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ブックマーク / blog.livedoor.jp/takahashikamekichi (17)

  • 時代に遅れる長野県の政策。 : Espresso Diary@信州松本

    2008年06月01日22:30 カテゴリ地域経済 時代に遅れる長野県の政策。 一昨日は、江戸川区の西葛西にも行きました。インド人が多いと聞いていたからです。確かにサリーをまとった子供づれは歩いていたものの、街は、ごく普通の郊外といった雰囲気でした。松と違って「テナント募集」の看板は少なく、かつ不動産屋の数が多いので、飲店で働く知人が言う「こっちは景気が良いっすよ」という言葉に思わず納得。たま〜に黒くて大きなクルマが停まっていて、その傍らに見張り役のような若い男が立っているのを見てると、夜の世界のカネ回りの良さも伝わってきます。ドトールで一休みしていると、隣の席では中国人と韓国人の主婦が、日人の主婦に薬や保険の違いを説明している会話が聞こえてきました。考えてみると、首都圏の住宅街を歩くのは8年ぶりぐらい。やはり外から人が入ってきている場所は「夕張化」しているようには見えない。では、山

  • 企業買収は、日本のオジサマ社会を変えるか? : Espresso Diary@信州松本

    2007年05月08日01:03 カテゴリ投資と経済 企業買収は、日のオジサマ社会を変えるか? 銀座の浅川夏樹さんが、次のように書いています。「買収がすべて悪い結果につながるとは思いません。けれども、クラブのお客さまには企業の役員の方たちが多く、買収や合併されたら年収よりも多い接待交際費の削減は当然でしょうから、わたしも心境は複雑です」。買収や合併が少なかったからこそ、銀座に通うオジサマたちも、年収よりも多い接待交際費で飲んでいられたんですね。私は日の企業文化が、変革を迫られつつあるのだと思います。日人の、中高年の、高学歴の、男性たちを中心としたコンセンサス社会が揺らぎつつある。これからの日は、女性、若者、それに外国人たちの動向が無視できなくなってゆくでしょう。 NHKスペシャル“敵対的買収”を防げ 〜新日鉄・トップの決断〜を見ました。新日鉄は、個人株主への理解を広げ、ウジミナスと

  • 暴落なのに悲観が湧き上がってこない不思議。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年03月05日23:23 カテゴリ投資と経済 暴落なのに悲観が湧き上がってこない不思議。 日経平均が17,000円を大きく割り、香港株、インド株も落ちています。ロンドンの株価指数は、いったん6,000ポイントを割り込みました。しかし、なぜか私の心には強い悲観が湧き上がってきません。9.11のN.Yテロのときには、「世界は、どうなってしまうのだろう?」という驚きと悲観がありました。ITバブルが崩壊していったときにも似たような感覚があった。いまは新興国の隆盛が脅威に感じられるほどだし、しかも彼ら彼女らの「豊かになりたい」という意欲や需要が、松の街にいても伝わってくる状態です。為替は1USD=115円で、いつ114円台に入ってもおかしくありませんが、いまは強い円高と強い株安とが一体になって進んでいますから、「やはり円安が日経済にとって良いことなんだ」という意識も同時に広がっている…と

  • 「カネづまり」の日本で求められる「お金のソムリエ」。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年02月26日18:36 カテゴリ地域経済 「カネづまり」の日で求められる「お金のソムリエ」。 私が描いているのは、日経済の全体から見れば、ごくごく狭い松の現実に過ぎません。しかし、似たような光景は、全国のあちこちで見られるはずです。日経済を人の体だとすれば、地域経済は毛細血管の先で起きている現象のようなもの。今そこで起きているのは、金づまり。地方では高齢化が進んでいるので、いまさら借金を増やして事業を広げようという人が少ないのです。銀行は、借りれる人にはドンドン借りてもらわないと商売にならない。だから最近は、多額の借金の返済ができずに汚職や放火をしてしまう公務員のニュースなどが目立つんですね。これらの事件の背景には「融資案件の乏しさ=投資案件の乏しさ」があるのです。 首都圏のマスコミに浸っていると、六木あたりにある外資系の投資銀行ばかりが金融の最先端のように思えますが、

  • 社民党が吼えても歴史は進む。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年02月04日19:52 カテゴリ地域経済 社民党が吼えても歴史は進む。 近所のボード・ショップ"BLUE LINE"には、閉店を告げる張り紙が出ています。スポニチと毎日新聞の販売店も閉店したので、いまは信濃毎日新聞の販売店が配達と集金をやっています。スーパーが次々と消えたので、折りこみ広告が減っているのです。私が指名していたフィリピン人の女の子は、入管に捕まってしまいました。パルコ松店の近くでビルを壊して駐車場にした社長は、「駐車場も埋まらねえよ。もう、人口20万じゃだめだな」と漏らしています。140億円をかけた市の芸術館も、100億円で造った美術館も、賑わいを作り出しているとは言えません。郊外ではクルマの渋滞が続いています。地方では、農村と市街地の中間に郊外型の店舗とニュータウンが広がっているからです。後継者が少ない農家では耕作ができないから土地が余っている。そこに融資先を求

  • ついに99ショップも閉鎖です。 : Espresso Diary@信州松本

    2007年01月19日23:31 カテゴリ地域経済 ついに99ショップも閉鎖です。 松ではスーパーの閉店が続いていますが、ついに99ショップも終わりです。信濃毎日新聞が、「県内全7店閉鎖」と伝えています。九九プラスの株は、業績の下方修正を受けて−6.86%まで売られました。もう安売りの商売は、ほんとうに厳しい。原料や輸送費のコストが上がっているうえに、「薄利」が「多売」にならないから存続が厳しいのです。それが可能なのは、人口の集積が高い都市部だけ。医療や福祉だって、人口の集積が無い場所では運営が厳しくなっていますから、都市部へと人口が集まらざるを得なくなってゆくでしょう。 日銀は、消費と物価の弱さを理由に利上げを見送りました。企業の業績は上向いていますが、それが賃金のアップという形になって消費の世界に流れ出てこない。私は、欧米のように資産の効果が消費を支える時代になると見ていますし、すで

  • 日銀の利上げ。マスコミ報道は、こんな状態で良いのか? : Espresso Diary@信州松本

    2007年01月17日23:10 カテゴリメディア 日銀の利上げ。マスコミ報道は、こんな状態で良いのか? さすがにブルームバーグは冷静です。「1月利上げは なお流動的、市場は右往左往―日銀の信認に疑問も」。 私が注目したのは、バンク・オブ・アメリカ東京支店の藤井知子さんのコメント。「一部海外市場参加者からは、日銀の情勢が劇場のように伝わってくることへの驚きも寄せられた」。そりゃ、そうですよね。毎日新聞が利上げを伝え、朝日新聞が追いかけ、それが深夜になって一転し、共同通信が「利上げはない」と流すドタバタぶり。もちろん各社の記者たちが懸命に日銀の委員や周辺にい込み、それなりに感触をつかみ、さらにデスクが判断して紙面にしているんでしょうが、これでは日の金融政策への信頼に疑問が付いてしまいます。つまり、外から見たら、「な〜んだ。日銀というところは、いろんなインサイダーがぶら下がっていて、そこか

  • 夕張市と姉歯マンションの共通点。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月27日01:31 カテゴリ投資と経済 夕張市と姉歯マンションの共通点。 夕張の怒れる市民たちの姿は、どこかで見たような気がします。姉歯設計によるマンション偽装の被害を受けた住民たちと似ている。片方は自治体の問題、もうひとつはマンションの欠陥として別々に分けられていますが、ふと気づいてみたら生活の基的なところに落とし穴があった、という衝撃は共通しています。見た目が立派で豪華に見えても、目立たない肝心な部分がスカスカで、多くの家族が人生のやり直しに直面しているという点でも似た出来事だと思います。 夕張市にも議員や市長を選ぶ選挙はあるし、マンションだってメーカーや経営者を良く調べてみる手段はあったはずです。どちらにも自己責任の部分があるといえばあるんですが、「そうは言っても、いちいちそんなところまで見ているわけではないし、自分たちだって同じような状況になったら、きっと途方に暮れ

  • 地方選に現れている日本の民意。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年11月20日19:12 カテゴリ政治 地方選に現れている日の民意。 福島の県知事は、民主党。沖縄は自民党&公明党に決まりました。マスコミの報道は「小沢の民主か?安倍の自公か?」という構成になってますが、地方の実情を見ている私から見ると、人々が「遠い理屈や正義よりも、身近な暮らしの確かさ」を求める傾向が強まっているように見えます。 福岡の市長選ではオリンピックの誘致をめざした現職が敗れ、当選した新人が財政の厳しさを強調していました。夕張市では、市の説明会に出席した住民たちが「やり方が汚いっ!」と激怒して帰ってしまうような状態です。日の選挙に現れている民意は、もう政党とか組織じゃなくて、地元のお金のやり繰りに対する不安だとか、雇用の確かさのように、自分たちの暮らしの周辺になっているのです。長野県の知事選でも、マスコミでは「田中vs反田中」ばかりが強調されましたが、県民の素朴な感情

  • 「香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則」。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月30日23:45 カテゴリ書評 「香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則」。 投資をしない人にとっても、読みやすい一冊だと思います。『香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則』。著者の林和人(42歳)は、バブル全盛の時代に岡三証券に就職し、勤務先の香港で大富豪たちと知り合い、やがてユナイテッド・ワールド証券を買い取ることになる日人。私は香港の大富豪たちの考え方を知りたいと思って買ったんですが、ひとりの若い日人サラリーマンがビジネスを通じて成長してゆく陰影のある物語としての魅力が充分にあります。マスコミやブログでは有名な金融マンがN.Yでの体験をウリにしている例が多いのですが、ここまで東アジアの成長が明らかになってくると、中国人に揉まれてきた人の体験談に耳を傾けてみたくなる人も多いはず。このから、ひとつだけキーワードを拾うとしたら、"Reasonable(経済的合理性)"でしょうか。

  • いざなぎ景気と談合は、表裏一体の関係だったのでは? : Espresso Diary@信州松本

    2006年10月12日23:38 カテゴリ地域経済 いざなぎ景気と談合は、表裏一体の関係だったのでは? 「いざなぎ」は、古事記に出てくる神さまの名前。昭和の初めは学校で神話を教えられた少年少女が多く、その人たちが戦後の経済の担い手になったので、それで「神武景気」とか「岩戸景気」みたいなニックネームが付いていたんですね。TVのニュースは「いざなぎ景気を超えた」とか言っていますが、あの頃は年に10%ぐらいの経済成長が当たり前で、いまはせいぜい1%とか2%ぐらい。もう高度成長のときのように多くの人たちが同時に、そして同じように景気の回復を実感できる時代ではなくなりました。私は、「景気」そのものが昭和の神話になったんだと考えています先日は、「福島県や岐阜県のような事件は、どこでも起こりうる」と書きました。きょうは、和歌山県で出納長が談合の疑いで捕まっています。なぜ、談合は起きるのか?村上龍のメール

  • 広がる地価の格差。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年09月20日00:19 カテゴリ地域経済 広がる地価の格差。 基準地価が出ました。大都市は上昇、地方は下落。資産の格差が広がっています。同じ長野県の中でも、軽井沢のミカドコーヒーさんの場所は+4.7%の上昇。うちの近所は−6.0%の下落( ̄_ ̄|||) ですから、プラスとマイナスを合わせて考えると、1年で10%の差が出たことになります。画像は近所にあったスーパーの跡地ですが、いま全国の地方都市では似たような光景が広がっています。「シャッター街」というのは少し前の話で、そこに割れ目のように真新しい駐車場が次々と現れているのです。東京の都心3区(千代田、港、中央)では、住宅地が17.8%の上昇。3%以上のマイナスになっている地域は全国にザラにありますから、資産の格差が1年で20%以上も広がっているんですね。 たとえ所得が上がらなくても、持っている資産が上昇すれば、将来に対する安心感が

  • 『国債の歴史』。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年09月04日00:41 カテゴリ書評 『国債の歴史』。 私は、こういうが出るのを待っていました。『国債の歴史―金利に凝縮された過去と未来』は、国債を主人公にした近現代史です。以前ご紹介した『国債と金利をめぐる300年史』で平山賢一さんが書かれている部分が、さらに広く深く描かれています。国債の動きは税金や株式にも深い影響がありますが、そのわりに出ているが少ない。日は財政の赤字が大きく国債に頼るところが大きい国だし、資産の運用でべてゆかないといけない高齢者が増えているのですから、国債と金利の関係について、もっと学校などで教えられないとオカシイ。『国債の歴史』は世界史、とくに欧州の近現代史に興味のある人にはお薦めの一冊ですが、あるいはミステリー仕立てになっている幸田真音の小説『日国債〈上〉』あたりから読んでみても良いと思います。国債の歴史は、国家による戦争歴史でもあります。

  • 田中バブル崩壊の現場から。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年08月07日03:11 カテゴリ2006長野県知事選挙 田中バブル崩壊の現場から。 当確が出た村井仁さんを追うカメラの群れです。去年の夏には郵政民営化に異を唱えて消えたかと思われた69歳が復活するのですから、政治というのは分からないもの。祝勝会場となった長野市のホテル国際21では、挨拶に立った小坂文部科学大臣の一言が印象に残りました。「公共事業のムダを省いて、福祉にまわす」。長野県では、旧・竹下派の自民党議員までもが、このような挨拶をする時代になったんですね。 東京のキー局や週刊誌は、田中康夫の落選に驚き、そして対応に追われることでしょう。夕方には、ある週刊誌の記者から私のところに電話があったんですが、「どうして田中さんがダメなんですか?」と半ば驚いたような声で質問してきました。今回の知事選は、マスコミとクチコミとの戦いだったと言えます。いかにもありがちな「田中康夫=無党派市民層

  • イスラエル軍とヒズボラの戦い。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年07月18日01:05 カテゴリ イスラエル軍とヒズボラの戦い。 CNNは、イスラエル軍とヒズボラの戦いを、トップで報道し続けています。出演している専門家は、次のように分析しています。「重要なのは、中東の全体で、力のバランスが変化していることだ。穏健派のサウジアラビアやヨルダンが沈黙し、強硬派のイランやシリアの影響力が高まっている」。ヨルダンからイスラエルに打ち込まれているミサイルは、イラン製。弾薬は、シリアから送られているという報道もあります。地図を見ると、イランとサウジという大きな国が、まるでペルシャ湾を挟むような形で成り立っているのが中東であることが分かります。イランのアフマディネジャド大統領は、「イスラエルはヒットラーと同じだ」と声明を出しています。 このところ日では北朝鮮のミサイル問題を軸に、日が外交でコンセンサスを得られるのか?が焦点のように報道されていました。し

  • 広がる先進国の内部の格差。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年06月29日00:58 カテゴリ投資と経済 広がる先進国の内部の格差。 アメリカの新築住宅の販売は、予想よりも強い数字。中古住宅は、弱い数字が出ました。ともに共通しているのは、南部と西部が堅調で、東北部で落ち込みが目立つことです。古い産業に頼る伝統ある地域が衰退し、ヒスパニックのような新たな移民たちが消費や住宅を下支えしている気配を感じます。今週は0.25%の利上げが行われそうですが、問題は次のFOMCが開かれる8月。インフレを警戒して利上げを続けてゆけば、東北部の景気を強く抑えることになる。逆に利上げを止めたら、インフレ傾向が強まる地域も出てきそうです。<P>同じことは、ゼロ金利が続く日についても言えます。東京や名古屋なら、もう解除でもかまわない。しかし多くの地方では、利上げが厳しく働くことになります。ゼロ金利は、お金を借りやすくして景気を良くしようという話なんですが、少子高

  • 猪瀬直樹という名の爆弾。 : Espresso Diary@信州松本

    2006年04月03日19:45 カテゴリ2006長野県知事選挙 猪瀬直樹という名の爆弾。 「また、作家かよ〜」。「猪瀬じゃ、田中と同じだよ。もうマスコミの有名人はコリゴリだ」。知事選が近づく長野県では、そんな声が出始めています。猪瀬直樹さんが知事選に出馬するかどうかは不透明ですが、彼が地方自治に切り込み始めていることは間違いありません。今週の週刊東洋経済には、竹中平蔵・総務大臣の「地方分権21世紀ビジョン懇談会」のメンバーになった猪瀬氏のインタビューが載っています。注目すべきは、地方債の話。 「来、財政状態が違う自治体で同一になるわけがないのに、いまは発行利回りも同一条件になっている。いわば総務省や自治体、金融機関が談合しているみたいなものだ。それを透明にして、財政状態に応じた条件にすることが必要だ」。 猪瀬氏の主張をワタシ流に翻訳すれば、こんな感じです。「いまは個人だけじゃなくて、市

    watarigarasu
    watarigarasu 2006/04/04
    東洋経済の記事を読んだ上で判断する予定
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