【モンテ】途絶えたJ1復帰(上) 攻撃・低いゴール前の精度 2013年11月18日 08:51 サッカーJ2・モンテディオ山形は17日のG大阪戦で敗れ、3~6位で昇格を争うプレーオフ(PO)進出を逃し、来季のJ1再昇格がなくなった。攻撃と守備に分け、J1復帰を果たせなかった要因を探る。(報道部・佐藤裕樹) 「最後のところでキックの質とタイミングがかみ合わない」。第39節岐阜戦(2―2)後、奥野僚右監督は決定力不足をこう嘆いた。シュート18本を浴びせるも、得点はオウンゴールを含めたわずか2点。決定機をつくりながら決められない今季を象徴する試合だった。21位相手に勝ち点3を取りこぼし、PO進出は遠のいた。 攻撃的サッカーを掲げる指揮官はボール保持率を高め、多彩に仕掛ける積極性を追求した。「サイドからの崩し、コンビネーション、スルーパスが多く見られた」(奥野監督)という第38節愛媛戦(3―0