ナレーション付きのデジタル絵本を作る講座が7月から県立図書館(岡山市北区丸の内2丁目)で始まる。家族連れら1〜3人の計5組を募集しており、9月の完成を目指す。作品は同館のアーカイブ「デジタル岡山大百科」に登録され、インターネットで見ることができる。 参加者はオリジナルのシナリオを考えた上で、図書館司書から絵本の基本的な構成についての説明を受ける。パソコンの専用ソフトを使って絵を描いたり、手描きの絵を取り込んだりするほか、せりふなども録音。館内スタッフの指導を受けながら、最終的に絵と音声を合わせて完成させる。 講座は今回で8回目。これまで75人が参加し、27作品がホームページで公開されている。昨年の講座では「吉備路の里」のモモ畑を舞台に、ミツバチの1日を描いたカラフルな作品も完成。貼り絵を使ったものや、川のせせらぎの効果音を入れたものなど力作がそろう。「講座を受けた後も、ぜひ絵本を作りに来館
■「後日3倍請求」 4月14日に開通した新東名高速道路を使った不正走行の「報告」が、ネット上で相次いでいる。新東名と東名高速を周回して正規の通行料金を支払わない、鉄道のキセル乗車のような手口。中日本高速は「不正は検知済み。後日料金を請求する」としている。 「新東名で実験。横浜青葉から東名川崎、道程300キロで200円」「新東名1周、なんと150円でした」――複数のブログに最近、こんな記事が載った。 やり口は同じだ。東名と新東名で大きな輪を描くように走り、出発したインターチェンジ(IC)に近いICまで戻って最短経路分の料金で出る。東京側、名古屋側、静岡県内のどこからでもできる。 匿名掲示板「2ちゃんねる」には70を超す不正事例が並ぶ。長崎県大村市から入って新東名で折り返し、2千キロ以上を約36時間かけて走破、250円で出たという書き込みもあった。 大型連休の4日、記者も走ってみた。名古屋IC
【日野克美】図書館の日常業務を広く知ってもらおうと、仙台市の図書館スタッフが「図書館体操第1」を考案した。独特の動きが、図書館員らの間で話題になっている。 仙台市青葉区の東北学院大学中央図書館のスタッフ庄子隆弘さん(39)が昨年5月に考案した。本の置き場所を移動させる作業を思い浮かべながら体をリズミカルにひねったり、相談に訪れた利用者の話に大きくうなずいたり。図書館員の日常の業務を12の運動にまとめて、長さ3分間の体操に仕上げた。 体操中には「書架から離れてください!」と、大声で呼びかける動きも。「東日本大震災の時に、とっさに声を出せなかった反省も体操に込めた」と庄子さんは話す。 動画サイト「ユーチューブ」で公開しており、閲覧回数は2万を超える。
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東京電力福島第一原発の事故で日米両政府が最悪の事態の引き金になると心配した4号機の使用済み核燃料の過熱・崩壊は、震災直前の工事の不手際と、意図しない仕切り壁のずれという二つの偶然もあって救われていたことが分かった。 4号機は一昨年11月から定期点検に入り、シュラウドと呼ばれる炉内の大型構造物の取り換え工事をしていた。1978年の営業運転開始以来初めての大工事だった。 工事は、原子炉真上の原子炉ウェルと呼ばれる部分と、放射能をおびた機器を水中に仮置きするDSピットに計1440立方メートルの水を張り、進められた。ふだんは水がない部分だ。 無用の被曝(ひばく)を避けるため、シュラウドは水の中で切断し、DSピットまで水中を移動。その後、次の作業のため、3月7日までにDSピット側に仕切りを立て、原子炉ウェルの水を抜く計画だった。 ところが、シュラウドを切断する工具を炉内に入れようとしたところ、工具を
■京大・折田先生像 「自由」の話をしよう。 ノーベル賞受賞者が輩出する京都大の「自由の学風」。その礎を築いた人物像に落書きし、パロディー化する行為は、自由か、甘えか。 像は、折田彦市(1849〜1920)。薩摩に生まれ、米プリンストン大に留学、キリスト教の洗礼を受けた。帰国後、旧制三高(現・京大)などの校長を30年間務めた。 生徒をさん付けで呼び、一人一人校長室で将来を聞く。「放任でなく見守り」の人格重視の姿勢が、京大流「自由」の源流となる。三高同窓会は40年、胸像で偉業を顕彰した。 が、時代はくだり、胸像は権威の象徴と化す。大賢者やヘルメットレーニンに変装させられ、工事用赤コーンやハトが頭に乗った。 過激さが一線を越えたと目されているのが、94年のヤキソバンだ。体は赤と黄、顔が肌色で、頭に焼きそばの容器。セーラームーン、太陽の塔、ウルトラマンが後に続き、同窓会はカンカン。当局は97年「い
東京電力福島第一原発が、昨年11月に続いて、報道陣に公開された。東日本大震災の津波による炉心溶融事故からまもなく1年。前回に比べると復旧が進んだ感はあるが、事故前の取材を経験した記者には、変わり果てた姿が改めて強く印象に残った。 2003年9月から06年3月まで、福島総局員として事故前の福島第一原発を何度も取材した。緑あふれる整然とした発電所だった。今回、事故後の発電所に初めて入った。ひっくり返った車が穴に落ち、道路が陥没し、崖が崩れて鉄塔がぐにゃりと曲がっていた。 報道陣がまず目にしたのは、事務本館横の駐車場の仮設の高台注水ポンプだ。原子炉を安定して冷やすための命綱。トラックの荷台に3台のポンプが置かれている。ポンプから直径7センチ余りの細い塩化ビニールの配管3本が道路脇に伸び、原子炉へと続く。 予備のポンプや緊急時の消防ポンプ車があるので大地震や津波が来ても、大丈夫だと東電は説明する。
迷わずに歩けるようになったら一人前の大阪人――。七つの駅を取り込み、くもの巣状に広がる大阪・梅田の地下街は、日本最大級と称される半面、複雑怪奇さでも知られる。連日、「遭難者」が続出する巨大空間。どうすれば克服できる? 大阪市営地下鉄梅田駅の改札口。道案内専門の交通局職員「サービスマネージャー」が、通行人にせわしく応対する。駅員に道を尋ねる客が絶えないことから、5年前に配置された。8人が1日平均計400人のガイドを担う。最も多い質問は地下鉄西梅田・東梅田両駅への乗り継ぎ。本来なら両駅とも10分足らずだが、一本道ではなく、見通しも悪いため、多くの「迷子」が生まれている。 なぜ、これほど迷いやすいのか。梅田地下街は、阪急三番街からドージマ地下センターまで南北約1.3キロと、泉の広場からハービスOSAKA方面への東西約1.2キロの地下街に、大阪駅前ビルの地下階などが合わさって形成されている。地下街
今年、東京の落語界が動きそうだ。寄席の定席が客の入りをめぐって落語芸術協会に注文をつけた。家元の立川談志亡き後の落語立川流も揺れている。 東京の定席は上野・鈴本演芸場、浅草演芸ホール、新宿末広亭、池袋演芸場の四つ。このうち浅草、新宿、池袋には、落語協会(柳家小三治会長)と落語芸術協会(桂歌丸会長)が10日ずつ交互に出演している。五代目円楽一門会(三遊亭鳳楽会長)と落語立川流は両協会に所属していないため、これらの定席には出演できない。 だが、昨年末の芸術協会の納めの会であいさつに立った末広亭の真山由光社長が、芸術協会が出演している時の客入りの悪さに言及し、「円楽一門会や立川流と一緒になってほしい」と発言した。この二つの会も出演させたいとの趣旨で、浅草演芸ホールと池袋演芸場も同調の姿勢だ。 これに対して、芸術協会の三遊亭小遊三副会長は「重く受け止めたい」と答えた。 一昨年、三遊亭楽太郎の六代目
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