可用性管理――SLAに定められたレベルを維持する:初心者歓迎! ITIL連載講座(1/4 ページ) 可用性管理プロセスの役割 可用性管理の目的は、ビジネスの達成目標を満足するために、費用対効果が高く、継続した一定レベルの可用性を提供することである。基本的には、SLAに書かれた可用性レベルを維持し、合意したコストでそれを実現することにある。 可用性が100%、ということは絶対にありえない。また、可用性を高めようとすればするほど、その費用や工数は多大なものになる。可用性管理とは、ビジネスに必要なITサービスの可用性と、それにかけるコストとのバランスを考えながら実現していくことが重要である。 ちなみにITILでは「コスト削減」を重要視しているのではないことに注意してほしい。例えばサービスデスクやCMDBの仕組みなど、ITILを導入することによって一時的にコストが跳ね上がることもあり得る。ITIL
![可用性管理――SLAに定められたレベルを維持する](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b30c88f3d2c9fc0bea2e4242ec60559149c0e668/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F0710%2F31%2Fitil9_1.jpg)