1 セイヨウタンポポはなぜ強い? -在来植物が外来種に追いやられるメカニズムを発見- 【ポイント】 ・外来種によって在来種が置き変ってしまうという現象の至近メカニズムを解明。 ・外来種問題への対策につながり、生物多様性の保全に役立つ可能性。 【概要】 名古屋大学博物館の西田佐知子准教授と大学院理学研究 科の金岡雅浩助教のグループ* は、在来の植物が外来種に追 いやられるメカニズムをタンポポで明らかにしました。 従来生育していた植物(在来植物)が他所からやってき た植物(外来植物)に追いやられるという現象は、従来の 生物多様性を変える深刻な問題として注目を集めています。 しかし、この現象がどのようなメカニズムで起こっている のかは今までわかっておらず、保全の対策を立てることが できませんでした。そのメカニズムをタンポポで明らかに したのがこの研究です。 西田准教授らは、セイヨウタンポポやその
山本義隆 『熱学思想の史的展開:熱とエントロピー(1, 2, 3)』(ちくま学芸文庫) 東京:筑摩書房,2008-2009年. [1987年に現代数学社より出版された本の文庫化(事実上の第二版).] 1987年に出された単行本が、このたび文庫版として出版された。 と言っても単に文庫になっただけではなく、いくつかの節が追加されたり新たに文献を参照したりといった変更点が随所にあり、事実上の第二版と言える内容になっている。 文庫で全三巻、計1,200頁を越える長編であり、取り上げられている文献も一次史料・二次文献ともに非常に豊富である。 これだけの文献を当たって一つの本にまとめてくる著者の力量には、毎度のことながら感心してしまう。 だがそれにもかかわらず――あるいはまさにその故に――、本書をどのように評価するべきかはなかなか難しい。 それは一つには本書全体を貫く主題が不在であるという点に、そして
理数系ネタ、パソコン、フランス語の話が中心。 量子テレポーテーションや超弦理論の理解を目指して勉強を続けています! 「熱学思想の史的展開〈2〉:山本義隆」(Kindle版) 内容(「BOOK」データベースより) カルノー28歳、わずか1篇の論文『火の動力』で、熱力学の基礎を確立した。イギリスに誕生した蒸気機関は、フランスで効率改良の理論研究が進められ、彼は熱の生む動力の絶対的な制約を見いだす。だがその理論は巨視的自然の究極の真理に触れるラディカルなもので、技術者にも物理学者にも受け入れられることなく長く埋もれる運命となる。第2巻は、熱力学草創期。熱素説の形成と崩壊、そして熱力学第1法則、エネルギー原理の確立と進む。さらに議論は熱力学第2法則とエントロピー概念の形成へとのぼりつめていく。欧米にも類書のない広がりと深さに裏づけられた、迫力ある科学史。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
朝鮮人が暴動を起こす-。事実無根のデマをもとに多くの無辜(むこ)の命が奪われた悲劇があった。1923年の関東大震災直後、横浜でも起きた朝鮮人の虐殺だ。恐慌と迫害の嵐が吹き荒れるなか、朝鮮人をかくまった大川常吉鶴見警察署長のエピソードは、美談として広く知られる。それから90年。大川署長の精神を伝えるべく奔走してきた人たちは今、何を思うのか。 鶴見で流言が広がったのは震災翌日、9月2日の朝だった。 「朝鮮人が集団で略奪、殺人、強(ごう)姦(かん)、放火を行っている。鶴見も襲撃される」「朝鮮人が井戸に毒を投入して歩いている」 信じた住民たちは、朝鮮人を探し始めた。京浜工業地帯として発展しつつあったこの地域では、朝鮮からの出稼ぎ労働者が多く暮らしていた。当時、日本の植民地の民だった朝鮮人への差別意識と迫害の裏返しとしての恐慌を背景に、虐殺は始まった。 デマをきっぱり否定し、中国人を含めた4
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