JR東日本は21日、来春のダイヤ改定で、首都圏の在来線の17線で終電時刻を繰り上げると発表した。繰り上げ幅は最大37分程度。一律に終電時刻を早めるのは1987年のJR東の発足以来初めて。JR東は新型コロナウイルスの影響で深夜の乗客が減少したことに加え、保守作業に充てる時間を確保し、作業の効率化と作業員の働き方改革を進める狙いがあるとしている。 終電繰り上げの対象は、東京駅を中心とした100キロ圏内を走る▽山手▽京浜東北・根岸▽東海道▽横須賀▽南武▽横浜▽中央(快速、各駅停車)▽青梅▽武蔵野▽総武(各駅停車)▽京葉▽高崎▽宇都宮▽埼京・川越▽常磐(快速、各駅停車)――の各線。私鉄との調整もあり、時刻は確定していないため、目安となる繰り上げ幅を示した。 旧国鉄時代から現在まで午前1時半過ぎまで運行している路線もあるが、ダイヤ改定後は終着駅に着くのが遅くても午前1時過ぎになる。最も前倒し幅が大き