萩野純一郎氏が10月29日に亡くなった。本名よりも「itojun」の愛称で知る人の方がはるかに多いこともあり、ここでは敬意を込めて「itojun」氏と呼ばせていただくことにする。 itojun氏は、よく知られているように、KAME projectでIPv6プロトコルスタックの開発および公開に尽力した主要メンバーの1人で、IPv6普及に多大な貢献をした技術者だ。訃報が流れて以後、インターネット上には萩野氏を悼む声が溢れている。 itojun氏は、最近ではYouTubeで「ipv6 100の質問」をシリーズで公開し、技術者だけでなく、広く一般のユーザーにもIPv6について知ってもらおうと試みていた。本誌では、10月中旬にitojun氏にYouTubeのコンテンツについて取材しており、残念ながらitojun氏に見ていただくことはできなくなってしまったが、itojun氏がIPv6普及のために何をし
尾藤正人(a.k.a BTO)です 昨日ラボプロジェクトとして実験的に開発している新規プロジェクト「プラッシュ」をβ公開しました。 簡単に説明するとプラッシュはFlashとXMLSocketを使う事でブラウザだけでネットワーク対戦ができるゲームポータルサイトです。 今回はプラッシュで使われているFlashとXMLSocketを使ったアプローチについて考察してみたいと思います。 はじめに 正直に告白すると僕はFlashを一行も書いた事がありません。(汗) なので、Flashの部分に関してはFlash側の開発者であるyossyに聞いたり、Webで調べた情報がほとんどです。 不正確な情報が含まれてる可能性がありますが、その辺を考慮していただければと思います。 FlashのXMLSocketで何ができるのか FlashのXMLSocketを使うと直接ソケット通信を行う事ができます。 AjaxやCo
ネットワーク管理者や管理システムの開発者にとって,ネットワークを流れるトラフィックをモニターしたり管理する技術について知ることはとても重要です。本連載では,トラフィック管理とはどういうもので世の中にはどんな技術があり,どのような使われ方をしているのかを,各技術の長所や短所を比較しながら詳細に解説します。 ■第1部 ネットワーク・トラフィック管理技術とは 第1章 ネットワーク・トラフィックとは 第2章 トラフィックに含まれる情報を知る 第3章 トラフィック管理技術とその比較 第4章 技術比較とまとめ ■第2部 標準技術「RMON」を使った管理を理解する 第1章 ネットワーク管理用プロトコルSNMPとは 第2章 RMONとは何か(定義や歴史,設計思想) 第3章 RMONの構成と動作原理を理解する 第4章 RMONの関連ドキュメントについて 第5章 RMONの実装状況とアクセス例 ■第3部:「s
1. はじめに Shareと呼ばれるP2P型ファイル交換・共有システムがここ二年ほどで急速に普及し、Winnyについで第2の巨大P2Pネットワークを構成している事は皆様もご存知かと思います。以前、ネットワーク脆弱性スキャナ「Retina」(http://www.scs.co.jp/eeye/)にWinnyの検出機能を実装致しましたが、同様にShareの検出機能も実装して欲しいという強い要望を日本の皆様から頂いておりました。このためには、Shareを解析せねばなりません。 どうせShareを解析するならば、利用されている暗号アルゴリズムやプロトコルを詳細に解析し、現在日本で大きな社会的問題となっているShareネットワークでの情報漏えい問題に何か手を打てればと思い、年明けからShare EX2の解析に着手しました(以降、「Share」 = 「Share EX2」とする)。この甲斐あって、Re
図 照明や信号の光にデータを紛れ込ませる「可視光通信」 人間は高速で点滅する光の変化を感知できない。この性質を利用して,可視光でデータを送る。 可視光通信とは,目に見える光を使ってデータをやりとりする通信技術のこと。データを照明や信号に紛れ込ませて,人間に気付かれずに通信を行う。総務省では可視光通信の実用化に向けて,2006年11月に発足させた次世代ブロードバンド技術の利用環境整備に関する研究会で検討を始めた。 「見える」という特徴を持つ光を使うことで,従来の無線通信では考えられなかった用途での利用を想定している。 可視光通信の最大の特徴は,送信装置に既存の照明器具や信号灯が使えること(図)。LEDやインバータ型蛍光灯,直流型蛍光灯であれば,変調装置を追加するだけで可視光通信が可能になる(図中の1)。この変調装置が電力をオン/オフしたり周波数を変えることで光源の可視光を変化させ,データを送
ファイアウォールは身近なようでわかりにくい。ファイアウォールと名乗るものはさまざまなタイプに分かれ,それぞれが異なる機能を持っている。ただ,ファイアウォールを名乗る以上,すべてに共通する特徴がある。共通の特徴を押さえたうえで,それぞれのタイプの違いを把握する。これがファイアウォール理解の王道だ。 ■Part1: 基本 管理外の外部ネットから内側のセキュリティを守る ■Part2: パーソナル型ファイアウォール パソコン内のアプリケーションやパケットのデータ部分を検査する ■Part3: SOHO向けゲートウエイ型ファイアウォール BBルーターの機能に加え,ウイルス検出やDMZを提供 ■Part4: 中・大規模向けゲートウエイ型ファイアウォール シグネチャなしで攻撃を遮断 変更可能なASICで高速化
DNSは,仕様ができてから今までインターネットを支え続けている大切な基盤技術。今,そのDNSが進化している。新しいサービスが誕生し,近い将来にもさまざまな技術が登場する。それに伴って,DNSの役割や用途も拡大しつつある。どこがどう変わり,変わらないのはどこか――。基本から新サービスのしくみまで,まるごと理解してしまおう。 ■Part1:歩み 枠組みは変えずに拡張して新サービスを提供 ■Part2:根本 1本のツリーで情報を分散管理この根幹のしくみは変わらない ■Part3:新サービス すでに身近で活躍している最新サービスを押さえる ■Part4:先端技術 近い将来に登場する最先端の技術を先取り
id:hirose31くんがロードバランサについてあれこれ書いてる. そんなわきゃない>DNS RRはロードバランサの座を奪い返せるか この間彼から教えてもらったんだけどLVS(LinuxVirtualServer)は結構すごいという話. 「でも安定性がぁ」とか「ASICには勝てないよね」といかいうやつは、まずは試してみてみー きっとびっくりするから。 ロードバランサの1運用形態であるDSR(Direct Server Return)を知らない人だと「ソフトウェアでロードバランサ?ありえねー」とか思っててもしかたないと思う.DSRを知らないといつまでもベンダーに高いお金を払うことになるのでチョロチョロ書いてみる. DSRを知らない人がロードバランサーに持っているイメージは図の1の通りだと思う.つまり HUBを通してリクエストがロードバランサに届く(1,2) ロードバランサは適当にバランシン
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