7月2日投開票の兵庫県知事選について、朝日新聞社は24、25の両日、電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。5選を目指す現職の井戸敏三氏(71)がやや先行し、コラムニストで新顔の勝谷誠彦氏(56)が激しく追う。有権者の4割が投票態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。 投票態度を明らかにした人でみると、自民、民進、公明、社民の県組織から推薦された井戸氏は自民支持層の7割、公明支持層の大半、無党派層の6割に浸透している。年代別では中高年層の支持が厚い。 政党の支援を受けていない勝谷氏は自民支持層の一部を取り込み、民進支持層や日本維新の会支持層からも一定の支持がある。ただ、無党派層の支持は3割にとどまっている。 元県労働組合総連合議長で新顔の津川知久氏(66)=共産推薦=と元同県加西市長で無所属新顔の中川暢三氏(61)はいずれも苦しい。 情勢調査と同時に実施した世論