半藤さんの著書を読む経験によって、歴史を知り、当時のことを想像してみることの面白さに開眼した読者も多いのではないでしょうか? まずは、半藤さんご自身の「戦争体験と終戦直後の思い出」についてお聞きしました。 半藤一利(はんどう・かずとし) 作家・昭和史研究家。1930年東京向島生まれ。東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、取締役を経て作家。著書に『漱石先生ぞな、もし』『日本のいちばん長い日』、『ノモンハンの夏』(以上文藝春秋)、『昭和史1926-1945』『昭和史 戦後篇1945-1989』(以上平凡社)、『日本国憲法の二〇〇日』(プレジデント社)など多数。 終戦の日、俺の人生これで終わりか。 なんだかバカバカしいなと思った 編集部 1945年、日本が戦争に負けた年、半藤さんはたしか15歳でいらっしゃいましたね。そのときは、どちらにおられたんですか? 半藤 新潟