コロナ危機についての日本ペンクラブの動画の撮影に臨む吉岡忍さん=興野優平撮影 知る権利が大事、命守るため自ら考えて発言して ――「自由を」というのは自粛に反対なのか。 「問題の立て方が違う、という指摘です。このウイルスの特性や感染状況などを科学的に知らなければ、一人ひとりが有効に対処しようがない。それは私たちの知る権利であり、自由に考え、発言し、実効的なルールをつくっていかなければ命も守れない。そのために自由が大事なんです」 ――とはいえ「知る権利」の象徴ともいえる図書館は、国立国会図書館など休館が多い。 「過去のパンデミックの様子を調べたい、と思っても、手に取る手段がなかなかない。当時の人たちが、危機的な状況に直面して何を考えたか、どうやって生き抜いたのかを知るのは、いまを生きるためにも重要です。図書館、書店、ネットでもいいですが、知識を得る選択の幅をなるたけ広くしておくことは、社会の成
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