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東京電力は福島第一原発で溶け落ちた核燃料、いわゆる「燃料デブリ」について2021年から取り出し開始を目指すとしていましたが、事実上、断念しました。 原子力規制委員会の会合のなかで、東電は燃料デブリの取り出しについて新たに格納容器に穴を開けたりはせず、小型ロボットを投入して小石や砂状の燃料デブリを採取することを明らかにしました。 東京電力:「まず、サンプリングと変わらないじゃないかということにつきましては、開口部を作らないで取り出すということになると、形としてはサンプリングと変わらないということだと思います」 東電と経済産業省は2021年から格納容器の側面に穴を開け、大型のロボットを使って燃料デブリを取り出す計画を示してきましたが、事実上の断念となります。
官邸や東電本店の要請に従わず、海水注水を強行した吉田昌郎福島第一原発所長。日本中が喝采を送った「海水注入騒動」だが、事故から5年半経って原子炉にほとんど水が入っていなかったことが判明した。 『福島第一原発 1号機冷却 失敗の本質』は、6年間にわたる1000人以上の関係者取材と約428時間に及ぶ東電テレビ会議のAI解析によって浮かび上がった数々の「1号機冷却失敗」の謎に迫った調査報道の力作だ。本書から一足先に「届かなかった海水注水」をめぐる衝撃の事実を特別公開する。 ほとんど注水はされてなかった 2016年9月7日。福岡県久留米市内のホテルはどこも珍しく満室だった。 春と秋、年に2回行われる日本原子力学会の大会に参加するため、全国から原子力関係者が、久留米市に集まっていた。 学会では、原子力安全や放射性廃棄物処理、高速炉などの次世代炉開発、核燃料など様々な分野の専門家が研究成果を発表する。そ
福島第一原子力発電所に行ってきました(C1面:旅行・出張, 初稿2007.1.19, 事故(2011.3.11)に関した前置きを追加) (2011.3.25訂補) 本稿を書いたときには,予想もしなかった福島第一原子力発電所の大事故が地震と津波にともなって2011.3.11に発生。福島県飯舘村の飯舘簡易水道の水道水から基準(原子力安全委員会が定めた「飲食物摂食制限に関する指標」)を超えて検出されているようです。さらに,東京都の 金町浄水場 からも「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値」を超えて検出され,測定値は福島県飯舘村とオーダーは変わらないので,原発からの距離の割には高い値と言えるだろう。ドイツの浄水場見学に行った10年前にトリチウムや放射性物質に関する基準が掲げてあった のに比べると,ちょっと,わが国の対応はドタバタ感があるが,「上水試験方法 解説編」に掲載されている放射
福島県内の空間線量率測定結果 県内7方部 環境放射能測定結果(暫定値)(第6836報)について (PDF:156KB)(令和6年11月1日) ・7地点の1時間毎の値がご覧いただけます。(15時にとりまとめ更新します。) 各地方 環境放射能測定結果(暫定値)(第5986報)について(PDF:158KB)(令和6年11月1日) ・610地点の15時の値がご覧いただけます。(毎日1回更新します。) 過去のデータはこちら(原発事故以降) 原発事故前の県内の空間放射線量(平成22年度放射線レベル調査) モニタリングポスト関連情報 ・可搬型モニタリングポスト等の測定地点の追加状況 ・測定に関するお知らせ(測定値の変動・欠測状況・測定値の訂正・機器点検情報) 〇県及び国のリアルタイム線量測定システム(空間線量率計測装置)の設置状況 リアルタイム線量測定システムの設置場所については、以
東京電力福島第1原発の廃炉作業にブラジル国籍の日系人ら7人が従事していた問題で、ブラジルの在日大使館や在東京総領事館が原発事故後、日系人向けメディアに、被ばくのリスクを伴う作業の求人広告を安易に載せないよう求めていることが分かった。同国は自国民を守る立場から、リスクをきちんと認識した上で働ける現場か懸念している。【関谷俊介】 この問題では、第1原発で2014年3~5月ごろ、日系ブラジル人らが法令の定める事前の放射線防護教育も十分に受けず、汚染水貯蔵タンクを建設する溶接作業を行っていたことが、関係者への毎日新聞の取材で判明。安全管理責任をあいまいにする違法な偽装請負の疑いがある。 在日ブラジル大使館が問題視した求人広告は、原発事故翌年の12年春、日本に居住する日系ブラジル人向けのフリーペーパー(ポルトガル語)に掲載された。作業は原発20キロ圏内のがれき処理で、日当3万円。発行人によると08年
福島県民健康調査の甲状腺検査をめぐり、検査を実施している福島県立医大は30日、これまで公表しているデータ以外にも、甲状腺がんと診断されていた子どもが存在することを認め、ホームページに公表した。OurPlanetTVの取材によると、未公表の症例には、事故当時5歳未満の子が含まれており、検討委員会の議論にも影響を与えそうだ。 公表されていなかったのは、2次検査でいったん経過観察となり、その後、甲状腺がんと診断された患者のデータ。データを取りまとめている福島県立医科大はこれまで、穿刺細胞診で悪性または悪性疑いと診断された子どもは185人(うち1人は良性と確定診断)と発表してきたが、これ以外にもがんと診断された患者がいることを認めた。 医大の田中成省広報室長は、「保険診療へ移行後に見つかった甲状腺がん患者は、あくまでも一般の保険診療なので、センターでは把握していない」と述べ、データを公表してこなか
「非常に危険な状況です。一刻も早く燃料棒を冷やすことです」――。 6年前のあの日、NHK解説委員・水野倫之さんの切実な声を聞いた視聴者は、「この人は信用できる」と思った。水野さんはいまも福島に通い続けている。 問題は何も終わっていない 震災から6年が経ち、福島への関心は日々、薄らいでいるように思えます。月日が経ったのですから、いたしかたない面もありますが、実際には原発の廃炉にしろ、復興の問題にしろ、まだ、何も終わっていませんし、解決していません。 廃炉作業は困難の連続で、今も8万人の方々が避難生活を余儀なくされています。問題は山積しているのです。それなのに大きな変化がないとなかなか注目されない。 事故がどうして起きたのか、その時、何が起こったのか、そして今、何が起こっているのか。それらを伝え続けなくてはいけない……。切り口を変えてみたり、タイミング良く解説するにはどうしたらよいのかと、悪戦
11月29日の日曜日、福島県南相馬市で「東京電力福島復興本社って何してるんですか」と題した小さな集まりがありました。原発事故で心身ともに傷ついた市民を元気づけようと、さまざまユニークな活動をしている番場さち子さん(ベテランママの会代表)が企画。番場さん自身が「復興本社が何をする会社なのか全く分からない」と感じたのをきっかけに、東京電力代表執行役副社長で福島復興本社の代表を務める石崎芳行さん(62歳)に来てもらい、東電はいま福島で何をやっているのか、原発はこの先どうなるのか、分からないことをみんなで何でも質問しちゃおうとなりました。元ラジオ福島で今はフリーの大和田新アナウンサー(60歳)が司会を務め、津波で両親と2人の子を亡くし、行方不明者捜索グループ「福興浜団」を率いる南相馬市・萱浜の上野敬幸(たかゆき)さん(42歳)が石崎さんの隣に座りました。 右から番場さち子さん、上野敬幸さん、石崎芳
東京電力の副社長が泣いていた。2月3日、東京・内幸町の本社応接室。福島の、ある被災者に話が及んだ時だった。「すみません…。上野さんの話をすると、つい込み上げてしまって」。福島復興本社代表を務める石崎芳行副社長(63)は、鼻をすすって息を整えた。「上野さん」とは、上野敬幸さん(44)のことだ。南相馬市沿岸部の萱浜(かいばま)地区で農業を営んでいる。副社長はなぜ泣いたのか。東日本大震災と原発事故から間もなく6年。加害者と被害者という立場だけでは計りきれない事情を知ろうと、人々を訪ね、福島を歩いた。(Yahoo!ニュース編集部) 石崎副社長は、上野さんに初めて会った時のことを鮮明に覚えている。震災から2年後の2013年3月。復興本社の代表として、福島に居を移して2カ月が過ぎた頃だった。「知人からぜひ会って欲しいと言われまして」。萱浜を訪ねると、自宅前に上野さんが立っていた。1階は津波で破壊されて
東京電力福島第一原子力発電所2号機では先月、事故後初めて、核燃料を納める原子炉の真下にカメラが入り、事故前にはなかった多くの堆積物が撮影されました。6年前の事故で溶け落ちた核燃料と構造物が混じった「燃料デブリ」の可能性があり、これが確認されれば、初めてその姿をとらえたことになります。一方で、廃炉作業がいかに手探りか、改めて浮き彫りになりました。今回の調査と今後の見通しについて解説します。(科学文化部 国枝拓記者) 福島第一原発の事故では、1号機から3号機で原子炉の核燃料が冷やせなくなり、高温となった核燃料が溶け落ちる炉心溶融、いわゆるメルトダウンが起きました。核燃料は内部の構造物と混じり合って 「燃料デブリ」 と呼ばれる塊になり、一部は原子炉の底を突き破って格納容器に達していると見られていますが、どこに、どのような状態であるのか、6年近くたった今も詳しくわかっていません。 この燃料デブリの
東京電力福島第一原子力発電所2号機で行われている調査で、東京電力は撮影された画像の解析から格納容器の一部で、最大で1時間当たり500シーベルト余りの放射線量が推定されることを明らかにしました。人が近づくと死に至る高い値で、東京電力は、核燃料が原子炉から溶け落ち、格納容器の内部で強い放射線を出している可能性があるとして今後、ロボットによる詳しい調査を行うことにしています。 これは人が近づくと死に至る被ばくを直ちに受ける高い値で、最大で30%程度の誤差がある可能性はあるものの、2号機の格納容器内で事故の翌年に計測された1時間当たり73シーベルトに比べても、高くなっています。 このほかに解析が行われた格納容器の入り口付近は最大で1時間当たり50シーベルト、ペデスタルの入り口付近は1時間当たり20シーベルトで、格納容器の外側への放射性物質を含むガスの漏えいはないとしています。 また、画像を処理した
政府は、原発事故による風評被害で福島県産の食品の販売不振が続いていることから、来年度予算案におよそ47億円を計上し、福島産の食品を購入した人に、ほかの商品の購入などに使えるポイントを付与する事業などを行うことにしています。 こうした状況を踏まえ、政府は、来年度福島産の食品の販売促進を目的に、首都圏の量販店やインターネットの通販サイトなどに協力を求めて、特設コーナーなどを設けてもらうとともに、福島産の食品を購入した人に、ほかの商品の購入などに使えるポイントを付与する事業を行うことにしています。 また、風評被害の払拭(ふっしょく)を目的に、福島産の食品の納品が拒否されたり、不当に安く取り引きされたりするケースがないか、流通や販売の実態調査を行うことにしています。政府は、これらの事業を行うため、来年度予算案に必要な費用としておよそ47億円を計上することにしています。
鈴木三元は、文化11年谷地村(現福島県桑折町 大字谷地字観音堂)に生まれました。 三元は、資性一徹にして幼少の頃より鋭敏明瞭 なる頭脳の持ち主であり、進取の気性に富み、 博愛で、郷土愛に燃えていたといいます。 三元は、明治初頭に既に交通機関が国民生活、 文化発展に重要かつ不可欠であると痛感し、 自走車の考製作に取り組み始めました。 明治5年制作に着手、時に三元は58歳。 多大の私財を投じ、寝食も忘れ、鋭意これに 心血を注ぎ創意工夫制作に没頭邁進する姿は、 心なき人々に狂人呼ばわりされたともいいます。 明治9年、努力は報われ、遂に自走車「大河」を 完成させました。これは、足踏み前輪二輪式の 三輪車でした。当時、この発明工夫は全く全人 未踏の快挙であり、人々は奇人と呼びました。 明治11年、2人乗り自走車の開発製作に着手。 明治12年、高辻侍従が東北巡視の際、御閲覧の 栄を賜り、これが新聞に記
東京電力福島第一原発の汚染水対策として1~4号機を「氷の壁」で囲う凍土壁について、東電は18日、凍結開始から4カ月半で、なお1%ほどが凍っていないと原子力規制委員会の検討会に報告した。地下水の流れを遮るという当初の計画は達成されておらず、規制委の外部有識者は「破綻(はたん)している」と指摘した。 東電の報告によると、3月末に凍結を始めた長さ約820メートルの区間の温度計測点のうち、8月16日時点で99%が零度以下になったが、地下水が集中している残りの部分はまだ凍っていないという。東電は、セメントなどを注入すれば凍らせられると主張した。 凍土壁の下流でくみ上げている地下水の量は、凍結開始前とほとんど変わっていない。外部有識者の橘高(きつたか)義典・首都大学東京教授は「凍土壁で地下水を遮る計画は破綻している。このまま進めるとしても、別の策を考えておく必要がある」と指摘。検討会は、上流でくみ上げ
添田孝史 @sayawudon 「1F事故で東電を恨む人は少なくないが、私は当初から「この事故は日本全体で受け止めるべき」と言ってきた。確かに、10mを超す津波が押し寄せる可能性は事故前にも指摘されていた。だが、ただちに万全の対策が取れただろうか。」 2016-08-05 20:56:04 添田孝史 @sayawudon 「想定する災害が10年に一度、100年に一度、1000年に一度、と頻度が下がるほど、対策の規模とコストは指数的に大きくなる。頻度が稀なのにコストは巨大になるわけだ。そんな想定に、ただちに応じられるだろうか。」 2016-08-05 20:56:23
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