私が勤めていた頃のワタミでは、サービス残業が当たり前の文化でした。それが多くなると、当然給料に響くようになります。さらに正社員ということで、社会保険やら厚生年金やら諸経費が引かれると、手取りがアルバイト従業員より少なくなるのです。 もちろん、アルバイト全員より下回るというわけではありませんが、週5~6日、1日8時間超が基本の主力アルバイト従業員には、ふつうに手取りで負けていました。天引きの関係上、仕方ないことかもしれませんが、店の人件費を無理に抑制させられる「ノーコン」の関係もあるので、内心は穏やかではありませんでした。(文:ナイン) ファミレスでもタイムカードを切ってから「タダ働き」 この話をいつものように、ファミレスに勤めていた友人に話すと、やはりその店でも社員にしわ寄せが行っていたそうです。 「ウチはさすがにバイトを下回ることまでなかったけど、確かに同じくらいにはなるときがあったな。