対談シリーズ第10回は、スマートワークス(株)代表でスーパーサーチャーの酒井美里さんです。 特許検索競技大会の第1回で優勝されて、特許調査のスペシャリストとして有名になりましたが、その前から独立し、様々な形での調査や講演をされています。 独立のきっかけや最近の業務、特許調査のコツなどについて、お話を伺いました。 これまでのキャリア 企業特許室⇒独立 安高:酒井さん、よろしくお願いします。私も前職、前々職と特許調査にも深く関わる仕事だったので、酒井さんのご活躍は以前から注目していました。企業の中での特許調査担当から、独立起業されたきっかけなどに非常に興味があるのですが、まずはこれまでの大まかなキャリアについて教えてください。 酒井:もともとはセイコーエプソンに勤務していて、新卒の時から知財として入社しました。当時は知財という名前ではなくて、特許室という配属ですね。 安高:知財を希望されていた