滋賀県彦根市議会は19日、ふるさと納税制度を活用して、市のキャラクター「ひこにゃん」の活動への寄付を募る条例を可決した。条例は即日施行された。 名称は「ふるさと彦根応援寄付条例」で、ひこにゃん支援は6項目の条例目的のうちの一つ。寄付をする人は寄付金の使い道をあらかじめ指定でき、ひこにゃん支援を選べば、各地で開くPRイベントに出演する際の移動費や、着ぐるみの汚れやほつれを直す費用などに充てられる。 寄付は1件5000円からで、金融機関で振り込めるほか、10月からは市内の観光スポットでも納付できる。ひこにゃんは国宝・彦根城築城400年祭のキャラクターだったが、とぼけた愛らしさが人気を集め、閉幕後は市のPR役を務めている。獅山向洋市長は「全国的な人気者になったひこにゃんが、元気いっぱい活動できる環境を整えたい」としている。