![海賊版対策でのブロッキングは是か非か? ――“できうる限りの対策を施してまいりました”と主張する根拠を示せ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d067e70f78a418981e34d6d004010eaaeec47c25/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwildhawkfield.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2018%2F06%2Fmangamura.jpg)
匿名氏の書いた“ちきりん氏の「実は面倒な電子書籍」がウソだらけな件”を、この個人ブログで公開する行為がちょっと軽率だったので、反省とちきりん氏への謝罪の意味も込めて検証記事を書いておきます。 私のダメだった点 先に、私のダメだった点について。いくら頼まれたから、代理だからといって、個人のブログで公開すれば「私の意見」とイコールで見られてしまいます。うかつながら、そのことに気づいたのは、記事がだいぶ拡散したあとのことでした。 もらった原稿にほとんど手を入れずに公開してしまったわけですが、怪文書は怪文書らしく「はてな匿名ダイアリー(増田)で」と投げてしまうのが正解だったのかもしれません。 もし今回のように個人ブログで代理公開するなら、もっと事実確認をすべきだし、言動の荒さを修正すべきだったでしょう。とくに、半ばちきりん氏への個人攻撃になっている部分をそのままにしてしまった点は、失態でした。申し
3月4日に「Chikirinの日記」で公開されたエントリー「実は面倒な電子書籍」について、「この言説をそのまま放置できない!」と匿名でのタレコミがありましたので代理公開します。 ちきりん氏の電子書籍論がウソだらけな件 ちきりんという評論家だかコンサルだか、匿名だか有名だかわからん人が、「実は面倒な電子書籍」(魚拓)というエントリーで、ウソ八百並べてる。 まあ、紙の媒体は言うにおよばず、ネットにおいてもいわゆる「評論家」のものする「電子書籍論」というのはデタラメ、というのは業界の常識なので、今回もスルーしようかと思ってたけど、今回はほっとくと実害が及びそうなのでここで釘を刺しとくことにしますね。 で、全体は3部構成になっているが、そのどの部分もおかしい。なんというか、実際に手を動かさないで(ってこの人、セルフで電子書籍出してるはずなんだけど? 誰かにやってもらったのか)、ものすごい遠いぶどう
11月9日、麹町の日本文藝家協会会議室にて行われた記者会見を、現地から速報レポートします。孤児著作物問題を解決するための実証事業を開始することについての報告です。 事業趣旨(配付資料より) 著作権者不明等の場合の裁定制度について、より利用しやすい仕組みに改善するため、利用者の負担を軽減する方策を検討する実証事業を、権利者団体の協力を得て行う。 著作権者不明等の場合の裁定制度についてはこちら。 事業内容(配付資料より) 権利者団体が、利用者の利用ニーズを踏まえて、著作権者不明著作物の裁定利用に必要な「権利者の捜索」や「文化庁への申請」等をまとめて行う。この実証事業を通じて、利用者の負担軽減の効果や課題について検証する。 ○事業実施団体: 権利者団体(9団体*)で構成する「オーファンワークス実証事業実行委員会」 ○実施内容: ①利用ニーズの調査、②権利者の捜索、③裁定申請、④補償金の供託 など
売っていないものは買えません。電子出版市場の盛り上がりには、ラインアップ増が不可欠です。では、2012年1月以降に発行された本はどれくらい電子化されているのでしょうか? Amazon で出版社別に調べてみました。 全期間の調査記事はこちら。コミックだけの調査記事はこちら。 表に入る前に、以下のようなことを前提としたデータだということをあらかじめご了承ください。 まず、「電子化率」という言葉を使っていますが、Kindleストア向けの配信を抑制し他ストアには配信している可能性があります。また、例えば「朝日新聞社」のようにイーシングル(短い電子書籍)を多く出している場合は「電子化率」という言葉があてはまりません。 また、トータルでの電子化率は22.3%という結果になっていますが、出版社なのに出版社一覧には載っていないケースがあるため本当はもう少し大きな数字になるはずです。Amazon の仕組みが
童貞の機関車 – 国立国会図書館デジタルコレクション 昭和6年当時の新刊広告が話題になっていたけど、全国685館で閲覧・複写可能な「図書館送信(図書館向けデジタル化資料送信サービス)」のことは、まだあまり知られていないのだなと痛感した話。 国立国会図書館に行かなければ読めないという勘違い 話題になっていたツイートはこちら。 見よ!! って言われても。 昭和6年の本に載ってた広告 pic.twitter.com/FP4LIyUaQB — 松田洋子 (@matuda) 2016年4月30日 なかなか強烈な広告です。Togetterで反応がまとめられていました。 まとめを読むと、「島洋之助」という著者名や『童貞の機関車』というタイトルから、「NDL-OPAC(国立国会図書館蔵書検索・申込システム)」や「国立国会図書館デジタルコレクション」や「国立国会図書館サーチ(NDL Search)」で調べて
本の未来基金は5月30日、シナジーカフェGMOにて「Code for 青空文庫」アイデアソン #1 を開催しました。現地から可能な限りライブ更新します。 ニコニコ生放送はこちら。 以下、常体で書かせていただきます。 青空文庫の現状について まず青空文庫の大久保ゆう氏から、青空文庫の現状について説明があった。 青空文庫はインターネット上の電子図書館。主にパブリック・ドメイン(著作権期限切れ)作品の配信をボランティアが入力・校正・配信している。以下の4つを基本思想としている。 Universal Texts 「日本語が使える人であれば誰でも利用可能なテキスト(※ユニバーサルデザイン)」 年配の方やお子様、目の見えない方でも読める、ということを大切にしている。日本語マークアップとして「青空文庫注記」を入れてある(マシンリーダブル)。 Open Air Shelves 呼びかけ人の故・富田倫生氏が
Amazon.co.jp: Amazon Student: 学生のためのプログラム Amazon Student いわゆる学割プログラムである「Amazon Student」に対し、ポイント値引きは再販契約違反であると、日本出版者協議会(出版協)が何度も抗議をしています。直近では、出版協は9月5日までに回答がない場合は出版物の出荷停止指示をするという警告をしていました。 回答期限である昨夜、こんなリリースが流れました。 Amazon.co.jp、Amazon Student会員を対象に本15%ポイント還元「秋学期応援キャンペーン」を実施 – MSN産経ニュース Amazon.co.jp(以下Amazon)は、Amazon Student会員特典である本(コミック、雑誌およびKindle本を除く)10%ポイント還元につきまして、本日9月5日(木)から2013年10月15日(火)までの間、期間
今朝、日経新聞にこんな記事が載り、周囲に衝撃が走りました。 著作権保護、70年に延長 日米TPP事前協議 :日本経済新聞 4月の日米事前協議で、日本が著作権を含む知的財産分野の交渉方針を米国と統合する案を示したというものです。要するに、本格交渉を始める前から、知財分野では米国要求を飲むというわけです。「会員限定」部分には、著作権保護期間のみならず、非親告罪化・法廷賠償金なども対象になっていると書かれています。 おいおいちょっと待て!と頭に血が上りました。「著作権の保護期間は世界では死後70年が主流だ」とか「保護期間を死後50年にしているのはベトナム、マレーシアなど5カ国」などと、あからさまに米国要求寄りの記事になっているからです。 ちなみにTPP交渉参加国で死後50年制度なのは、他にカナダとニュージーランドとチリです。そこへ日本が加わります。カナダとニュージーランドは知財分野で米国と対立し
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