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ゲームプレイ論に関するwanribaのブックマーク (4)

  • 風のタクト

    1 ゲームの時間の重層性 ゲームの中での時間の流れは、私たちの日常の時間の流れとは必ずしも一致しない。「シーマン」のように時計の進みようとゲーム内で生物が成長する速度を一致させている(プレイヤーが起動しなければ、その時間に応じて餓死することもある)のでもない限り、ゲームの中にはいくつかの異なる時間の流れが存在する。 第一に、ゲームで語られる物語内で流れる時間。物語論での「物語内時間(注1)」とも言える。たとえばときメモなら3年間、というようなことだ。 それから、プレイヤーがゲームを進めることによって流れる時間。これを「ゲーム内時間」と呼んでおこう。物語内時間に近いが、プレイヤーがどのようにプレイするか(たとえばフラグをいつ立てるかとか、どれだけレベルを上げるか、ダンジョンで迷うかどうか、など)で進み方が速くなったり遅くなったりする時間だ。世界が滅亡の危機に瀕している時にアイテムコンプリー

  • ゲームはいかにして物語となるか 序

    ゲームをプレイするって、どういうことなんだろう。 そんな疑問をずっと持っていた。 ばかばかしいといえば、ばかばかしい疑問だ。やればそれなりに面白いけど別にやらなくてもいい、そんな娯楽の一つに過ぎないと言ってしまえば終わりなんだから。 それなのに割り切ってしまうことができなくて、今の自分がいる。逆に言えば、今のような自分じゃなかったら、今までゲームを続けていたとは思えない。 だけど、冒頭の疑問はいつも私の心の中にある。 だって、テレビ画面の前でただボタンを押してるだけで、なんで楽しかったり時間を忘れたり、あるいはショックを受けたりしなきゃならないんだ? それ以前に、なんだって十数時間――もしかしたら数十時間――もの長い間、一つのゲームをやってられるんだ? 映画やドラマなんかはいずれ勝手に終わってくれる。でもゲームにはまってる時、それは終わらないんじゃなくて終えられないんじゃなかろ

  • ゲームを語ろう

    ゲームを語ろう コンピュータゲームに対して楽しいとかつまんないとか、 人はなぜそんな判断を"あたりまえのように"することができるのか? コンピュータゲームとプレイヤーはどんな関係で、これからどうなっていくのか? そして、そんな関係を通じて見た社会のすがたは? ここはそんな問題意識のもとに、主にコンシューマ機のRPGを対象として 個々のゲームのテクスト的解釈を試みる評論サイト…のつもりです。 (管理人名:沢月耀(さわづき よう)沢月亭館)

  • 時代で読み解くテレビゲーム学・第一回:「美少女ゲームにハマる」構図からオタクの精神性を慮る - TRiCK FiSH blog.

    ※以下は5年前、2001年に『WebSPA!』(扶桑社)で発表した文章の採録です。■第一回:「美少女ゲームにハマる」構図からオタクの精神性を慮る文/松谷創一郎、初出『WebSPA!』2001年10月24日号 ――いきなり題から入るのはなんですので、まず今回の連載の趣旨を簡単に説明してもらえますか? はい。といってもまぁ、タイトルどおりですよ。「ゲームと時代」の関連性を考える連載。――もうちょっと具体的に。 ええと、ゲームは現代日に存在するものですから、当然社会からの影響を受けている、と。同時に、ゲームは社会に対して影響を与えてもいる。つまりゲームと社会には相互関係性があるわけです。まぁ、それは世の中のどんな事象に関してもいえることなのですが、ことTVゲームに関してはあまり論じられてこなかったと思うんです。ビジネス誌的な産業論などはありますが。 今回は、ひとまず90年代に絞って、時代とT

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