ノルウェーでは感染症防止プロジェクトの一環として25年前から抗生物質を安易に処方することをやめているそうだが、これによってMRSAなど耐性菌の少ない環境を築くことに成功しているという(本家/.記事より)。 過剰な抗生物質の投与を無くすためノルウェーでは体調不良時の有給休暇が保証され、また医師が発熱患者に安易に抗生物質を処方することもない。製薬会社による広告は制限されており、患者側からの薬剤需要を抑えるようになっている。また、コンビニではトローチや錠剤などが売られているがどれも薬剤は入っていないという。この結果、現在ではノルウェーで最も不衛生な病院でも諸外国と比べて「衛生的」な環境が築かれ、MRSA感染の最も少ない国になったそうだ。 ちなみに日本では毎年約1万7000人がMRSA感染が原因で死亡しているという。