今回から取組むお題は、Away 3D TypeScriptサイトから頂戴する。「Examples」の作例「Skybox and environment mapping」だ。スクリプトの組立ては、わかりやすさを考えて書き改める。次回を含めた都合2回で仕上げたい。 スカイボックスの仕組み 今回つくるのは、3次元空間を取り巻く背景だ。スカイボックスという仕組みで、3次元空間の物体やカメラを、6つのテクスチャの面で囲んでしまう(図1)。スカイボックスの中をカメラで見回すと、もちろん角や縁が見えることなく、テクスチャはパノラマのように滑らかにつながる。 図1 スカイボックスをつくる6面のテクスチャ スカイボックスの前に、まずは3次元空間のViewオブジェクトを定めなければならない(コード1)。Viewオブジェクトをつくる関数(createView())の中身は、これまでと同じだ(第1回「A