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ブックマーク / trivial.hatenadiary.jp (79)

  • 『つながる図書館』の感想その他 - 一本足の蛸

    つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書) 作者: 猪谷千香出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/01/07メディア: 新書この商品を含むブログ (39件) を見るまずは、このを読む前にタイトルだけ見て感じたことから。 最近、図書館にカフェなどを併設して住民相互の交流施設にするという動きがあって、なかには観光客の来館による「交流人口」の拡大をめざす事例もあるのだが、そのような事例に対してなんとなく違和感というか不快感というか不安感というか、あまり明確な言葉にはしにくい感情を抱いていたところ、『つながる図書館』というが出たので、サブタイトルに含まれる「コミュニティの核」という言葉を手がかりにして、漠然と抱いていたものを何とか言語化してみようと考えたのが、上の3ツイートだ。 最初のツイートは要するに「読みにとって図書館の交流機能なんて邪魔」という趣味人のエゴ

  • 久しぶりに武雄市について書いてみよう - 一本足の蛸

    去年の今頃、佐賀県武雄市*1について何度か言及したことがあったが、だんだん面倒になってこの日記では扱わなくなった。でも武雄市への関心が失せたわけではなく、Twitterではよく呟いている。直近ではこんなことを呟いた。 これは、次の記事を受けたものだ。 日(5/9)、武雄市ICT教育推進協議会から樋渡市長に対し、武雄市立小中学校の児童生徒に整備するタブレットPCについて、答申がありました。 協議会座長の松原聡東洋大学教授から樋渡市長に、答申書が手渡され、「小中学校全学年の全児童生徒(約4,000名)全員に配布することが望ましい」と答申されました。 これを受け、樋渡市長は「来年4月以降、全学年、全児童生徒に整備するように取り組みたい」と述べました。 ◯お問合わせ 武雄市教育委員会学校教育課 問い合わせ先が教育委員会になっているので、武雄市ICT教育推進協議会は教育委員会所管の協議会なのだろう

    久しぶりに武雄市について書いてみよう - 一本足の蛸
  • がばい図書館法解釈 - 一本足の蛸

    佐賀県武雄市・樋渡啓祐市長生インタビュー 〜がばい市長大いに吼える!〜:放送と通信の地殻変動 - CNET Japanを読んだ。「がばい」は副詞であり直接名詞には係らない、というような細かい話はさておき、気になる点がいくつかあった。「ホッテントット」云々は既にはてなブックマーク - 佐賀県武雄市・樋渡啓祐市長生インタビュー 〜がばい市長大いに吼える!〜:放送と通信の地殻変動 - CNET Japanで指摘されているので、それ以外で。 図書館法で各自治体に1つ以上、運営主体は自治体でなければならないと決まっています。なので病院のように民間移譲はそもそもできなかった。しかし、平成15年に制定された「指定管理者制度」で、運営を民間に委託することはできるようになったので、CCCに運営委託をすることに決めたわけです。 図書館法に書かれていないことを言っている。 第一に、図書館法には各自治体に1つ以上

    がばい図書館法解釈 - 一本足の蛸
  • もし図書館の貸出履歴が個人情報でないとすれば - 一本足の蛸

    武雄市長物語 : 図書館貸出情報の扱い、ご安心ください!によれば、特定の個人を識別できない情報は個人情報ではないそうだ。それは、「個人情報」という語の一般的な意味というよりは、個人情報の保護に関する法律で定義された限りの「個人情報」の話で、「法令上の」というような限定句*1なしに、どんなを借りたかが個人情報ではないと言ってしまうと、高木浩光@自宅の日記 - 武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨てで言われているように「斬新」と評されても仕方がない*2のではないか。 それはさておき。 では、論点の図書館の貸出履歴が、個人情報に当たるかというと、ちょっと具体的に言うと、「樋渡啓祐が「深夜特急」「下町ロケット」「善の研究」を5月6日に借りた。」この情報が外部に出るとこれは個人情報の関係法令の適用に当たる、これは当然。 僕が言っているのは、「5月6日20時40分、42歳

    もし図書館の貸出履歴が個人情報でないとすれば - 一本足の蛸
  • 武雄市図書館は市長所管ではない……かどうか不安になってきた - 一本足の蛸

    武雄市図書館は市長所管ではない - 一足の蛸の続き。 前回の記事では、地方教育行政の組織及び運営に関する法律と武雄市図書館歴史資料館設置条例に基づき、武雄市図書館歴史資料館が教育委員会所管の施設であり、その管理について市長が口出しするのは越権行為の疑いがあるということを述べた*1。ところが、武雄市長物語を見ているとだんだんそこで述べたことが果たして現況に即しているのかどうか不安になってきた。 昨年度の図書館関係の記事をみると、教育委員会について何回か言及しているのに、今年度にはそのような言及がないのだ。 今日、たまらず、教育委員会の図書館担当を呼んで、異例の市立図書館の抜改革について指示をした。あれだけ、議会で、訳の分からんものを含む新刊の購入を抑え、評判の良い、あるいは歴史的に見て価値のあるを購入する!って言ってたのに、教育委員会は見事に動かず。失望した。実際、僕は図書館のヘ

    武雄市図書館は市長所管ではない……かどうか不安になってきた - 一本足の蛸
  • 武雄市図書館は市長所管ではない - 一本足の蛸

    高木浩光@自宅の日記 - 武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨て経由で知ったことだが、武雄市は図書館歴史資料館の運営についてTSUTAYA運営会社と提携することになったそうだ。 進展する高齢社会の中で、豊かな生活を実現するための中核的施設として、武雄市図書館歴史資料館をより市民価値の高い施設として運営するにあたり、CCCが運営する「代官山 蔦屋書店」のコンセプト及びノウハウを導入し、企画すること、及びそのための重要な手段として付属事業を展開することについて、武雄市とCCCが提携することについて合意する 図書館にTポイントカードを導入するという方針のようで、はてなブックマーク - 高木浩光@自宅の日記:武雄市長、会見で怒り露に「なんでこれが個人情報なんだ!」と吐き捨てでは複数の人が図書館の自由に関する宣言を引き合いに出している。それは実にもっともなことだと思う

    武雄市図書館は市長所管ではない - 一本足の蛸
  • 『氷菓』とバッハと昭和の終わり - 一本足の蛸

    昨日、Twitterでこんなツイートを見かけた。 これを読んで、次のようにツイートした*1。 140文字という制限ではどうしても説明不足となるため、少し補足しておく*2。 西洋音楽史を大まかにみれば、「中世」→「ルネサンス」→「バロック」→「古典派」→「ロマン派」→「現代」という流れだ。このうち、バロック音楽は1600年から1750年までの150年ということになっている。「ということになっている」事情を説明しよう。 1600年頃に音楽史上重要なふたつの作品、『魂と肉体の劇』及び『エウリディーチェ』が初演されているので、この頃にバロック音楽が始まったとされている。 外交官としてローマに行くこともたびたびあり、その時は音楽家としても活動した。有名な『魂と肉体の劇』の初演は、1600年2月のことである。この曲は一般に、歴史上最初のオラトリオととらえられている。記録によると、この曲はその年に2度、

    『氷菓』とバッハと昭和の終わり - 一本足の蛸
  • LRTの次はBRT? - 一本足の蛸

    新潟市がBRTの導入を目指しているらしい。 新たな公共交通の導入を検討している新潟市は、2014年度までに、市中心部に専用車線を走る2両編成の連節型バス「BRT」(Bus Rapid Transit)の運行を目指すことを盛り込んだ基方針をまとめた。新潟駅―白山駅間を走らせ、運営は新潟交通(新潟市)に任せたい考えだ。13日の市議会全員協議会で説明する。 この書き方だと、連節バスがBRTだという誤解を招くのではないかと思う。 「BRT」とは輸送システムの名称だが、システムは目に見えない。目に見えないものを目に見えるもので説明するのは「わかりやすい」が、偶像崇拝に陥る危険もある。ちょうど、「LRT」が低床型路面電車のことだと誤解され、矮小化されたように。 まあ、新聞記事にあまり目くじらを立てても仕方がない。市の検討委員会*1の委員長である横浜国立大大学院中村文彦教授は、その筋の専門家だから、東

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  • Vexations,Knickers,そして…… - 一本足の蛸

    建設の是非を検証中の八ッ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)を巡り、国土交通省関東地方整備局が集めたパブリックコメント(意見公募)で、寄せられた意見の約96%が同一文書に署名だけ手書きしたものだったことが分かった。「八ッ場ダムは必要不可欠」などと印刷され、ダム推進派が組織的に署名を呼びかけた可能性が高い。ダム反対派は「世論誘導の狙いがあるのではないか」と反発。専門家は「パブリックコメントの趣旨から逸脱した行為」と批判している。 【略】 同整備局は「パブコメは多数決ではないので、特に問題はない」と説明しているが、八ッ場ダム建設に反対する市民団体「水源開発問題全国連絡会」の嶋津暉之共同代表は「世論誘導のため組織的に署名を集めたと思われる。非常に問題だ」と話している。【奥山はるな】 題からは外れるが、この記事、何だか変だ。冒頭の段落に出てくる「専門家」の名前がどこにも書かれていない。パブリックコ

    Vexations,Knickers,そして…… - 一本足の蛸
  • 北海道にはヒグマ、本州にはツキノワグマ、鹿児島には白熊 - 一本足の蛸

    天文館のイメージは男性が「飲み屋街」、女性は「白熊」。欲しい店・サービスは男性「黒豚横丁」、女性「特産品や情報のアンテナショップ」−。鹿児島市の天文館周辺にあるホテル・旅館の宿泊客859人に実施したアンケートからこんな結果が出たことが分かった。 天文館と聞いてすぐに思い浮かぶもの(イメージ)については、「飲み屋街」が58.6%で最も多く、次いで、「アーケード」42.4%、「白熊」40.4%などとなっている。 これを性別にみると、男性では「飲み屋街」が69.2%と約7割を占め、突出して多くなっている。一方、女性では「白熊」が51.9%で最も多く、次いで「アーケード」46.4%、「飲み屋街」39.3%などとなっており、男女で天文館のイメージに違いがみられている。 ちょうどこのアンケート調査実施期間に実施対象ホテルに宿泊したのだが、こんなアンケート調査をやっていたとは知らなかった。天文館付近には

    北海道にはヒグマ、本州にはツキノワグマ、鹿児島には白熊 - 一本足の蛸
  • 静岡市には既にLRTが存在する - 一本足の蛸

    静岡市がLRTの導入に関する意見を募集している。今月30日まで。 LRT導入の考え方についてと題されたPDF文書を読むとLRT導入がいいことずくめのように書かれている。そんなにいいものなら、意見募集なんかせずにさっさと導入すればいいだろうに……と嫌味を言ってみたくなる。実際にはLRTは長所もあれば短所もある乗り物なので、短所をどう克服するかという策を説明せずに長所だけ喧伝するのはフェアではない。 静岡市にはさほど土地勘があるわけではないが、よそ者の目でみてもこのLRT導入計画には疑問点というか不安点がいくつもある。政策的に導入するものだから、採算性についてはそれなりに手当てがなされるものとして、それ以外を思いつくまま3つ挙げてみよう。 この計画ではおそらく路線は主に道路上に専用軌道の形で敷設されるのだと思われるが、車線数の減少による交通渋滞の緩和策としてはパークアンドライドとサイクルアンド

    静岡市には既にLRTが存在する - 一本足の蛸
  • 音楽の捧げ物(合唱つき) - 一本足の蛸

    昨日、中古レコード店でヘルベルト・ケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団他の演奏によるバッハの「音楽の捧げ物」のCDを買ってきた。 実は生まれて初めて買ったレコード*1は「音楽の捧げ物」だった。カール・ミュンヒンガー指揮シュトゥットガルト室内管弦楽団の演奏による。ミュンヒンガーは20世紀におけるバロック音楽復興の立役者のひとりだが、今となってはもう過去の人だ。ケーゲルも同様に過去の人っぽいが、こっちはあまりよく知らない。ゲーベル*2と語感が似ているので記憶に残っている程度だ。 「音楽の捧げ物」のCDを何枚持っているか数えたことはないが、たぶん10種類以上はあるだろう。バッハとかバロックとかの名曲集のCDボックスを買うとその中の1枚が「音楽の捧げ物」に充てられているということが多い。「音楽の捧げ物」を単品で買うことはほとんどないのだが、ケーゲル盤は合唱つきだというので興味を惹かれて買ってみた。

    音楽の捧げ物(合唱つき) - 一本足の蛸
  • 日本の原子力発電所立地市町村の地価調査基準地価格一覧表(作りかけ)の補足説明 - 一本足の蛸

    上の記事をアップした際に忘れていた補足説明をいくつか。 原発立地市町村は日の原子力発電所 - Wikipediaの「稼動中の原発立地」による。ただし、市町村コード順に並べ直してある。 基準地は平成22年を基準に選択した。従って、平成21年の基準地で平成22年には基準地ではない地点は含んでいない。また、基準地番号も平成22年を基準としている。高浜5-1と伊方5-1は平成21年と平成22年で地点が異なり単純比較ができないため、「平成21年価格」欄と「平成22年変動率」欄にデータがないことを示す「…」を記入した。 「用途」欄の「住宅」は住宅地、「宅見」は宅地見込地、「商業」は「商業地」、「準工」は準工業地、「工業」は工業地、「調区」は市街化調整区域内の現況宅地の略。なお、地価調査ではこれらの用途的地域のほか林地も調査対象としているが、市町村別検索ができないので割愛した。 変動率は当年の値と前年

    日本の原子力発電所立地市町村の地価調査基準地価格一覧表(作りかけ)の補足説明 - 一本足の蛸
  • 日本の原子力発電所立地市町村の地価調査基準地価格一覧表(作りかけ) - 一本足の蛸

    先日、『土地の値段はこう決まる』を読んだ際に原発が地価に与える影響を調べてみたくなった。 国土交通省が土地総合情報システムという便利なシステムを作っており、不動産取引価格や地価公示・都道府県地価調査*1の価格を検索することができるのだが、とりあえず地価調査の基準地価格を調べてみることにした。地価調査は毎年7月1日が基準日で、今年の調査結果は今月下旬に公表されることとなっているため、1月1日が基準日の地価公示よりも早く、いわゆる「3.11」以降の地価の動向を知ることができるからだ。 当は原発から半径○km以内、というように区切ったほうがいいのだが、GISを使いこなせる人でないとそのような分析は難しい。手作業なので、市町村を単位として選択することにした。平成の大合併で市域が広くなったところもあり、どうしようか迷ったが、結局、県庁所在市の松江市のみ、合併前の鹿島町内に絞ることとし、柏崎市や薩摩

    日本の原子力発電所立地市町村の地価調査基準地価格一覧表(作りかけ) - 一本足の蛸
  • ピアノ線上のアリア - 一本足の蛸

    日曜日の午後は何となく気分が沈みがちだ。何もせず惰眠をむさぼっていたい。だが、日曜日に昼寝をすると夜に寝付けず、月曜日の朝に寝不足になる。これはいけないので無理に起きているのだが、でも何もする気にならない。 ちょうと手許にレーガーがピアノ4手用に編曲したバッハの管絃楽組曲のCDがあるので、今それを聴いている。 管弦楽組曲第1−4番(ピアノ・デュオ版:レーガー編曲) Trenkner & Speidel(P)【CD】-バッハ|古楽|クラシック|音楽|HMV ONLINE オンラインショッピング・情報サイト 2枚組で、管弦楽組曲全曲(BWV1066-1069)*1のほか、有名なオルガン曲「パッサカリアとフーガ(BWV582)」と「トッカータとフーガニ短調(BWV565)」と「前奏曲とフーガ ニ長調(BWV552)」の編曲版も収録されている。 管絃楽組曲第3番の第2曲は「G線上のアリア」として知

    ピアノ線上のアリア - 一本足の蛸
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2011/09/08
    僕はブランデンブルク協奏曲のは持ってるのですが,管弦楽組曲のほうは持ってないのですよね>レーガー編曲版。
  • バッハの名前による - 一本足の蛸

    先日、ラジオを聞いていたら、「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」という変なタイトルの曲を流していた。こんな曲だ。 この映像の1分49秒から1分55秒にピアノのパッセージが挿入されている。最初ラジオで聴いたとき、これは「半音階的幻想曲とフーガ ニ短調」の幻想曲からの引用だろうと思ったのだが、あまり音感のいいほうではないので特定できない。いや、音感のよしあしは関係ないか。 とりあえずピアノによる演奏とチェンバロによる演奏1つずつにリンクしておくので、興味のある人は聴いてみてください。 で、「バッハの旋律を夜に聴いたせいです。」に話を戻す。 この曲のタイトルになぜバッハが出てくるのだろうか? 音楽的にはたぶんバッハとは関係がないだろう*1。このタイトルは歌詞としても用いられていて曲中で何度も繰り返されているが、歌詞の内容に着目してもなぜバッハなのかがわからない。偏見かもしれないが、ラヴソング*

    バッハの名前による - 一本足の蛸
  • 「地域振興」という美名の下で - 一本足の蛸

    最近、なんとなくぼんやりと考えていることを、あまりまとまりもないままに適当に書き飛ばすことにした。読みにくいかもしれないので予め謝っておく。ごめんなさい。 さて、「地域振興」だ。括弧に入れたのは、この語を使用(use)するのではなく、言及(mention)しているということを表すためだが、だからといって字面に拘るつもりはない。別に「地域再生」でも「地域活性化」でもいいし、「地域」を含まない「まちづくり」や「むらおこし」でも構わない。それぞれ少しずつニュアンスが違うことばだが、ここではそのような細部には立ち入らない。以下、これらの語を「地域振興」で代表させることにする。 「地域振興」を声高に主張する人々がいる。役所やその外郭団体に多いが、商工会や観光協会などの民間団体の中にもいる。「地域振興」はよいことであり、それは是非とも推進しなければならないことだ、と考えられている。そのような人々の活動

    「地域振興」という美名の下で - 一本足の蛸
  • 恐ろしき七月馬鹿 - 一本足の蛸

    来であればこの日はルガーノ・クァルテットが演奏するはずだったのだが、原発事故の影響で4月時点で早々に来日キャンセル。さすがは環境大国にして永世中立国スイスの弦楽四重奏団らしい、スバラシイ対応であると思いました。まあ怒ろうとは思わないけれど、ヨーロッパの原発が爆発したらこの馬鹿4人はどうするのか知りたいから是非爆発していただきたいぐらいの皮肉な思いは頭をもたげますね。 最初、この文章を読んだとき、来日キャンセルしただけで「馬鹿」呼ばわりはいかがなものかと思ったのだけど、たいていのスイス人は日語が読めないから実害はないのだろうと読み流していたのだが、今日になって当該記事のコメント欄をみて、慌てて「ルガーノ・クァルテット」で検索して、次のような記事を見つけた。 第一ヴァイオリンが、スイス・イタリア放送管弦楽団のコンサート・マスターのタマス・マイヨルという人で、ハンガリー生まれで、ブダペストの

    恐ろしき七月馬鹿 - 一本足の蛸
  • 家・出産・GHQ - 一本足の蛸

    私たちはこうして「原発大国」を選んだ - 増補版「核」論 (中公新書ラクレ) 作者: 武田徹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/05/10メディア: 新書購入: 9人 クリック: 89回この商品を含むブログ (48件) を見るこのの冒頭付近、32ページに次のような文章がある。 確かにその登場人物達は、戦後的な状況の中に生きている。たとえば皇族ですら病院で出産するようになった今や想像しにくいが、かつての日では、よほどの異常分娩以外、子供は家で生むのが当然だった。そうした習慣に変化が生じるのは戦後で、六〇年代には新生児の半数が、六五年には八〇%が医療施設で生まれている。これは実はGHQの占領政策の成果だった。GHQは産婆制度の解体にこだわった。それは病院での出産こそ衛生的で近代的だというイデオロギーをまとって現れた政策だったが、実は家制度の解体を視野に入れたものだった。 産

    家・出産・GHQ - 一本足の蛸
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2011/06/23
    ふむふむφ(..)メモメモ
  • 抜本的な解決を求めたがる人々 - 一本足の蛸

    世の中には、あちらが立てばこちらが立たず、かといって何もしないわけにもいかないので、だましだましその場を取り繕っていくしかないことがよくあるのだけど、いかなる問題に対しても抜的な活系を求めたがる人々には、そのような場当たり的な対応がひどく不快なようで、いろいろと非難したり妨害したりすることもある。その結果、ぼちぼち対策をとればそれなりにやり過ごせる程度の危難に対してどうにもこうにも身動きがとれなくなって、結局、誰もが損をしてひどい目に遭ってしまうことにもなるのだけれど、それでもきっと中途半端に妥協するよりは価値のあることだと考えているのだろう。そういう輩に出くわしたときには、あまりまともに相手をせずに適当にやり過ごすほうがいい、と最近気がついた。もちろんそれでは抜的な解決にはならないのだが、抜的な解決を求めたがる人々の害悪を完全に一掃するような抜的な解決はないのだから仕方がない。

    抜本的な解決を求めたがる人々 - 一本足の蛸
    wackunnpapa
    wackunnpapa 2010/07/21
    まったくだ(sigh)。