熊本県内で災害関連死も含め、67人が犠牲となり、2人の行方がわからなくなった令和2年の記録的な豪雨から4日で3年です。被災地では今も1100人余りが仮設住宅などで生活する中、被災地の自治体には体の不調や家族の介護など生活再建をめぐる相談が寄せられていて、支援のあり方が課題となっています。 3年前の令和2年7月の記録的な豪雨では、球磨川が氾濫するなどして熊本県内では災害関連死も含めて67人が犠牲となり、今も2人の行方がわかっていません。 県によりますと、住宅の被害は、人吉市や芦北町など26の市町村で、合わせておよそ7800戸にのぼりました。 県内では、6月末時点で仮設住宅や民間の賃貸住宅を活用した「みなし仮設」で合わせて537世帯、1128人が生活していて、災害公営住宅の整備が進んでいます。 こうした中、県内の市町村では被災者が抱える課題を聞き取って支援につなげようと、被災して仮設住宅に住む