まとめとは? 日常的な身の回りの出来事から、世界を揺るがすニュースまで、本が扱うテーマは森羅万象。四季折々の年間イベント、仕事、暮らし、遊び、生きること、死ぬこと……。さまざまなテーマに沿う本の扉をご用意しました。扉を開くと読書の興味がどこにあるのか見えてきます。
![「新潮45」休刊のお知らせ| News Headlines | 新潮社](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/39b36cb50a29c41662a96eefd9b1f7bc6d5d4ea3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.shinchosha.co.jp%2Fcommon_v2%2Fimg%2Fogp%2Fshinchosha.png)
【特集】「野党」百害 ◆[緒言]なぜまともな野党がないのか/ケント・ギルバート ◆「福山哲郎」が棚に上げる自分の“口利き”/伊藤達美 ◆酔っ払った「山尾志桜里」に罵倒された夜/古谷経衡 ◆「蓮舫」はギスギスカリカリを払拭したら/角田朋子 ◆時間のムダ「枝野幸男」の3時間演説/大江舜 ◆野合の先駆け「長妻昭」/新田哲史 ◆“裏切り者”と言われて当然「細野豪志」/山村明義 ◆政治哲学なき変節の人「辻元清美」/阿門勇人 ◆「志位和夫」に転向のすすめ/甘粕代三 ◆自民党の二軍「玉木雄一郎」/小田嶋隆 【特別企画】そんなにおかしいか「杉田水脈」論文 ◆LGBTと「生産性」の意味/藤岡信勝 ◆政治は「生きづらさ」という主観を救えない/小川榮太郎 ◆特権ではなく「フェアな社会」を求む/松浦大悟 ◆騒動の火付け役「尾辻かな子」の欺瞞/かずと ◆杉田議員を脅威とする「偽リベラル」の反発/八幡和郎 ◆寛容さを
本日「群像」8月号が発売され、「群像」6月号に掲載された北条裕子氏『美しい顔』に関して、石井光太氏の著作『遺体 震災、津波の果てに』を参考にしながら、参考文献として未掲載だったとの説明、及びそれに対する謝罪がなされました。また、本来であれば「群像」6月号に掲載されるべきだった参考文献一覧も、あわせて掲載されました。 ここに至るまでの経緯の概要をご説明いたします。現在も協議は続いているため、やり取りの詳細などは控えさせて頂くこと、ご了承ください。 5月7日発売の「群像」6月号で上記の問題が生じたことを認識した講談社から、5月14日にまずは石井光太氏へ、両作品を比較した類似箇所のリストの提示、それを元にした事情説明と謝罪がありました。また『遺体』の版元であり、石井氏の代理人である弊社には、5月29日に同様の事情説明と謝罪がありました。29日の協議で、代理人である弊社が講談社に要望した主な点は以
西村雄一郎 ニシムラ・ユウイチロウ ノンフィクション作家、映画・音楽評論家。1951年、佐賀市生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科を卒業後、「キネマ旬報」パリ駐在員。帰国後、映像ディレクターとしてビデオCM、ビデオクリップを演出。1985年から古湯映画祭(佐賀市富士町)の総合ディレクターを務め、その功績により1990年に「佐賀新聞文化奨励賞」受賞。2001年公開映画『いのちの海』(原作・帚木蓬生)で脚本を初執筆(石堂淑朗と共作)。2003年にオープンした「映像ミュージアム」(埼玉県川口市)の総合監修を担当。佐賀新聞のコラム「西村雄一郎のシネマ・トーク」は連載36年を超え、新聞単独執筆連載の長期記録を更新中。現在、佐賀大学で教鞭をとる。著書『映画に学ぶビデオ術』(ソニー・マガジンズ)はフジテレビによって映画技術講座番組「アメリカの夜」としてテレビ化され好評を博した。『黒澤明 音と映像』(立風書
新潮社の自費出版限定 『山の上ホテル』執筆プラン ——数多の文人に愛され続ける「山の上ホテル」。あこがれの作家と同じ部屋で、あなたも作品創りをしませんか 本館のデラックスルーム(和室にベッドを置いたタイプのお部屋です)に、専用のライティングデスクとライトをご用意いたします(座卓と座椅子のご用意も可能です)。都心の一等地にありながら、緑に包まれた閑静なお部屋で、心ゆくまで原稿執筆や著者校正にご専念ください ●ご希望により、ご滞在中、編集者が定期的にお部屋をお訪ねし、執筆・校正に関する打合せやご質問などを承ります。 ●基本プランでは朝・夕食をご用意いたします。 (御夕食は池波正太郎さんのエッセイにもしばしば登場する「てんぷらと和食山の上」、または「鉄板焼きガーデン」からお選びいただけます。ご朝食は和食と洋食からお選びください。また、別途チケットをお求めいただくことで、御昼食も館内の3つのレスト
『タモリ論』(新潮新書)を上梓してから五ヶ月が経過した。おかげさまで本書は書店に並ぶ前から増刷がかかり、小説家を本業としている私にとって初めてのベストセラーとなった。 反響は予想以上のものだった。タレントやテレビプロデューサー、放送作家といったテレビの作り手側から、お笑いに詳しいと自任するマニアまで、賛否両論の声を頂いた。これまで小説を七冊書いてきたが、身に余るほどの称賛の一方で、貶す人はとことん罵倒するので、デビューから四年、その手の免疫はできていた、と思っていた。しかし今回ばかりは桁が違っていた。ツイッターで見過ごせない誹謗中傷をしてくる人に憤りを覚え、直接相手にはしなくても、それとなく反論したこともあった。小さいな俺と思った。 その間、幾つもの取材に応え、ラジオにも出演した。テレビ局から出演依頼があったが、弱者を嘲笑する、もっとも嫌いなタイプのバラエティ番組だったため断った。
「『夏の家』では、先生がいちばんの早起きだった」という文章で始まるこの美しい小説『火山のふもとで』を、読めば読むほど、わたしは好きになる。 語り手である「ぼく」、坂西徹は、大学の建築科を卒業したばかりの若者として、小説の中にあらわれる。時代は一九八二年、日本はそれまで続いた高度経済成長にときおり停滞をみながらも、全体としてはまだまだのびしろのある景気状況にあり、やがてきたるバブルを静かに待ち受けている、そんな時期である。 ゼネコンの設計部に就職することにも、当時人気だったポストモダン系の設計事務所に所属することにも違和感を感じずにはいられなかった語り手「ぼく」は、ただ一人尊敬する建築家である村井俊輔、すなわち「先生」の事務所が新卒を採用しないことを知りつつも、求職の手紙を書き、投函する。採用の予定はないといわれながら、一週間後に「ぼく」は「先生」の事務所に招かれる。面接の結果、「ぼく」は事
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