日大首脳陣が投げたブーメラン アメフット悪質タックル 悪質タックル問題で記者会見し、質問に答える日本大学アメリカンフットボール部の内田正人前監督(手前)。奥は井上奨コーチ=23日、東京都千代田区の日本大学会館 ◇「私も初めて見た反則」 学生にこんな思いをさせる大学とは 日大危険タックル問題 アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦(5月6日)に起きた悪質タックル問題は24日、スポーツ庁が日大からの聴き取りに着手し、国が乗り出す事態となった。23日夜に行われた日大の内田正人前監督、井上奨コーチの記者会見が説得力に乏しく、自浄能力がないと考えたようだ。日大はこの日、関学大に再回答書を届けたが、会見に沿った内容にとどまるようで、収束の見通しは立たない。 23日の会見冒頭で内田前監督が3回、続いて井上コーチが3回、それぞれ深々と頭を下げた。「指示」を認めて収束に向かうのかと思われたが