一次識別子に「有効期間」が含まれることがある。そんなテーブルに対して関連を張ってゆくと正規化違反を生じてしまうケースがある。これを避けるためには「動的参照関係」の知識と、これに対応した開発基盤が必要だ。よほど単純なDBでない限り「動的参照関係」のデータ要件は出現するものなので、実務者としてはしっかり理解しておきたい。 まず、有効期間とキーとの関わりを整理しておこう。「商品値引テーブル」を例にした場合のモデリングパターンをいくつか挙げよう。{...}内はキー(一次識別子)を表している。 (1)開始日・終了日ともに属性 [商品] {商品ID},商品名,... + 12345 全自動漬物石TS100 | └―…[商品値引] {商品値引ID},商品ID,開始日,終了日,値引率,... 000001 12345 07/01 08/31 15 000002 12345 08/01 09/30
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