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ブックマーク / acetaminophen.hatenablog.com (18)

  • コミュニティ版 pLaTeX / upLaTeX 2017/05/05 版の解説 (1) - Acetaminophen’s diary

    先日、コミュニティ版 pLaTeX と upLaTeX を更新しました。TeX Live 2017 のリリース時に標準でインストールされるバージョンはこの 2017/05/05 版となります。家 LaTeX も最近アップデートされましたので、platex や uplatex コマンド起動直後のバナーは以下のように表示されます。 pLaTeX の場合: pLaTeX2e <2017/05/05> (based on LaTeX2e <2017-04-15>) upLaTeX の場合: pLaTeX2e <2017/05/05u01> (based on LaTeX2e <2017-04-15>) 今回は半年ぶりのアップデートで、かなり多くの修正・改良を加えてあります。記事では、この修正点について解説します。 1. 標準クラスファイルの修正 かなり多いのですが、大きな改善点は「jbook

    コミュニティ版 pLaTeX / upLaTeX 2017/05/05 版の解説 (1) - Acetaminophen’s diary
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    what_alnk 2017/06/02
  • 新しい pLaTeX の話:非公式リリースノート 2016 年版 (1) - Acetaminophen’s diary

    TeX Live 2016 には「日TeX 開発コミュニティ」によってカスタマイズされた新しい pLaTeX がインストールされます。W32TeX では 2016/05/02 以降は新しい pLaTeX が配布されていますし、TeX Live 2016 pretest をインストールした方も 2016/05/10 以降は新しい pLaTeX を持っていることになります。従来のものと何が変わったのか、ここで実際の画像を見ていただきながら説明していこうと思います。 あくまでこのブログは「日TeX 開発コミュニティによる公式見解」ではなく、その中の一個人が独断と偏見を交えつつ(?)説明しようという試みであり、それ以上の意味を持たないことをことわっておきます。公式な告知は TeX Forum に出してあります。 変更点の超ダイジェスト(兼・目次) 詳しく説明する前に、ダイジェストで画像

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  • TeX Live 2016 の新しい LuaTeX あれこれ - Acetaminophen’s diary

    【最終更新 2016/06/11 16:28】luatex85 パッケージの注意点として挙げていた件について “失敗する実例” の情報をいただいたので追記、冒頭の LuaTeX に対する意見を追加。 【記事公開 2016/04/23 14:19】W32TeX の LuaTeX が新しいものに置き換わったようなので、ひとまず公開します。まだ対処法は流動的ですが、現時点で有効そうなものを書いてあります。 久々の更新。今回は、既にあちこちで噂されているように相当新しくなった LuaTeX について説明します。まず LuaTeX の変更点を概説してから(ここまでは“カジュアルな LaTeX ユーザ”は難しければ読み飛ばしてもよいです)、次に LuaLaTeX を使ううえでつまずきそうな点の対処法をいくつか紹介します。 説明に入る前に:LuaTeX はいいぞ? 巷では「LuaTeX はいいぞ」という

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    what_alnk 2016/04/24
  • 単位展に行ってきた - Acetaminophen’s diary

    今日、おもしろいとうわさの「単位展」に行ってきた。 企画展「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?」 会期:2015年2月20日(金) - 2015年5月31日(日) 休館日:火曜日(5月5日は開館) 開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで) 主催:21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団 後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会 単位展では「空気、水、モノ、光、音、自然環境――そのままでは捉えにくい世界に一定の基準を設けることによって比較や共有を可能にした知恵と思考の道具」である単位に目を向ける。日常生活で使う単位や身近にあるデザインを単位という視点から眺め、体験するという試みが貫かれている。 単位で遊ぶと世界は楽しくなる。単位を知るとデザインはもっと面白くなる。 単位というフィルターを通して、私たちが普段何気なく過ごして

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    what_alnk 2015/04/01
  • TeX のフォントの文字一覧表:testfont - Acetaminophen’s diary

    昨日の記事で、CountriesOfEurope というフォントを紹介した。しかし、実際にフォントであるということがにわかには信じがたい。そこで、TeX で「あるフォントに含まれる文字の一覧表」を作成して、証明してみる。ただし、そもそもフォントの一覧表を作ったことがないユーザも多い気がするので、一般論としての作り方から説明する。手元では TeX Live 2014 と W32TeX で実行できた。下は Dingbats の一覧表*1。 testfont による一覧表作成 実は、既に TeX Wiki に記述がある。そこには tex testfont なるコマンドを使う、と書かれている。さて、これは何なのか? 答えは簡単で、tex (plain TeX) で testfont.tex というファイルをタイプセットしているだけである。最近の TeX ディストリビューションなら texmf-di

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  • ヨーロッパの地図をフォントとして出力:CountriesOfEurope - Acetaminophen’s diary

    【追記:2019-01-05】この記事を書いてから数年経ちました。つい先日 2018-12-29 に TeX Live に収録された新しいバージョンでは パッケージ名が CountriesOfEurope.sty → CountriesofEurope.sty に変更 ファミリ名も \CountriesOfEuropeFamily → CountriesofEuropeFamily に変更 scaled=数値 というオプションが Scale=数値 に変更 という非互換な変化が起こっています。記事の内容のまま実行してエラーが出た場合は,適宜読み替えてください。(例えば \usepackage{CountriesOfEurope} では「ファイルが見つからない」というエラーが出る場合がありますので,この場合は \usepackage{CountriesofEurope} に書き換えてください。

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  • タンパク精製と特殊組版の「牛耕式」 - Acetaminophen’s diary

    タイトルからはどんな記事なのか想像がつかないはずなので、まずはタンパク質の例を一つ。見覚えのある方もいるだろう。 この図を見て何のタンパク質かすぐに分かったとすれば、おそらく当に「分子モーター」に関連する研究分野の方であろう。発表スライド自体に見覚えのある方は、確実にアレの参加者のはず。もちろん右の画像は ATP 合成・加水分解酵素であり、非常に簡単な補足説明は以前の記事参照。 さて、今日はブログを始めて以来初めて、僕が所属している研究室での卒論研究が関係してくる。とはいっても、研究内容そのものをこの場で述べることはできないので、一般論としての 生化学的分析に頻出の「タンパク質精製」 について簡単に紹介しようという目的である。なぜ組版? というのはすべて僕のこのツイートに集約される: そして明日は「牛耕式HPLC」でタンパク質精製だ! — Acetaminophen (@aminophe

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    what_alnk 2015/01/23
  • あけましておめでとうございます! - Acetaminophen’s diary

    さあ、2015年になった。今年は「国際光年」だ。 国際光年とは | IYL2015-JAPAN International Year of Light - Home 2015年は国際光年! というわけで、現在上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」にも一層多くの方が訪れることだろう! 以前僕のブログで3回にわたり特集した記事もどうぞ。 「ヒカリ展」に行ってきた(1), (2), (3) さて、先ほどツイートした「化学フォント」について。 やっと自作chemobabelを使って @yuzururururu の化学フォントを書いてみました。ChemSketchでMDL Molfile (.mol)を作成し、LaTeX文書に取り込んだものをPNG化。 pic.twitter.com/bApkXJ9zP3 — Acetaminophen (@aminophen) 2015, 1月 1 元ネタは僕

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  • 「ヒカリ展」に行ってきた(2) - Acetaminophen’s diary

    前回の続き。国立科学博物館「ヒカリ展」の補足として、今回は化学的側面から。 光と色の関係性 モノの色にはいくつかの原理がある。大きく分けて自ら光る発光と、他からの光を受けて一部を吸収し残りを反射するものがある。 黒体放射:高温のものが出す光 (画像は国立科学博物館-宇宙の質問箱-恒星編より) 溶鉱炉の鉄が赤く見える現象、太陽や夜空の星、白熱灯や古くはたき火などもこの黒体放射(黒体輻射)に基づく。温度が低いときは赤外線やもっと波長の長い光*1しか出さないが、温度が高くなるにつれてより高いエネルギーを持つ可視光を発するようになり、赤から黄色、白、青白へと変わっていく。太陽が黄色く、夜空で一番明るいシリウス(おおいぬ座)が青白く見えるのは、この黒体放射によるものである。黒体放射を逆に利用して高温の物体の温度を知ることも可能で、加熱された鉄の温度を測定したり、恒星の表面温度を算出したりする際にも役

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    what_alnk 2014/11/27
  • PDF の作り方:pdftk の活用 - Acetaminophen’s diary

    さてさて、早速 TeX ユーザの集い 2014 の資料作成時に使用したテクニック紹介第1弾。 今回は資料作成の最終段階という肝心な部分で活躍した pdftk の紹介。 pdftk とは? TeX Wiki に記述がほとんどなかったので pdftk のページを作成し、説明を書き加えた。それはさておき、以前このブログで一瞬触れたことに気づいただろうか? 僕の知る範囲では 「TeXは、PDFをより大きな文書に安全に取り込むことを可能にする、おそらく唯一のプログラムである」 もちろん、「ある PDF ファイルの何ページ目と何ページ目の間に1ページだけ他の PDF ファイルを挟みたい」とか、「この PDF ファイルの末尾に別の PDF ファイルを結合したい」とかいう場合には(中略)、CUI ツールとして PDFtk (Win, Mac, ...) が存在するので、そちらの方が便利である(Mac 標準

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    what_alnk 2014/11/12
  • TeX2img のすゝめ:詳しい使い方 - Acetaminophen’s diary

    重要:以下の内容は古くなっています!(2014-12-14) この記事は Windows 版 1.3.1 と Mac 版 1.8.6 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 初めて TeX2img を使う方にも読んで理解していただけるように、TeX2img の使い方をまとめることにした。美文書第6版にも収録されていながら、使い方に関しては全く触れられていないというアプリケーションだが、実際には非常に高機能な画像化ソフトだと考えてよいと思う。確かにインターフェースを見れば大体使い方は分かるが、細かい点やトラブルシューティングも紹介したかったので、最初から使い方を一気にまとめてみた。参考になれば幸いである。 ライセンスや動作条件は配布サイト(Mac版)または添付ドキュメント(Windows版)を参照。また、TeX そのものの使い方(インストール方法、コマ

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    what_alnk 2014/10/22
  • 続報:TeX2img の Windows 版アップデート - Acetaminophen’s diary

    TeX2img の Windows 版が先ほど再び更新された (ver. 1.2.3)。先月約5年ぶりに阿部さんによって開発再開 (ver. 1.2.0) されて以来、すでに3度更新されたことになる。 追記:2014-10-18 より新しい Windows版1.2.5 と Mac版1.8.3 について記事を書いたので記事は既に古いが、履歴として残しておく。新しい記事へはこのページの末尾のリンクから。 以前このブログで TeX2img 開発再開を「速報」したときの記事がこちら。 速報:TeX2imgのWindows版、5年ぶりの更新 - Acetaminophen’s diary 今回は、その後の3回にわたるアップデートでの変更について解説する。 重要な変更点 【不具合の解消】 Ghostscript のアップデートで epswrite が使えないケースに対応(1.2.3 で修正) pla

    続報:TeX2img の Windows 版アップデート - Acetaminophen’s diary
  • 化学のリンク集 - Acetaminophen’s diary

    普段僕がよく訪れるサイトのリストを、ブログの場で紹介することにした。 僕は身分上日常的に端末を行ったり来たり(WindowsMac を合わせて4, 5台)するうえ、ブラウザも複数使い分けているため、全環境で個別にブックマークするより、ブログの記事1つのブックマークだけで済めば圧倒的に都合が良い。 というわけで、化学系全員に役に立つとは限らない(むしろ個人向けに近い)が、一覧を作成する。 よくアクセスするサイト 化学全般のデータベース SciFinder ACSによる化学情報データベースサービス CAS (Chemical Abstracts Service) のオンライン版。化学物質情報・科学技術文献情報・有機化学反応情報・試薬のカタログ情報などを検索できる。研究室で試薬を発注したいときにまず使うべき。 注意:要契約(大学や企業単位で契約している場合が多く、大学に所属していればアカデ

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    what_alnk 2014/10/12
  • むねぴーさんの日めくりカレンダー成功 - Acetaminophen’s diary

    もう2014年も残すところ3ヶ月だが、フォント愛好家としてはこれを自分で試してみずにはいられない。 毎日フォントを楽しめる2014年版日めくりカレンダーを作ってみた - I’m just another TeXnician. しかし、最近試してみると、2014年10月現在の最新 TeX Live 2014 では TeX ソースをそのまま使用することができないことがわかった。というのも、フォントの種類に若干の変更があるためである。 むねぴーさんの日めくりカレンダー http://t.co/aK2Ke4Wn7z を久々にビルドしようとしたら,TeX Live 2013→2014 で Merriweather のウェイトが減っているようでビルド失敗。 — Yusuke Terada (@doraTeX) 2014, 9月 8 確かに Heavy や HeavyItalic がなくなっている模様。

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    what_alnk 2014/10/07
  • PDFのトリミングとベクター画像抽出 - Acetaminophen’s diary

    上のタイトルからは想像できないかもしれないが、今回は前回(ついさっき)予告した通り TeX2img に関する記事である。 ああ、またか… しかし、ここでこのページから離れるのはまだ早い。TeX に関する(たぶん)全く新しい見方をここで導入する。TeX を全く使ったことがない方も、この記事を読めば少しは興味を持っていただけるかもしれない。 なぜ僕は TeX を使うのか:新しい見方 TeX は何も組版の専門家や TeXnician, 数学・物理系だけのものではない。僕も TeX を使ってはいるが、これには大きな理由がある。 もちろん、TeX は一般に言われているように、数式の取り扱いが得意である。それだけでも TeX を使うメリットがあるといえるので、数式を PowerPoint や Keynote といった別のツールに挿入するための TeX2img をはじめとするツールが開発されている。また

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    what_alnk 2014/09/15
  • 速報:TeX2imgのWindows版、5年ぶりの更新 - Acetaminophen’s diary

    寺田さんにより開発された「TeX ソースコードを TeX でコンパイルして画像で出力するアプリケーション」である TeX2img の Windows 版が更新された。 美文書第6版(サポートページはこちら)にも収録されているアプリケーションであるが、約5年ぶりのアップデート (Ver. 1.2.0.0) である。 追記:2014-10-18 最新版の Windows版1.2.5 と Mac版1.8.3 について記事を書いたので記事は既に古いが、履歴として残しておく。新しい記事へはこのページの末尾のリンクから。 作ったもの,書いたもの,他(阿部さんによるサイト:Windows 版を配布) TeX2img配布サイト(寺田さんによるサイト:現在は Mac 版をサポート) あれ、と思った方が多いと思うが、今回の Windows 版の開発再開は、寺田さんから阿部さん(TeXインストーラ3などのツー

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    what_alnk 2014/09/15
  • TeXにフォントを追加した件(その2) - Acetaminophen’s diary

    (前回の続き) さて、TeX のディレクトリ内にフォントファイル(OTF とか TTF とか)を直接コピーして持ってくるのはちょっとライセンス的に怪しい気がしたので、シンボリックリンクを貼ることに。(そもそも W32TeXTeX Live を取り込んでいるから IPA フォントを使えばいいじゃないかということは置いておく。) シンボリックリンクを作るための準備 Mac などの UNIX 系環境では Mac - TeX Wiki とかにあるように、mkdir コマンドと ln コマンドを sudo と一緒に使えばよい。では、Windows ではどうか。 mkdir コマンドは UNIX と同じように使える。 mkdir C:\w32tex\share\texmf-local\fonts\opentype\kozuka これで小塚のシンボリックリンクを格納するためのフォルダが生成し、cd

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    what_alnk 2014/09/15
  • TeXを使うべきか、Wordを使うべきか - Acetaminophen’s diary

    さて、僕は TeX による組版を使うことがある。一方で、Microsoft Word のようなソフトを使うこともある。でも、実際にはどういう場合にどちらを使うべきか、悩むことが多かった。 そこで、理系の有名雑誌の投稿規定を参考に、理系の中でも分野によって論文を LaTeX で書くべきか Microsoft Word で書くべきか考えてみることにした。 意外とこの手の記事はなかなか見当たらなかったので、独自に有名なジャーナルのサイトを訪問していろいろ調べてみた結果を PDF ファイルにまとめてみた。 「LaTeX or Microsoft Word? ―理系雑誌の投稿規定から―」こちら(Google):TeXorWord.pdf 実際、Journal によっては原稿を LaTeX で提出するのを推奨しているものと、逆に Word の利用を推奨しているものとがあって、僕個人の結論としては、 数

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    what_alnk 2014/09/15
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