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2011年12月28日のブックマーク (7件)

  • イースタリー『経済学者、南の貧困と闘う』

     朝日新聞書評 2003/07-09 ケーガン『ネオコンの論理』(光文社) 現在のアメリカ外交での支配的な考え方をまとめた好著。唯一の欠点は、これでも長すぎることかな。内容は簡単至極。要するにアメリカは軍事的に圧倒的に強いから戦争をする。ヨーロッパが反戦を唱えるのは、軍事力が弱くて実力行使ができないが故のひがみだ、ということ。おしまい。 特に実証的なではない。だがこの思想に依れば、アメリカのアフガン攻撃やイラク攻撃が一応は明快に説明できる。どうしてアメリカは、国際的な反感を承知で強引な手に出るのか? それは、アメリカが軍事的に強くて他の連中の反感など気にしなくていいから、という話だ。 『ネオコンの論理』という邦題は秀逸。これは現在のアメリカ上層部で支配的だとされるネオコン(新保守主義)の思想だ。ただし中身には「ネオコン」ということばは登場しないし、その説明もない。ネオコン自体の詳細な系

    whalebone
    whalebone 2011/12/28
    『科学は魔法を切り捨てたのではない。むしろ科学は魔法の直系の末裔なのだ』
  • 東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会

    報告書 概要 表紙・目次・凡例 Ⅰ はじめに  1 当委員会の設置目的  2 当委員会の構成  3 当委員会の基方針  4 当委員会の活動状況  5 当委員会の調査・検証の対象  6 中間報告の位置付け、当委員会の今後の活動予定   Ⅱ 福島原子力発電所における事故の概要  1 福島第一原子力発電所の概要  2 東北地方太平洋沖地震とそれに伴う津波の発生  3 現在判明している福島第一原発における被害の概要  4 福島第一原子力発電所事故に伴う被災状況   Ⅲ 災害発生後の組織的対応状況  1 原災法、防災基計画等に定められた災害対応  2 事故発生後の国の対応  3 事故発生後の福島県の対応  4 事故発生後の東京電力の対応  5 事故発生後のオフサイトセンターの対応   Ⅳ 東京電力福島第一原子力発電所における事故対処  1 地震発生後、津波到達までの状況及びこれに対する対処  

  • 内田樹の研究室: うなぎくん、小説を救う

    2024 1月 - janvier 2月 - février 3月 - mars 2023 1月 - janvier 2月 - février 3月 - mars 4月 - avril 5月 - mai 6月 - juin 7月 - juillet 8月 - août 9月 - septembre 10月 - octobre 11月 - novembre 12月 - décembre 2022 1月 - janvier 2月 - février 3月 - mars 4月 - avril 5月 - mai 6月 - juin 7月 - juillet 8月 - août 9月 - septembre 10月 - octobre 11月 - novembre 12月 - décembre 2021 1月 - janvier 2月 - février 3月 - mars 4月 - avril 5

  • 隠れて物理を勉強する - hiroyukikojima’s blog

    ちょっと前から隠れて物理を勉強している。使っているは、山義隆『新・物理入門』駿台文庫、である。出版社名を見ればわかる通り、これは高校生向けの参考書である。 物理を勉強したいのは、研究上の必要と個人的な興味と両方なのだが、研究上必要な部分については、ちゃんともっと専門的なで勉強しているので、このを読んでいるのは個人的な興味のためである。そもそもは、熱力学や統計力学のことをわかりたくて、畏友の物理学者・加藤岳生にいろいろ根掘り葉掘り質問していたら、彼が「小島さんの疑問に答えられる最もいいは、山さんの参考書ではないか」といったのだ。そして、「高校生向けの参考書だけれど、普通の大学生向けの物理の教科書には書いていない根源的な問いに関する説明が試みられている名著ですよ」とも付け加えてくれた。それで買ったのだ。ぼくは、拙著『算数の発想』NHKブックスや『ゼロから学ぶ線形代数』講談社などに、

    隠れて物理を勉強する - hiroyukikojima’s blog
  • 山本義隆 - Wikipedia

    義隆(やまもと よしたか、1941年(昭和16年)12月12日 - )は、日の科学史家・自然哲学者・教育者。元学生運動家。駿台予備学校物理科講師。元・東大闘争全学共闘会議代表。は装幀家の山美智代。東京大学大学院博士課程中退[1][2][3]。 来歴・人物[編集] 大阪府出身[1]。大阪市立船場中学校、大阪府立大手前高等学校を経て、1960年(昭和35年)東京大学理科一類入学、1964年 (昭和39年)東京大学理学部物理学科卒業[1]。 その後、同大学院で素粒子論を専攻、京都大学基礎物理学研究所に国内留学する[1]。秀才でならし、将来を嘱望されていたが、学生運動に没入した[4]。学生運動の後は大学を去り、大学での研究生活に戻ることはなかった。 1960年代、東大ベトナム反戦会議の活動に携わり、東大全共闘議長を務める。1969年 (昭和44年) の安田講堂事件前に警察の指名手配を受

  • 山本義隆『福島の原発事故をめぐって』: 目新しい知見はなく、洞察も独自性はない感情論 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと 作者: 山義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (35件) を見る 献してもらった。昔、「磁力と重力」の売り上げに貢献したからだと思う。 山義隆が福島の原発事故をめぐって書いたすごく短い。それが経験則にもとづかない科学理論だけを過信したもので、産業としても批判がなく、政治的に癒着してあれこれで原子力村で、うんたらかんたらで人間は原子力をコントロールすることはできない、という話。 おっしゃることはわかるが、別に目新しい話ではない。結論も、田崎さんが自分のウェブページで述べていた感想といっしょ。買って読む価値はない。資主義の危機からニューディール政策を経てマンハッタン計画から原子力推進という流れで、ここぞとばかり資主義批判につ

    山本義隆『福島の原発事故をめぐって』: 目新しい知見はなく、洞察も独自性はない感情論 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『福島の原発事故をめぐって』 - Arisanのノート

    著名な科学史家による、原発事故をめぐる省察。 福島の原発事故をめぐって―― いくつか学び考えたこと 作者: 山義隆出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/08/25メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 372回この商品を含むブログ (36件) を見る このを通読して実感したことは、「原子力」という訳語が日ではあてられている核工学や核産業というものが、いかに国家権力や、国家主権の思想と深く結びついて成立してきた、いびつな「科学」であり「産業」であるか、ということである。 書は三章からなっている。 「日における原発開発の深層底流」と題された最初の章では、この国における「原子力政策」が、そもそもの初めから一貫して、核兵器保有が可能な能力を持ちたいという支配層の意志に基づくものであったことが、詳しく述べられている。 潜在的核兵器保有国の状態を維持し続け、

    『福島の原発事故をめぐって』 - Arisanのノート