海外勢に買われる繁華街。この潮流は、東京だけではない。大阪出身の記者が現地へと向かい、現状を視察した。 まず訪れたのは、大阪市・日本橋にある商店街「黒門市場」。1902年開業の歴史ある商店街で、かつては浪速の台所として繁栄。記者にとっても思い出の場所だ。 しかし、眼前に広がるのは大きく様変わりした姿だった。一切の誇張なく、店員の呼び込み以外で日本語がほとんど聞こえないのである。入店した寿司屋で話を聞いた。 「中国人、韓国人がほとんど。日本人は常連以外ほぼ来ません。最近、SNSでぼったくり商店街とか言われて、変なユーチューバーもよく来る。ここらの飲食店は今や海外資本だらけ。安い食材をありえない価格で提供してるから、すぐわかりますよ」 事実、近年はインバウンド向けに商品価格が高騰。エビ天一本2000円、黒毛和牛串一本1500円など強気すぎる値段が目につく。道行く老婆に声をかけると「買い物なんか
対岸ならぬ階下の火事先週、イーロンマスクがツイッター社の人員削減に手をつけた。世界中にいる7500人従業員のうち、とりあえず50%を解雇する計画らしい。Facebookを運営するメタ社も1万1000人以上の人員を削減すると発表した。 現在、SNS業界ではリストラの嵐が吹き荒れている。 2008年、同じ嵐が金融業界に吹き荒れていた。 その年の9月中旬に起きたリーマンショック。アメリカの投資銀行、リーマンブラザーズが倒産した。全世界で2万人以上の社員が働いていた。 ツイッター社の50%どころじゃない。突如100%の人々が職を失ったのだ。 同じく米系投資銀行のゴールドマンサックスで働いていた僕にとっては、対岸の火事なんかではなく階下の火事だった。燃え移るのは時間の問題だ。 文字通り、六本木ヒルズに東京支店のオフィスを構えるゴールドマンの階下にリーマンの東京支店はあった。ヒルズ周辺で悲壮感のただよ
はじめまして。六月と申します。 ・ツイッターはこちらです ・AtCoderのプロフィールはこちらです 風の噂で、AtCoderでは色が変わった際に色変記事というものを書く文化があり、この時ばかりは大いに自分語りが許されると聞きました…。 そこで、もしかすると人によっては、私の色変記事が参考になる可能性もあるのではないかと思い、筆をとりました。 きみたち、おぢさんの話を聞いてみないか…。 お暇な方はどうぞお付き合いください。 簡単な自己紹介 私は40代で、社会人生活の折り返し地点を迎えつつあります。私生活では小学生の子供を持つ父でもあります。大学は文系で、これまで情報科学の教育・訓練を受けた経験はありません。 業界の特性もあり、私の勤務先ではいまだにFAXと手書き書類がかなり使われています。普段はそのような、おおよそITとは無縁の、むしろ昭和ライクな環境で仕事をしています。 そういったことも
ベルリン工科大学の最近の研究により、ロボットと一緒に働く際の「ソーシャル・ローフィング」と呼ばれる人間の興味深い行動が明らかになった。この現象は、チームメンバーやテクノロジーが自分の努力を補ってくれると考えた場合に、「個人の勤勉さ」が低下するというものだ。ロボットがチームの一員となった場合のチームワークやモチベーションの原動力について興味深い問題を提起している。 回路基板のエラーチェックに「手抜き」が ディートリンド・ヘレン・サイメク氏が主導し、『Frontiers in Robotics and AI』に掲載されたこの研究は、共同作業環境における人間とロボットの複雑な関係を掘り下げたものである。研究者たちは、チーム内にロボットが存在することで、従来の人間チームと同様のモチベーション効果が得られるかどうかを調査した。 仮説を検証するため、作業員グループに様々な品目の品質検査を担当させた。注
大学院に入ったばかりの頃、配属された研究室で研修を受けた。 僕は先輩について回って、実験機器を使ってみたり、実験ノートのとり方を教えてもらったりした。 ある日、先輩が先生たちとミーティングをするというので見学させてもらった。 そのときのことは今でもよく覚えている。 最初に、先輩が実験でとれたデータについて説明した。 先輩の堂々とした説明を聞いて、僕はとても感銘を受けた。 ふんふんとうなずきながら、はたして自分はこんなふうに説明できるだろうか(いや、できない)と思っていた。 でも先輩の説明が終わったとき、 「なんか変だね」 と助教さんが言った。そして、 「普通はこうなるはずなんだけど」 と、他のデータとの違いを指摘した。 先輩と僕は他のデータを知らなかったから、そこが変だと気がつかなかった。 なぜこのデータは変なんだろうねと、皆でうんうん考えていると、 「3次元でグラフを描いてみて」 と先生
そうま・るみ/立命館大学卒業後、02年にダイヤモンド社に入社。週刊ダイヤモンド記者となり、銀行、家電などを担当。07年退社後、フリーに。Webメディア、女性誌の編集者などを経て、18年に記者として出戻る。リテールチームに所属し、小売り全般、アパレル、消費財メーカーを担当。主な担当特集に「ワークマンを生んだ群馬の野武士」「業務スーパーの非常識経営」「グリーンラッシュがやってくる」など。 Diamond Premium News ダイヤモンド・プレミアム会員のみなさまだけに、ダイヤモンド編集部の特選ニュースをお送りします。 バックナンバー一覧 ユニクロ・GUのセルフレジを巡り、取引企業の特許の有効性を争った知財高裁の裁判で、ファーストリテイリングが敗訴した。この判決により、ユニクロ・GUのセルフレジの設置停止を求めた別の特許侵害訴訟でファストリが不利になる見通しだ。しかし、ファストリは特許を「
クレジットカードの暗証番号やスマートフォンのパスコード、PCのロック解除コードなど「4桁の暗証番号」を使う機会は日常にあふれています。いずれも他人から推測されにくい4桁の数字を使うべきものですが、自分が覚えやすかったり、入力しやすかったりする数字を使ってしまうという人も多いはず。イギリスのデータサイエンティストであるニック・ベリー氏が2012年に書いた「4桁の暗証番号でよく使われている数字をまとめたブログ」は、2024年になってもなお通じる興味深い内容となっています。 PIN number analysis http://www.datagenetics.com/blog/september32012/index.html 「0~9」の数字を組み合わせて作られる4桁の暗証番号は全部で1万通りであり、すべての人々がランダムに数字を選んでいる場合、ランダムな数字を入力してロックを解除できる可能
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