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ブックマーク / kuchem.kyoto-u.ac.jp (7)

  • 気体と液体の連続性・同一性

    A.気体と液体の連続性・同一性 気体、液体、蒸気そして流体 形が自由に変形するものを流体fluidと称します。 気体と液体は共に流体なわけですが、どうやって区別するでしょう? 簡単そうですが、明確な判断基準となるとやっかいです。 まず最初に ―― 問題の所在 ここでは、水が固体の水(氷)や液体の水(いわゆる水)、気体の水(水蒸気)という風に、同じ物質が異なる形態で存在する、その存在形態の区別を取り上げます。 気体は体積の変化する流体、液体は体積の変化しない流体。 力学的な観点から見た時、そういう定義もありえます。 しかしこの定義を適用した時、厳密に液体と呼べる物質は存在しません。通常液体と呼ばれるものは、温度や圧力の変化にともなう体積の変化量が小さい(多くの液体の温度膨張率は大気の数分の一、圧縮率は万分の一程度)だけで、けっして変化量が0というわけではないからです。 この文脈では、液体とい

  • スターリングエンジン

    4.スターリングエンジン 4-1.スターリングエンジンの動作 スターリングエンジンはカルノーが熱機関の原理についての考察を世に問うたよりさらに10年程前、1816年(特許をとった年)にイギリスのスターリング という人によって発明されました*1。 スターリングエンジンにはいろんな型がありますが、考えやすいように、図6のようなエンジンを考えてみましょう。 図6でシリンダーの先のほうは熱せられて高温(900 Kとしましょう)になっており、胴の部分は低温(300 Kとします)に保たれているとします。 この装置でもっぱら動力を生み出すのはピストンMです。 ピストン M とシリンダー、ピストン D を動かす軸 R とピストン M の間は空気がもれないように、はめあいがよくできています。 一方中に入っているピストン D はシリンダーとの間にすき間があって、ピストン D とシリンダーのすき間を自由に空気が

  • カルノーの夢

    whalebone
    whalebone 2013/08/31
    『熱が温度の高いところから低いところに“落ちてくる”と考え、熱機関(通常のエンジン)というのを、この熱の流れに仕事をさせる装置だと考えてみてはどうでしょう? 』
  • ぼくと熱力学

    whalebone
    whalebone 2013/08/31
    『「熱力学」の名前で教えられることはほとんどが、温度・熱の釣り合いを扱う「熱の静力学」 thermostatics、あるいはエネルギー変換などを扱う「熱のエネルギー学」 thermoenergetics と呼ばれてもやむをえないものです。』
  • 読み取り誤差ノート

  • 液体の化学テキスト 蒸発と沸騰

    whalebone
    whalebone 2012/07/01
    沸騰曲線の明快な解説
  • 温度と熱と仕事の話

    以下のお話は2003年9月2日、大学の技官の方々の研修の時に、熱力学に関わってお話したものです。 この技官の研修では世話人の方々がいろいろ考えられて、工学部の学生実習で行われているスターリングエンジンの製作が取り上げられました。 この研修に関わってぼくのした熱力学の入門的な話を紹介します。 なおここで紹介する話は、当初準備した資料と当日の話を整理しなおしたものなっています。

    whalebone
    whalebone 2012/07/01
    『便利さと実現されうる経済性とを正しく評価し、もっとも重要なものを単に附随的なものから区別し、もっとも容易な方法によって最良の結果が達成されるように、それらを調和させること』
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