7月8日に始まったイスラエル軍によるガザ攻撃は、開始から1ヵ月が経とうとしている。双方の停戦合意により一時的に沈静化したのもつかの間、攻撃は再開され、停戦への道筋は依然として立っていない。イスラエルのネタニヤフ首相は、国際社会の非難にもかかわらず、ガザ攻撃の継続を改めて強調。この原稿を書いている最中にも、ガザ市内の難民キャンプの運動場が攻撃され、子ども7人が死亡したと報じられた。パレスチナ側の犠牲者は1050人を上回っている。 おびただしい数の死者を出し、一層の泥沼化に向かうパレスチナの事態を報道で眺めながら、漠然と「何か言わなければ」と思っていたものの、考えがまとまらず先延ばしにしていた。この大それたタイトルに見合う内容とは程遠いが、このほど戦勝61周年を迎え、しかしながら未だ戦時下の朝鮮で、思うことを書きたいと思う。 まず、日本の報道を見ていると、事態の発端はパレスチナによるイスラエル