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田中正造とbookに関するwhaleboneのブックマーク (4)

  • 『田中正造と足尾鉱毒事件を歩く』 | 散歩の変人

    『田中正造と足尾鉱毒事件を歩く』(布川了 随想舎)読了。先日、足尾鉱毒事件の史跡をめぐって佐野周辺と足尾を歩き回ってきたのですが、その際にたいへん重宝したガイドブックです。まず史跡めぐりの心構えとして銘肝したい一文が「あとがき」にありましたので、紹介します。正造は、見学者の眼と心を次のように分類した。 以上の毒野も、ウカト見レバ普通の原野ナリ。涙ダヲ以テ見レバ地獄ノ餓鬼ノミ。気力ヲ以テ見レバ竹槍、臆病ヲ以テ見レバ疾病ノミ。 これは、死を覚悟して直訴しようとする三日前に、甥の原田定助に書き送った書簡の一節である。このガイドブックを手に歩かれる際、心していただければ、より真実が見えてくると思い、引用しておく。(p.134) 軽忽と臆病を排し、涙と気力をもって史跡と向き合う。しかと肝に銘じました。 書は、足尾鉱毒事件および田中正造に関する史跡を、足尾、日光、あかがねの道、東・黒保根・大間々、渡

    『田中正造と足尾鉱毒事件を歩く』 | 散歩の変人
    whalebone
    whalebone 2015/05/07
    『以上ノ毒野モ、ウカト見レバ普通の原野ナリ。涙ヲ以テ見レバ地獄ノ餓鬼ノミ。気力ヲ以テ見レバ竹槍、臆病ヲ以テ見レバ疾病ノミ』
  • 足尾銅山鉱毒事件をめぐって 2 - heuristic ways

    牧原憲夫氏は、足尾銅山が「生産合理性、経営合理性ではきわめて優れ」た、「当時の最先端技術を導入した近代的鉱山」だったことに注意を促している。 古河市兵衛は坑内外を民間初の電話で結び、選別機械や新型溶鉱炉を導入したほか、水力発電所を建設して排水ポンプ・巻揚機を電動化し、坑口と精錬所の間に電気鉄道を敷設した。また製品輸送のために、山を越えた日光との間をロープウェイで結び、東北線を利用するルートを開発した。帝国大学卒の技術者や慶応出身の事務職も採用した。この時期、銅は生糸・茶などとともに日の主要輸出品だったが、こうした努力の結果、九一年の産銅量は八八年の三七〇〇トンから七五〇〇トンに増大し、足尾だけで全国産銅量の三九%を占めた。労働者数も八三年の九〇〇人弱から九六年には一万人を超えた。「坑夫(タタキ)六年、溶鉱夫(フキ)八年、カカアばかりが五十年」と歌われたように、労働条件は劣悪で労働者の生

  • 田中正造が言ったという、「真の文明は、山を荒らさず」の正確な文章を知りたい。 | レファレンス協同データベース

    「真の文明ハ山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さゞるべし。」(ここまでが引用) (真の文明は山を荒さず、川を荒さず、村を破らず、人を殺さざるべし。) 田中正造が1912(明治45)年6月17日の日記に書いた言葉で、次の資料に記載されています。 ・『田中正造全集 第13巻 日記』 田中正造全集編纂委員会/編 岩波書店 1977 p.260 なお、上記資料の解題(p.547-558)によれば、この日記が書かれた当時は田中正造の最晩年。 治水問題へ熱心に取り組み、旧谷中村の遊水地化反対運動に関わっていた時期だったとのことです。 (谷中村は栃木県下都賀郡にあった村。1906(明治39)年に藤岡町へ併合。ちなみに、藤岡町は2010年に栃木市へ併合) Googleマップで谷中村を検索すると、「渡良瀬遊水地谷中村跡」という場所がありましたので、参考までにURLを記します。 http://goo.

    田中正造が言ったという、「真の文明は、山を荒らさず」の正確な文章を知りたい。 | レファレンス協同データベース
    whalebone
    whalebone 2012/08/04
    福島県立図書館
  • 城山三郎『辛酸――田中正造と足尾鉱毒事件』 - heuristic ways

    この小説は1961年(昭和36)、今からちょうど50年前に発表されている。常盤新平氏の「解説」によると、当時は田中正造の存在はほんの一部にしか知られておらず、「公害という用語さえ、なじみのあるものではなかった」(中央公論社版の作者あとがき)らしい。 辛酸―田中正造と足尾鉱毒事件 (角川文庫 緑 310-13)作者: 城山三郎出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング発売日: 1979/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (15件) を見る  武田晴人『高度成長』によると、「深刻化する環境破壊は、五〇年代後半にはすでに熊県水俣地方の「奇病」の発生や、大気汚染、水質汚染、地盤沈下などの問題として認識されていた。しかし、これらが企業活動に伴って発生している人為的な加害に基づくものであるとの認識は薄かった」という。政府がようやく「有機水銀説を認め、水俣病

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