元日本代表の福西崇史氏がブラジルW杯で注目のボランチを紹介。今回はコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレを分析する 【Getty Images】 ワールドカップ(W杯)・ブラジル大会の開幕まで2カ月を切った。各国が世界一の座を狙い、4年に1度の祭典に照準を合わせている。今大会でも多くのドラマが見られることだろう。 僅差の戦いが予想される中、とりわけ勝敗の鍵を握ることになりそうなのがボランチの出来だ。これまでW杯を制したチームには必ずと言っていいほど優秀なボランチを擁していた。今大会もイタリアのアンドレア・ピルロ、スペインのセルヒオ・ブスケツ、そして日本と同じグループに入ったコートジボワールのヤヤ・トゥーレら、さまざまなタイプの選手のエントリーが予想される。攻守の要となるポジションだけに、彼らの出来がチームの浮沈を左右するといっても過言ではない。 そこで、日本代表のボランチとしてW杯に2回出場