最近はビジネス支援をサービスの目玉にする図書館も増えていますね。 今、私の勤務する図書館でもビジネス支援向けの閲覧机(パソコンが持ち込める。無線LANでネットも可)を設けたり、資料をそろえたりしています。 職業紹介や資格・検定対策本を集めて、就職支援のコーナーを設けるところもあるでしょう。職業についての本の問い合わせは結構多いですからね。 さて、私自身が昨年(就職)浪人しているとき、そうした本を利用したかといえば、 全然利用しませんでした(^_^;)ゞ。 それどころか図書館もほとんど利用しませんでしたね。通う時間は十分あったのに。 多分、ただ漠然と「この先どんな仕事につこうかな?」「私に合う資格はあるのかな?」という時は「就職支援」コーナーに足を向けると思うんです。 でも実際仕事を探している人は、まずハローワークに行きます。 パソコンで求人情報が閲覧できるのも大きな理由ですが、 相談できる
朝日新聞6月30日朝刊に「名古屋・河村市長の答弁は口約束か 職員と不一致続く」という記事が載りました。 記事の要旨は教育長への質問があり、 質問した市議が再度同じ内容の質問を市長にしたところ、 まったく正反対の答弁がなされた、というものです。 記事中に、「市長なら(「やりましょう」と)答えてくれる、と要望ばかりの『くれくれ質問』が増えた。議会にとっても不幸だ」と他の市議のコメントがあり、 本来なら「痛いニュース」「笑えるニュース」で済ませられそうなところなのですが、 その質問の内容が、市立図書館の指定管理者制度導入についてだったので、とても笑える話ではありません。 教育長が「人材確保、人材育成の視点から課題があると指摘されている。他都市の状況を見ながら検討する」と慎重だったのに対し、 市長は「来年契約を打ち切られるかもわからん緊張感の中でやる人は、サービスも全然違う」と、 導入に積極的な態
うちの方だけなのでしょうか?GMの破綻秒読みを差し置いてなぜこの記事がトップに。 ウラ読みをしようにも単に事実が書いてあるだけだし、 世の中不景気なのに図書館事業は拡大しているとは、という皮肉ともとれるけど、 〆が「サービスがコストに見合わない」だしなあ。 近くどこかの社が独禁法とか商法違反とか偽装請負とかで摘発されのかと勘ぐってもみたけれど、 委託請負会社はそういうことは気をつけてるようだし。 委託と言えば、こんなことがありました。 ハローワークのHPで「小・中学校の図書館勤務」というパートタイムの募集があり、 司書資格とパソコン操作が必要ということで、 きっとカウンターの他に、本の購入や整理のお手伝いをするのだろうと、最寄のハローワークへ話を聞きに行きました。 「ん~何だ県外の事業所か」とハローワークの方。 「派遣会社のようなところですかねえ」と私。 「でも派遣会社の登録番号が書いてな
図書館の黒子さんです 図書館の裏方仕事についての記事です。 前回に引き続き、選書について魚目タコが書きます。 今回は児童書の選書についてです。 え~、ちまたでは子どもはまだ自分で本を選べないので、 本をよく知ってる大人が橋渡ししてあげないといけない、と言われています。 確かに、子どもは「新聞の書評で見たんだけど、この本ある?」とか聞いてくれません。 「NARUTOないの?」とか言ってきますけどねー。 マンガの選書についてはまた次回に。(ああ、大風呂敷がどんどん広がっていく) そこで児童書は一般書より気をつけて選書しないといけないんですが、 これといった基準があるわけでもないので難しいです。 幼稚園や学校の先生、司書などが集まって、 児童書を選定する委員会に出席したことがありますが、 なかなか全員一致で選定ということはなかったですねえ。 何となくですが、幼児教育関係者は見た目に明るいもの、
先日このブログで国際児童文学館のことを取り上げたのすが、 「橋下徹大阪府知事が秘書に命じて隠し撮り」の記事を読んでアゼンとしました。 主要なニュースサイトを貼っておきますね。 「橋下知事、職員の仕事ぶり「隠し撮り」 国際児童文学館」(asahi.com) 「橋下・大阪府知事:廃止方針の府立文学館を「隠し撮り」「仕事ぶりチェック」」(毎日jp) 「廃止方針の施設「隠し撮り」、橋下知事が私設秘書使い」(YOMIURI ONLINE) 「橋下知事が移転決定の府立施設内を“盗撮” 「努力の形跡見受けられない」」(産経ニュース) こういう見方もあるんですね。 「大阪府知事 国際児童文学館のマンガ蔵書を批判」(animeanime.jp) 弁護士出身とかいうことなので、証拠集めのために努力してみたということなのでしょうか? やはり、一般社会の感覚からはズレていると思います。 国際児童文学館に「館内撮影
先日「第25回ニッサン童話と絵本のグランプリ」のポスターが 私の勤める図書館にも届きましたよ。 このポスター…すごく大きいんです。 B全紙大かな? ていねいに紙筒に入れて送ってくださるので、 折り目もなくとてもきれい。 ただ、私のところは規模が小さい図書館なので、 貼るところがなくて残念。 主催のところに大阪国際児童文学館の名前もあったので、 一連の騒動のことを思い出し、 同僚とひとしきりその話題で盛り上がり、 もとい盛り下がりました。 大阪府の財政難を理由に統廃合の対象とされ、 蔵書は府立中央図書館に移管されるという。 (くわしくは国際児童文学館のサイトの”お知らせページ”をご覧下さい) 以前家族で万博公園に行ったときに、 「太陽の塔すげ〜」 「歴民おもしれ〜」と、はしゃぐ家族に 「あ、児童文学館がある(行きたいなワクワク)」 と声をかけたにもかかわらず 「ふーん」と無視されたことがあり
いつもの「図書館の黒子さん」とは趣がちがいますが、 ちょっと思うところがあり、 「日本の図書館 2006」(日本図書館協会刊)を使って 臨時職員しかいない市町村立図書館の一覧を作りました。 (一覧はこちらからどうぞ) いや〜、あるもんですねえ。 FD版ではなく冊子から転記したので、 途中で何度もイヤになってしまいました。 この統計は毎年協会が、各図書館にアンケートを送付して集計しているものです。 図書館に関する統計としては信頼できるものですが、 アンケートを書くほうが大雑把だったりすることもあるもんで、 (奉仕係長さんあたりが「わかんねー めんどくせー」とか言いながら書いているのではないでしょうか) 私の知っている範囲でも「え、これ変では?」という数字はありますです。 ともあれ、転記ミスなど一覧に関する責は魚目タコにありますので、おかしな点があればお伝えくださいませ。 小規模な分館やサテラ
4コママンガです。 いきおいで描きました。 絵の荒れてるのと、意味不明な点はご容赦下さい。 登場人物 モミアゲさん(仮称) 先輩。図書館勤務。ときどきうんちくをたれる。 オリガミハカセ(愛称) 図書館のバイト。昆虫・メカが好き。 オリガミハカセ編です。 図書館に来館する人の大半は、本を読むのが目的だろうけど、 純粋に読書のため、という人もいれば、 旅行がしたいとか、 年賀状が書きたいとか、 野菜を育ててみたいとか、 スポーツが上手になりたいとか、 具体的な目的のために来館する人も多いと思います。 図書館で調べ方を提供するなら、 ついでに道具の手に入れ方を教えたり、 活動の場を提供できれば面白いかな?と思って描きました。 実際「絵の宿題なんだけど、四つ切り画用紙ってどこに売ってるの?」「この材料はどこで手に入るの?」などと聞かれることもありますよね。 「そこの100円均一の店で買えますよ。
「こんなところで本が読みたい」番外編です。 図書館には、座って本が読める場所がいくつかあります。 調べものをするところの参考室や、 学習室、閲覧室の中の学習席、 軽読書コーナー(ブラウジングコーナー)などです。 テラスや中庭に椅子やベンチのある図書館もありますね。 ところで、意外なところで本を読みふけってらっしゃる利用者さんもいます。 まずは階段。 まあめったにいらっしゃらないですが、お子さんなどでたまに。 それから、こんなところで 新刊案内のチラシを置く、ちょっとした台の前。 椅子を移動してきて本を読む人が絶えません。 窓に面した低い書架です。ながめがいいですからねえ。 一番下の段が、大型本を収めるように作り付けてある書架です。 読みたい本をたくさん積み上げて、まさにモリモリ読んでいるって感じ。 共通項は「机らしきデッパリがある」でしょうか。 こういうところでの読書が落ち着くっていう本能
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