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増田と風景に関するwhaleboneのブックマーク (15)

  • 夜とか早朝にスーツケースを引きてえな

    21時過ぎに退勤し、職場の外壁にバレない感じでさりげなく蹴りを入れながら、殺すぞ〜!と呟きながら帰ろうとしてたんですよ 社屋のチャリ置き場に向かう 真っ暗だ 何も見えん スキップまがいのステップを踏んだり、大げさな動きで階段を降りたり、カスカスの口笛を吹いてみたりする そうしていると、チャリ置きの向かい側の道路から、ガラガラという音が聞こえてきた 口笛を吹くのをやめ、マジメな歩き方に戻りながら、俺は思ったんですよ アレになりてえな、と 新幹線の駅があるんだ 基的にはすげー田舎で、夜なんかマジでビックリするくらい暗いし、シカとかタヌキとかの類が普通にいるような街なんだけど、なんか新幹線は通ってるんですよね その駅に、多分彼は向かってたんすよ そういう瞬間ってあるじゃない 夜とか早朝とかの、あまり人が動かない時間帯に、先んじてか遅んじてかわかんねーけど、スーツケースを引いて移動するような瞬間

    夜とか早朝にスーツケースを引きてえな
  • 淡路島紀行

    去年の9月くらいに彼女と淡路島行ったんだよ 良かったんだよなあ… ちょうどいい感じに晴れててさ、雲ひとつない!ってほどではないけど、気持ち良い秋晴れだ 気温も暑すぎず寒すぎずでちょうどいい 淡路島は大して遠くない 隣県だし船にも乗るしで気持ち的にはけっこうな遠出なんだけど、まあ2時間そこらで行ける ぜんぜん日帰りできる で、まあ行くわけですわ 神戸三宮で一回乗り換えがあるんだけどこれがまた良い 俺三宮好きなんすよね 道が広くて海が近くて、なんとなくオシャレで、でもちょっとゴミゴミしてるところもあって… 洒落てていいとこなのに気を張らないでいい ホントいいとこだと思うよ ちょっと妬ましいくらい良い 乗り換えのホームから街を見るだけで嬉しい で、あんまり乗らんJRにのって明石に行くわけだ 明石はまた趣が違って全然シャレてない いや、そりゃ俺の地元の寒村よりは何百倍も良いけど、さっき三宮をみたば

    淡路島紀行
  • 新幹線でつい見ちゃうもの

    富士山の裾野静岡駅周辺浜名湖名鉄鈴鹿あたりの山を避けてぐにゅーって曲がるところ関ヶ原近くの開けたとこで在来線が一瞬だけ接近してきて離れるところ伊吹山佐和山城山崎の工場ほかにもあったら教えてほしい。 ※追記 すまない地元の都合で東海道新幹線ばっかりなんだ。 他の新幹線もぜひ教えてほしい。 乗る時に参考にするので。 ※追追記 無茶苦茶伸びてて笑った。 ブコメもトラバありがとう。全部見た。 車内見たり車外見たり山見たり川見たり 看板見たりビル見たり寺見たり城見たり みんな見てるの違ってて当に面白い。 新幹線乗るのがもっと楽しみになったありがとう。 ずっと見てるのでどんどん受け付けてます。

    新幹線でつい見ちゃうもの
  • 一人旅

    私は今、埼玉にある、一人暮らしをしている会社の寮に帰るため、中央線を上っている。 ――いや、正確には、明日の会社の出社時刻に間に合わせるために、帰っている。 ※ 金曜の夜、同期と終電間際まで飲んだ。一次会は和のコース、二次会は適当な大衆居酒屋で騒ぎ通した。飲みすぎた後悔を心内にしまい込み、三次会へ向かうまだ元気な彼ら、彼女を見送った。今日はここまで飲むつもりじゃなかったのに…、まだ明日の準備ができていない。帰りの電車の中で日付が代わり、4時半起きという事実が、吊り革に掴まったまま立ち尽くしている、酔いの覚め始めた私の頭にのしかかってくる。 4時間眠ることができた。5時に起きて、まだうす暗い外へ目をやる。アルコールがまだ残る体を引っぱたき、すぐさま荷造りを始める。荷造りと言っても大した量じゃない。それからぱっぱとシャワーを浴び歯を磨き、合計して30分ほどで準備が終わった。 1泊分の着替え

    一人旅
  • 自分の育成失敗した感がすごい

    ふだんはダラダラフラフラと生きているが、ふと、自分のものすごい育成失敗しちゃった感に気付いてしまい死にたい気持ちになっている。 自分より若い中高生とか大学入りたての人が、 小さい頃からの夢とかを持ち続けていたり、目標を定めて邁進していたり、 何か語れるもの(いやみな感じではなくて、アイデンティティのようなもの)をちゃんと持っていたり、 とにかく健全な人間性をうまいこと獲得してきて今ここに彼/彼女が存在しているんだろうなぁと思うとつらい。 人と比べてもしょうがないのはわかっている。 でも、自分はうまく成長できなくて、だからいつまでも人間性が未熟なままなのだという気持ちが拭いきれない。 そして、それを環境のせいにして、 こいつらがこんなに健康的で思いやりのある立派な人間になっているのは恵まれた環境にいたからだよなーと思ってしまう。 こんな風に考えて卑屈になるのも嫌だ。 教育実習に行った。 先生

    自分の育成失敗した感がすごい
  • 電車が並走する時

    複数路線が走る駅で電車が並走する時に、向かいの電車に乗る人を見ると、共通の時間と場所に存在していることをふと意識する。完全に同じ速度でなく往来のある不安定な並走状態であることで不思議な感覚になる。個人的に気に入っている。

    電車が並走する時
  • クリスマスイブぼっち車内飲酒

    18きっぷで遠出してその帰り道。 4人掛けのボックスシートを1人で占領できるぐらいしか人が乗っていなく、あと2回乗り換えれば家に着けるような列車。 終電2つくらい前で、もし乗り過ごしてもまだ何とかなるレベルの状況。 今日一日、観光地に色々歩き回って、乗り継ぎの連続であった列車に乗り疲れて、それを癒やすかの如くキオスクで買い込んだ酒を車内のその占有状態のボックス席で飲み干す。 つまみにはチーズ。 列車は今、初狩に向かっている。 この車両の乗車率は10%程度。 俺は今幸せな時を噛み締めている。 世間はクリスマスイブで浮かれ、俺も先程までその熱に嫌気が差していた。 が、ときにはこんなのもいいじゃないかと思える。 世間から隔絶された感覚。 きっと車内の誰もが俺のことを視界に入っていることすら忘れてしまっているだろう。 日々、東京の喧騒に飲まれ、人の視線に晒され、々と過ごしていたこれまでとは打って

    クリスマスイブぼっち車内飲酒
  • みんなは町のどこを見てるの?

    最近、絵を描くことを始めて散歩するたびにこれをどう描くのだろうと思いながら歩いている。 そこで思った。他の人は何を見てるんだろうと。 理系なら現象に数式を当てはめているのだろうか。 お笑い芸人なら何か楽しいことはないかと探しているのだろうか。

    みんなは町のどこを見てるの?
  • 夜明け前だけ生きている感じがする

    東の空がうっすら明るくなって、 コンビニまでご飯を買いに行く。 その間に誰ともすれ違わず、 自動販売機の押しボタンの明かりが、 強くなったり、弱くなったり、ほのかに揺れている。 新聞配達のバイクが小刻みにブルルンと言うのが遠くに聞こえて、 自分以外の人間が、そこにいることがわかる。 当はこれくらいが丁度いいと思うんです。 明るくなると、箱の中から人がどんどん溢れ出て、 足で歩いたり、顔で喋ったり、脳で考えたりするから、 たまらず私は、家に帰って、次の夜明けを祈ります。

    夜明け前だけ生きている感じがする
  • 夏休みだねえ

    今窓を網戸にしてビール飲んでいて、テレビから高校野球のダイジェストが流れてて、夏休みを感じた。 ラジオ体操とか、その後朝飯ってから昼飯まで5時間あるとか、線香の匂いと終わんねえ宴会とかさー、始まるときの何でもできる気持ちと盆過ぎの暗澹たる気持ちとか、そういういろいろな夏休みの手触りがよみがえってきてなんか随分年ったなと思う。 そんで、こういうこと思い出すと決まって帰りたいなあってばっかり思ってたんだけどさ、なんか今日は、そうじゃなくてなんてんだろ、戻れないけどまあここにもあるじゃんて感慨がやってきた。なんかいい気分なんだ。うまく伝わんないと思うけどちょっと誰かに言いたかったんでここに書いとく。

    夏休みだねえ
  • 祖父と競馬と私

    祖父が亡くなってから今年で3年が経った。 晩年の祖父は病院で寝たきりだったが、元気だった頃(亡くなる時から4〜5年ぐらい前か)は、専ら競馬と駅伝のTV観戦が趣味だった。 特に競馬が好きで、自分の物心ついた頃から、祖父の机には競馬のマークシートが積み上げてあり、1日競馬新聞を見てボールペンで新聞に書き込んだり、マークしていた。それを見ながら小さい自分は白紙のマークシートに絵を描いて遊んだり、マネして適当にマークしてみたり、よくわからない競馬を一緒に見ていた。 そしてしばらくすると祖父は「散歩に行く」とだけ言って出かけて、近くの場外馬券売り場で馬券を買って帰ってくるのだった。 祖父が買う馬券は子供の自分は見てもいつもよくわからなかった。 単勝だとかワイドだとかボックスだとかながしだとか書いてあったが、いつもだいたい右下に「100円」としか書いていなかった。(もしかしたら最低額が300円の馬券と

    祖父と競馬と私
  • 旅行して分かったこと

    俺のようなコミュ障が一人で遠方に赴いて散策し、 景勝地の風景写真を撮り(人に撮影を頼む勇気すらない)、 店員との事務的な会話を二・三回こなす一日を過ごし、 ホテルで一人眠りにつく生活を送ったところで、 何の意味もないのだと気がついた。 高い金を払って、泊り込みで遠方にウォーキングに行っているようなものだった。 自宅近くの公園を徘徊しているのと違いはなく、ただ金を捨てただけであった。

  • 道に迷ってみたい。

    自分が住んでる街で、道に迷うなんてことがなくなったのはいつくらいからだっただろうか。もうすぐ30なんだけど。 目をつむってても帰れる、とまでは言わないけど、どんなに適当に道を歩いても、どうやったら帰れるかは大体見当がつく。いや、ついてしまう、と言った方がいいのかもしれない。 小さい頃、道に迷った時のあの、もう帰れないかもしれない、このままどこへもたどりつけないかもしれないという、頼りなくて心細くて怖いようなさみしいような、そういう気持ち。 あれにはもう出会えないのかもしれない、と思うと少し寂しくなる。世界は光の速さで膨張しているのに、自分の分だけ狭くなった。ただそれだけなのに。 こんな気持ちになったのは、たぶんイヤホンから流れる赤黄色の金木犀のせいなんだろう。遠くで陽炎が揺れている。 (追記) こんなに反応あると思ってませんでした。とりあえず、赤黄色の金木犀と陽炎混ぜてすみません。だってラ

    道に迷ってみたい。
    whalebone
    whalebone 2015/10/12
    自転車おすすめ
  • 花火を見て泣いた

    一人で家から見る花火は、上司からのどんな叱責より心が痛む。 この花火の下ではたくさんの人たちが仲間たちと花火を見てはしゃいでいる。 かたや私は。 花火があるからって早く家に帰されるのも毎年のことだ。 家に帰ったって花火の爆音を聞きながら普通の生活を送るだけ。 「花火を見てみんな楽しみましょう」 この流れに私は乗っかることができない。 社会から取り残されている。 花火なんて無縁の、そんじょそこらの土地に生まれたかった。

    花火を見て泣いた
  • 精神科慢性期病棟で働いて一年経った(長文)

    昨今では忌み嫌われる長文で、たいして面白くもない内容なので誰も読まないだろうが、それでいい。 軽く自己紹介。精神科病棟で働きはじめて一年になろうとしている。看護助手の契約社員。今年で21歳になった。 一浪して合格した、世間的には難関と認識されている、都内の有名私立大学()を半年で退学して、今の職場に入った。高卒資格なしで将来っていけるか不安なので、不況でもいっぱぐれないと聞く、看護師を目指そうと今は考えている。それ以前はコンビニのアルバイトと日雇いの倉庫作業くらいしかしたことがなかった。退学した理由はくだらない。授業に出席せず、単位取得における必須出席率(三分の二)に満たなかったので、留年がほぼ確定していたからである。受験当初から志望校などなく、勉強もさほどせず、たまたま合格した大学にとりあえず入ったという塩梅で、絶対に卒業しなければならないという意志もなかった。中流家庭で経済的には比

    精神科慢性期病棟で働いて一年経った(長文)
    whalebone
    whalebone 2014/09/26
    『閉鎖的な環境で長年生きていれば、自分で虚構の世界をつくりあげてそれにすがって生きていくしかないのではないか』
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