鳥取県特産のスイカをアラブ首長国連邦(UAE)に運ぶ出発式が13日午前、北栄町のJA鳥取中央大栄西瓜選果場で開かれた。UAEへのスイカ輸出は日本初。 54玉のスイカは成田から空路、首都ドバイへ。直径約30センチ、重さは12キロを超え糖度は12度以上。販売価格は1玉3万円前後とかなりの「高級品」で、高級百貨店で試験販売される。 UAEはイランなど周辺国からスイカを輸入しているが、県市場開拓局は「ドバイの富裕層は安全な食や健康食に関心が高く、日本の農産品の品質なら売れる」と期待。 JA鳥取中央農産部販売局も「ドバイの好景気にあやかり、輸出の定着を狙いたい」と話している。