漫画「北斗の拳」などの原作者として知られる長野県佐久市出身の漫画原作者 武論尊 ( ぶろんそん ) さん(70)が20日、「進学が困難な若者が勉学に励み、夢をかなえてほしい」と、市に4億円を寄付した。 市は寄付金をもとに給付型奨学金の基金をつくり、来年度から給付を始める方針だ。 武論尊さんは、経済的な理由で高校進学を諦めた経験があり、「70歳になる記念に地域のために何かしたい」と市に寄付を提案した。 佐久市役所で記者会見した武論尊さんは「昨年8月の中学校の同窓会で友人に相談し、今回の話につながった。皆さんに喜んでいただけたら」と話した。 市によると、奨学金は、市内に住所があるか、児童養護施設などに入所している市出身者で、大学に進学する人が対象。成績などを基準に各年度10人を選考し、1人あたり100万円を4年間給付する。
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