2日午前8時20分ごろ、東京都昭島市のJR青梅線東中神駅で、青梅発東京行き上り快速電車(10両編成)の車掌が置き去りになるトラブルが発生。車掌は次の西立川駅まで線路脇の道路を約800メートル走って乗り込み、電車は9分遅れた。 JR東日本によると、車掌は車掌室近くの座席で横たわっている乗客を起こすため、車掌室を出たが、自然にドアがロックされ戻れなくなった。まもなく停車した東中神駅で、車掌室でしかできないドアの開閉操作のため、ホームから車掌室へ行こうと、ドアひとつだけを非常コックで開けて下車、ドアを閉めた。 この動作でドアが閉まったと示すランプが運転席で点灯し、運転士は乗客の乗降が済んだと誤解し発車。東中神駅で乗客約50人が乗降できなかった。