リコーイメージングから、待望のフルサイズ一眼レフ「PENTAX K-1」が登場した。5軸対応のボディ内手ブレ補正や独自の可動式液晶、超解像技術リアル・レゾリューション・システムなど高機能を詰め込んだ本格モデルである。その機能と外観を見ていこう。 上下左右に滑らかに動く液晶モニターの新ギミック PENTAX K-1の実機を手にしてまず感じるのは、がっしりとしたボディの存在感だ。APS-Cサイズセンサーを採用したこれまでの「K」シリーズに比べておよそ一回り大きく、特に一眼レフの象徴であるペンタプリズム部には重厚な迫力が際立っている。 といってもフルサイズの一眼レフとして、ひときわ大きいわけではない。外形寸法は幅136.5×高さ110×奥行き85.5mm。価格が近いライバル機、ニコン「D810」やキヤノン「EOS 5D Mark III」と比べた場合、ボディの幅と高さは短く、より凝縮された形状に