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ブックマーク / ameblo.jp/kimito001 (10)

  • 『日本国内の本の保存量の限界が、出版不況の原因だ。』

    大学図書館は、財産扱いのため、図書を捨てるためには、財産の抹消手続き(廃棄手続き)を経なければならない。そのため、大きな大学の図書財産は、数百億円に達することも、普通である。(図書財産は、その大学の財産の相当量を占めることもめずらしくない。東大では、400億円から500億円の規模になる。) 図書は普遍的な価値があるということで、原価償却されることなく、50年前の図書は、50年前の価格がそのまま計上される。しかも、50年前は、1ドル360円であったので、洋書の価格は、非常に高い。 この現象は、実は、大学図書館や公共図書館という図書館だけの問題ではない。 個人の蔵書は、その個人が読むことによって、その価値は無限に変化する。安価でも、時にして、人生を変えてしまうというもある。どんなに高価なでも、読まなければ、その人にとっての価値は存在しないといってもいい。 日人の平均寿命が、80年と

    『日本国内の本の保存量の限界が、出版不況の原因だ。』
  • 『雑誌にとっての巻号とは 中央公論問題を考える』

    千葉科学大学図書館 坪井昭訓氏 から、中央公論の巻号に関するメールが Daitoken のメーリングリストに流された。「[dtk:03149] 「中央公論」の巻号について」 (そこには、黒澤のブログ記事も紹介されているのだが) 図書館員が、出版する雑誌について、いろいろ意見を言う側ではないが、 雑誌を永久保存して管理し、雑誌記事を見つけ出すという業務を 永久に担っている図書館という立場からすれば、明らかな 混乱が発生することは目に見えている。 雑誌の号の識別は、図書館システムの基的な機能で、巻号年などで 構成されている。その基中の基に、変更が発生したが、 中央公論のホームページや雑誌には、特に、その変更した理由や 経緯は紹介されていない(ようだ。単に見つけられないということかもしれないが) きっと、この129年、129巻問題は、10年後、20年後まで、いや、100年後までに 混乱を引

    『雑誌にとっての巻号とは 中央公論問題を考える』
  • 『中央公論 130年目にむけて、図書館システムは悩んでいる?!』

    雑誌担当者から、中央公論は変だという質問がきた。 2014年は、129巻で、2015年は130巻になるはずだが、129巻のままで、 どうも、誤植らしい。 天下の中央公論が、誤植とは、まさか、気が付かないはずもないのだが。 いろいろ調べてみると、2014年は 129巻ではなくて、129年であって、 2015年は 129年ではなく、129巻だと、表紙に書いてある。 おやおや思いつつ、中央公論に電話。いろいろ複雑な説明を しなければと思いつつ、あっさり、話は通じてしまった。 誤植ではなく、意図的なのだそうだ。 実は、来年2016年が、創刊130年目になるということで、 130年を祝いたい。しかし、いままで、表紙に書いてきた年でいくと 2015年今年が、130年になってしまうので、困った。 そこで、誰かが、妙案を思いついたらしい。 2015年は、129年では、なく、129巻にして、1年、足踏みをし

    『中央公論 130年目にむけて、図書館システムは悩んでいる?!』
  • 『Swets その後 (日本の担当弁護士が決まりました)』

    Swets は、破産して、その後の状況が出ています。 くわしく知りたい方は、こちらをご覧ください。 http://www.cms-dsb.com/swets メール登録をすれば、最新状況をメールでお知らせしてくれます。 11月28日付けで、英文レポートが公開されています。 http://www.cms-dsb.com/Hubbard.FileSystem/files/Publication/498bc1d8-f172-4dea-ac89-443fd5670a2f/Presentation/PublicationAttachment/abd8d20d-5876-4bb2-b256-10035d599327/First_Public_Bankruptcy_Report_Swets_Information_Services_B.V._et_al_%2028_November%2020.PDF

    『Swets その後 (日本の担当弁護士が決まりました)』
  • 『図書館の密やかな悲鳴(図書館サービス原論)』

    新年度がはじまり、学期外のつかの間の静けさが失われた。 (学期外も図書の蔵書点検、掃除でてんてこ舞いであったので、静けさなんてなかったけど。) 授業が開始されると図書館の利用は急速に増加。 貸出冊数が伸びるのはかまわないが、問題は、予約の増加である。 毎日、毎日、数十人が予約をつけていく。 授業に使う図書はリザーブブックとして短期貸出(当日、1日、3日間)で対応する。 事前に、利用が集中することがわかっているからである。 しかし、一般図書も次々と予約がついてくる。 しかし、図書館の利用は、利用規則によって利用されるので、予約が付いたから 早く返せとはいえない。 最初の利用者が返却するのをひたすら待つばかりである。 図書館は、基的にサービスという概念が成り立たないところで、サービスをしているのではないかと 思う。 どのくらいの予約が、許容されるべき量なのであろう。 ICU図書館では、学期中

    『図書館の密やかな悲鳴(図書館サービス原論)』
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2009/04/29
    「予約率を上げよう」などとたわけたことを言っている業界人が複数いた時点で,“予約の適正さを研究した人”は業界から干される運命にあったのでしょう,これまでは.
  • 『OPACに付くべき機能(案)』

    黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年) 一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム 図書館の図書を基的に1冊しかないので、利用が集中するのはさけなければならない。 書店のベストセラー、ランキング、図書紹介など、図書にとって、混乱を招く原因にしかならない。 そこで、OPACにつくべき機能 OPACにつけるべき機能 貸出中図書を除く (貸出中の図書を検索してみ、すぐに使えないから) 返却期限が、1ヶ月以上先の図書を除く (すぐに利用できない) 1週間以上先の図書を除く 長期延滞図書を除く(長期延滞には、理由があるので、すぐに利用するのはむずかっしい。) 最近使われた形跡のない図書を除く (1,2,3年程度の幅で) 最近使われた形跡のある図書ののみを検索する。(1,2,3年程度の幅で) 日返却された図書、チェックされた図書を除く (まだ、

    『OPACに付くべき機能(案)』
  • 『日本初のオープンソース図書館システムの最大の武器(強み)』

    高機能、高性能で0円というもの確かに、武器(強み)であるが、 慶応義塾大学の原田隆史教授が、チームを率いていること、と、図書館協会の情報システム研究会が 関わっていることだろう。また、天才プログラマーともいうべき、田辺氏の存在も大きい。 図書館システム業界は、この田辺氏のアイデア、プログラミング技術を、大いに活用すべきだろう。 オープンソースビジネス展開をするふりをして、オープンソースに要望を出し続ければ、それらのプログラムが 無料で手に入る可能性だって、無いわけではないような気もする。 そのうち、文部科学省あたりも、関係をもってくれるとこと期待しよう。 中小規模図書館には、あまりにも、高機能、高性能すぎて、無用な機能も多すぎる気もするが、 高機能、高性能でも、0円なのだがら、自分たちに必要な機能だけ使っても、別におしくないのが、 オープンソースプログラムの良いところなのだろう。

    『日本初のオープンソース図書館システムの最大の武器(強み)』
  • 『図書館パフォーマンスとしての予約数』

    黒澤公人のドキュメンテーションシステムの100年(1960年-2060年) 一次情報ダイレクトアクセス時代のドキュメンテーションシステム 図書館は、図書が1種類1冊しかないため、需要の集中は避けなければならない。 予約は、あくまで、即時需要にこたえられない代替手段である。 その予約システムも、利用可能になった場合に、まだ、需要があるかどうかまでは保証できない。 さて、予約数と貸出数の比較は、図書館パフォーマンスとして何か指標になるか? もちろん、予約数の多さは、パフォーマンスとしてよくない指標であり、予約はないに越したことがない。 図書館ランキングや需要を集中するようなPRは、極力さけ、需要の分散、代替を行う必要がある。

    『図書館パフォーマンスとしての予約数』
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2009/01/22
    “予約数の多さは、パフォーマンスとしてよくない指標であり、予約はないに越したことがない。”そのはずなんですけど,15年くらい前に同じこと言ったら散々叩かれました(^^;).
  • 『NEXT-L の田辺は天才か!?』

    NEXT-L オープンソースト図書館システムの広報担当は、いろいろ、センセーショナルな キャッチも考えなければならない。 田辺は天才か?! たぶん、そうだろう。 なぜなら、日において、図書館システムのつくり方を書いたも手引書も存在しないので、 自力で解決しなければならない。 一応、NEXT-L メンバーが、図書館システムの仕様にいろいろアイデアを出すことに なっているが、システム作成は田辺さんが実質一人でおこなった。 やはり、天才の称号をつけておこう。 このNEXT-L 図書目録データ構造が、 現代の図書館 2008.9 VOL.46 No.3 に載っている。 興味ある方は、是非お読みいただきたい。 その天才ぶりの一端をしることができるでしょう。

    『NEXT-L の田辺は天才か!?』
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2008/12/17
    ネタ・・・・・・なんですか?
  • 『図書館、書店の共存(出版不況の原因について)』

    出版不況の乗り越えるひとつの方法は、図書館と書店の共存関係にある。 図書の売り上げの減少を、図書館のせいにする見方もあるが、それは、根的に 間違っている。(ただし、書店とブックオフの共存は難しい利害関係にある。) あまり、例がないかもしれないが、図書館のとなりに書店を開くべきである。 ともに、繁盛するにちがいない。 なぜ、そう思うのか。 実は、の行動をみていると、それに思い至る。 彼女は、市の図書館のヘビーユーザーの一人であるが、同時に大量に図書を買い込んでおり、 いつも、図書館と書店がとなり同士にあれば、いいのにと嘆いているからである。 この相乗効果ははかりしれない。 図書館に足しげく通う人に、図書館は、十分に機能するわけがない。 図書館が、ベストセラーの図書を数十冊買い込んでサービスしたところで、 図書館がユーザーを満足させることはできない。 それでも、数ヶ月1年待ちでも、図書を読

    『図書館、書店の共存(出版不況の原因について)』
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2008/01/28
    20年前にも誰かが言っていたような記憶がある(僕ではない)>>図書館の隣りに書店.一向に実現しないのは,どちらが嫌がっているんだろう(^^;).どちらも,か?
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