本記事は、MIMIGURIが運営する、組織イノベーションの知を耕す学びのメディア『CULTIBASE』との共同企画です。本記事は双方の媒体に掲載されています。サービスの立ち上げと成長フェーズでは、デザイナーに求められる素養もスキルも異なります。特にプロダクトの0→1を支えるデザイナーには、何もないところから、事業の根幹を見極め、形にしていくさまざまな力が求められるでしょう。 いま名を知られるサービスは、どのように0→1を乗り越えてきたのか。創業期を支えてきたデザイナーに、当時の舞台裏を伺う本連載。 今回お話を伺ったのは、エムスリーでCDO(Chief Design Officer)を務める古結隆介さんです。2021年4月現職に就任した同氏がキャリアにおける最大の転機と振り返るのが『エムスリーデジカル』(以下、デジカル)の立ち上げです。デジカルは2015年にいち早くその可能性を見いだされ事業