1階を店舗にし、2階を住居に。基本的に妻と2人で店を切りまわしているので、人件費も発生しない。そこに直取引による粗利率アップが加われば、本を売るだけで書店経営が成り立つという Photo by Masuo Yokota(以下同) 取次(卸)を介さずに出版社と直取引をする――。京都の小さな書店「誠光社」の挑戦に注目が集まっている。大手書店ならいざ知らず、街の小さな書店の取り組みとしては極めて異例。成功の背景には、店主のどんな戦略があるのだろうか。(ジャーナリスト 横田増生) 京都の街中にひっそりと佇む 「版元と直取引」する異端の書店 目指す書店は、京都の河原町通りと鴨川の間にある裏通りにあった。 一介の街の書店が取次を通さずに出版社と直取引をしている、というので話を聞きにきた。京阪本線の神宮丸太町駅から徒歩5分で着く距離にあるのだが、地元の地理に疎い人にはGoogle Mapなしにたどり着く
![出版流通で“中抜き”を実現、京都にある「街の小さな書店」の挑戦 (ダイヤモンド・オンライン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e976f6a0ede65d9aa89b4285ae4bcdccd76f84bc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fthumbnail.smartnews.com%2F%3Furl%3Dhttp%253A%252F%252Fdiamond.jp%252Fmwimgs%252F9%252F5%252F-%252Fimg_953a1e7bce7e6ece1f2affb4ce2543a6137028.jpg)