東京・東急世田谷線の松陰神社前駅そばに店を構える山下書店世田谷店が、2023年3月に夜間・早朝の無人営業システムを導入し、24時間営業モデルの実証実験をスタートさせた。同店舗では現在、10時から19時まで有人での営業を、19時から翌10時までの間、無人での営業を行っている。 コロナ禍に始まった時短営業が現在もそのまま続く店舗も多い書店業界。そんな時代になぜ24時間営業を行うのか。山下書店を運営するスーパーブックスの村井徹平氏と、実証実験を行っているトーハンの和田隆氏に話を聞いた。 取材・文 / 宮津友徳 撮影 / ヨシダヤスシ 話を聞いたのはこの人和田隆(ワダタカシ)トーハン経営企画部マネージャー(新規事業担当)。好きなマンガは「宇宙兄弟」で、「夢があって自分の子供たちにも読ませたい。読んでいると自分の子供たちがどういうふうに成長するのか楽しみになってくる」とのこと。 村井徹平(ムライテッ