あれ、予約キャンセルが出ませんね、少々お待ちいただけますか?」 「あのね
FMなんじょうのラジオ番組に出演する中村逞珂さん(右)と父親の幸也さん=9日、南城市大里のスタジオ いじめなどの問題で子どもの自殺が出ている現状を憂い、「少年革命家ゆたぼん」を名乗って悩んでいる子や親を励ますメッセージを発信している中村逞珂さん(10)を5日付の本紙で紹介したところ、インターネット上で賛否の意見が活発に交わされている。「宿題をやらずにさぼっているだけ」などの中傷も多く、専門家は「不登校の理由を周りが納得しないと許さないという異常さが表れている」と指摘する。一方、大リーガーのダルビッシュ有さんがツイッターで活動に理解を示すなど、肯定的な意見も広がっている。 「学校に行っていた方が幸せになれる確率は高い」「我慢や忍耐力も協調性も無くて、身につける努力すら放棄して逃げてる」「親のロボット」―。本紙の記事を取り上げたニュースサイト「ヤフーニュース」のコメント件数は9800件を超え、
【記者:Alison Flood】 スペイン・バルセロナにある複数の学校でジェンダーに基づくステレオタイプと性差別が含まれるとする本を図書室から排除する動きが進み、ある学校では「赤ずきんちゃん」や「聖ゲオルギウス伝説」のいくつかの翻案など約200冊の蔵書が撤去された。 バルセロナのターベル幼児・初等教育学校では、同校から委任を受けた委員会が、本の内容に隠された性差別を見つけ出すプロジェクトの一環として、幼児向けの蔵書約600冊を精査。登場人物の発言内容と役回りを1冊ずつ調べ、全体の30%に当たる約200冊について、非常に性差別的でジェンダーに対する固定観念が甚だしく、教育的な価値がないとの判断を下した。 裁定を受けた中には「赤ずきんちゃん」や、毎年4月23日に行われるカタルーニャの祭り、サン・ジョルディ(聖ゲオルギウス)の日に読まれる「聖ゲオルギウス伝説」のいくつかの翻案も含まれていた。こ
日本の大学は「生産性」が低く、論文1本にかかる費用はドイツの1・8倍――。国立大学の研究成果に応じて交付金の額に差をつけた政府の2019年度予算には、「選択と集中」を掲げて改革を迫る財務省のこうした分析が反映されている。国立大側は「極端な比較だ」と反論したが、国会での議論は深まらないまま、予算は成立した。 財務省は、ほかの論文に引用された回数が上位1割に入り、その分野で特に影響力がある「トップ10%論文」を分析。昨年10月、予算案を審議する財政制度等審議会の分科会で結果を公表した。 それによると、大学などの「高等教育部門」の研究開発費は、日本は総額208億ドル(約2・3兆円)。トップ10%論文数は約3千本で、1本当たりの費用は660万ドル(約7・3億円)だった。一方、ドイツは、ほぼ同額の投資で約6千本のトップ10%論文が出ていたという。 全国86の国立大には、国から毎年約1兆円の運営交付金
mago @mago106 学生のごさいだったころ、学生間でごみの持ち帰りについて議論したことがあった。ポイ捨てしない派が多数で、怒った「する派」の学生が「出先でごみ箱がなかったらどうするんだ!」といったところ、しない派の学生が「え?袋に入れて持ち帰るよね」と全員鞄から畳んだビニール袋を出した。 mago @mago106 その時の愕然とした「する派」の人の顔が忘れられない。「しない派」の学生全員が袋を持っていたのは全くの偶然で、袋を出した本人たちも驚いていた。 こうなると完全に生育歴を含んだ文化の違いで、社会性や思いやりとかの問題じゃない。 mago @mago106 おしゃれしてきたのにごみを持ち歩く姿になりたくない、自分だけなら捨ててもたいしたことない、面倒くさい、という理由で捨てる人もいるだろうし、そもそも自分で出した不要物をどう処理するのかに思い至らない文化にいる人もいる。 それ
母親がブラック企業のせいで適応障害になってしまったが、職場に診断書を提出しても辞めさせてもらえなかったお話です。
イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最後の拠点、シリア東部バグズを離れ、クルド人主体の民兵組織「シリア民主軍(SDF)」による尋問を待つIS戦闘員とみられる男たち(2019年2月22日撮影)。(c)AFP / Bulent Kilic 【5月9日 AFP】こんな結末が訪れると、誰が予想しただろう。拘束され、砂漠に並んで座らされているイスラム過激派の戦闘員とされる数百人を見ながら、私は思った。すべては8年前、シリア政権に対する単なる抗議デモから始まった。当時は誰もイスラム過激派について話題にすることなどなかった。 そして今、ある一つの国が崩壊した。 死者37万人以上。家を追われた人は、人口の半数以上に当たる1300万人近くに上る。平和的な民衆蜂起をのみ込んだ暴力の渦から生まれたイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」は、台頭し、そして衰退した。 彼らはシリアからイラクを広範囲にわたって
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