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ブックマーク / www.city.kobe.lg.jp (4)

  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第34回 ミッドナイト・スペシャル」

    最初に黒人音楽に触れたのは二十歳になる直前、ジャズでもファンクでもソウルでもなく、第二次大戦前に吹き込まれたノイズまじりのブルースの録音だった。当時大阪梅田の丸ビルにタワー・レコードがオープンして、町の小さなCD屋しか知らなかった私はデパートのような広い売り場が珍しく、何度も自転車で一時間かけて通っては様々なジャンルの視聴コーナーをはしごして回った。そしていつしか、まだ電気楽器が採用されていない時代の、古いブルースにどっぷりとハマっていった。1995年の秋の事だ。 ブラインド・ブレイク、トミー・ジョンソン、スキップ・ジェイムス、スリーピー・ジョン・エスティス、ブラインド・ウイリー・マクテル、ビッグ・ビル・ブルーンジー。主にアコースティックギター1で演奏されるそれらの音楽はギターを買って間もない私をときめかせるには充分で、彼らのスタイルを模倣しようと毎日必死に練習をした。こつこつと集めた古

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第34回 ミッドナイト・スペシャル」
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第7回 私の東京」

    東京で暮らし始めたのは25歳の時だった。最初は物見遊山のつもりで浅草や上野の映画館に寝泊まりしていたけれど、この先どこかに行くあてもなかったので、賃貸情報誌を見て代々木の不動産屋に電話をかけ、掲載されていた中では一番安かった風呂もトイレもない四畳半の部屋を紹介してもらった。アパートのすぐ裏手にはチンチン電車(都電荒川線)が走っており、線路に沿うように八百屋や魚屋、肉屋や堂が並ぶ小さくて細長い商店街が伸びていた。歩いて数分の場所に銭湯が5軒もあった。家賃は2万3000円。そこは古ぼけたアパートがたくさんある町だった。東京は何でも高い所だとイメージしていたけれど敷金礼金や不動産屋への紹介料を含めて10万円もかからなかったと思う。しばらくは仕事を探す気もなかったので貯金は少しづつ減っていったが、昼間から部屋で寝転んでは酒をちびちびと飲んで、数分おきに通るチンチン電車の走る音を心地良く聞いていた

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第7回 私の東京」
  • 神戸市:ごろごろ、神戸2「第3回 なだらかな起伏を駆け上がる」

    男はつらいよシリーズの最終作である「寅次郎紅の花」を見ていると、いささか唐突とも思える流れで1995年震災の年の長田区菅原市場周辺の風景が出て来る。実際は映画冒頭で、神戸でボランティア活動をしている寅さんの姿が描かれ、ラストに再びその時お世話になった人達の所に立ち寄るという話の流れがあるので、唐突というわけでもないのだが、物語の主な舞台となる奄美群島加計呂麻島(かけろまじま)ののどかな風景や登場人物達の恋愛模様の中で、やはり最後に差し挟まれる長田区のパートだけがいきなり、フィクションからノンフィクションの世界に引き戻されるような、圧倒的な現実感で寝ぼけた頭を殴られるような「唐突さ」を感じてしまうのだ。 19歳になったばかりの私は震災が起こったその日の早朝、ニュースの速報を見て何も考えずに実家のあった東大阪市からママチャリをこいで神戸に向かった。何時間かかったか覚えていないが、武庫川を越えた

    神戸市:ごろごろ、神戸2「第3回 なだらかな起伏を駆け上がる」
  • 神戸市:神戸開港150年メモリアル「港町神戸今昔鳥瞰図 2017&1868」の発売について

    記者資料提供(平成29年2月7日) 神戸開港150年記念事業実行委員会 (事務局:みなと総局 みなと振興部 振興課 加納・出口) TEL:078-322-0237 FAX:078-322-6121 内線5424 神戸開港150年を記念して、現在、市役所1号館24階展望台ロビーにて「鳥の目線で見てみよう 今と昔の“港都”神戸」を展示しています。この度、作品の中で使用しております鳥瞰図絵師の青山大介氏が描いた「現在」(2017年)と「150年前」(1868年)の神戸港の鳥瞰図が一般販売されることとなりました。皆様ぜひ手にとってご覧ください。 1.発売日 平成29年2月7日(火曜) 2.題名 神戸開港150年メモリアル「港町神戸 今昔鳥瞰図2017&1868」 3.作者 鳥瞰図絵師 青山 大介 4.発行 株式会社 くとうてん 5.販売について 書店等、取扱店の店頭販売のほか、株式会社くとうてんの

    神戸市:神戸開港150年メモリアル「港町神戸今昔鳥瞰図 2017&1868」の発売について
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