吉野家は29日、主力メニューの牛丼を値上げしたと発表した。午後3時に切り替えており「並盛」の店内飲食価格は改定前の387円から426円に39円上がった。食材の輸入牛肉の相場高騰と原油高を要因に挙げている。 吉野家、75億円の赤字に コロナ時短営業、来店客減少響く 2021年2月期連結決算 吉野家は北米産の牛肉を使って牛丼を提供している。相場が高止まりしており、自社努力で商品価格を維持するのが困難になったとしている。原油高によって物流費がかさみ、包装材のコストが上昇しているのも響いたという。 牛丼の「特盛」は従来の706円から778円になる。「朝牛セット小盛」は437円から481円に改定。牛カルビ丼や豚丼も一部サイズで値上げする。