いまや年金生活者となった団塊世代のロールモデルとして、首都圏にあるオフィスから1時間以上離れたベッドタウンにマイホームを買う、というものがありました。 今どきの子育て世帯のロールモデルは、これと明らかに異なると思います。それは「職住近接」です。共働きをしながら子育てすることを考えたとき、自宅を出て1時間かからずに職場に着く場所に住むことをお勧めします。 ファイナンシャルプランナーとして、そして実際に保育園に2人の子どもを通園させている共働き世帯として、子育て夫婦が職住近接を目指すべき理由をご説明したいと思います。 団塊世代が郊外に住めたのは、「専業主婦」がいたから 子育て世帯が職住近接を選んだほうがよい理由は実に単純です。そのほうが、育児が楽になるからです。 かつての団塊世代では、「女性は専業主婦となり家事や育児に専念する」という家庭内役割分担システムを採用していたため、男性は仕事にだけ専